GAME
試合結果
選手交代
82分
バレー→ 盛田 剛平
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73分
チョン ウヨン→ 増山 朝陽
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89分
渡邉 千真→ 奥井 諒
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89分
高橋 峻希→ 田代 容輔
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警告・退場
73分
増山 朝陽 |
スターティングメンバー
GK 21
河田 晃兵 |
GK 22
山本 海人 |
DF 41
土屋 征夫 |
DF 6
高橋 峻希 |
DF 4
山本 英臣 |
DF 5
岩波 拓也 |
DF 17
津田 琢磨 |
DF 16
チョン ウヨン |
MF 8
新井 涼平 |
DF 8
高橋 祥平 |
MF 6
マルキーニョス パラナ |
DF 3
相馬 崇人 |
MF 18
下田 北斗 |
MF 19
渡邉 千真 |
MF 27
阿部 翔平 |
MF 24
三原 雅俊 |
FW 23
稲垣 祥 |
MF 10
森岡 亮太 |
FW 15
伊東 純也 |
MF 9
石津 大介 |
FW 10
バレー |
FW 11
レアンドロ |
サブメンバー
GK 1
荻 晃太 |
GK 30
徳重 健太 |
DF 16
松橋 優 |
DF 4
北本 久仁衛 |
MF 24
松本 大輝 |
DF 25
奥井 諒 |
MF 30
保坂 一成 |
DF 34
ブエノ |
FW 9
阿部 拓馬 |
MF 20
増山 朝陽 |
FW 14
堀米 勇輝 |
MF 32
前田 凌佑 |
FW 19
盛田 剛平 |
FW 29
田代 容輔 |
監督
佐久間 悟 | ネルシーニョ |
試合総評
明治安田生命J1リーグ 2nd 第8節 『 甲府 1-0 神戸 』
前節の横浜FM戦で2連敗を喫した甲府。堅守速攻の堅守は崩されてないにもかかわらず所謂格上のチームに先制点を献上しての連敗だった。
課題は、4試合で僅か1得点(前節終了時点)の得点力。バレー選手を中心とした攻撃陣の奮起を期待したい。得点を挙げるには決定機をひとつでも多く作り出すこと。
そのためには攻撃陣だけではなく『堅守速攻』の旗のもと、選手一人一人の献身的プレーによるチーム全体の攻守が求められる。
今節の対戦相手は、神戸。前節で先に連敗を脱した神戸。今季は連勝と連敗といった好不調のハッキリした分かりやすい波のあるチーム。
神戸は佐久間監督の分析では、それほど明確な特徴の戦術を展開するチームではない印象とのこと。どちらかと言えば、得点力のある外国人FW選手による前線からの圧力で得点を挙げるプレースタイルだ。
甲府のメンバーは、なんと言ってもチームの精神的支柱であり堅守の要であるキャプテン山本英臣選手の5試合ぶりの復帰だ。佐久間監督からもチームメイトからも復帰を切望されていただけに堅守の要として躍動を期待したい。
攻撃陣は、バレー選手をワントップに稲垣選手&伊東選手のツーシャドウで得点を狙う。守備陣は、山本選手を中心にしたベテラン勢による3バックで神戸の攻撃を封じ込める。
神戸のメンバーは、前節で連敗を止めたメンバーとほぼ同じ。要注意はやはりFWレアンドロ選手。また神戸はFWとDFのライン間が空いても前に圧力をかけて攻撃を展開してくるため、ボールを簡単に奪われないようにしたい。
連敗を止め勝ち点3を目指し、ホーム山梨中銀スタジアムで試合は始まった。
■ピックアップシーン
▼前半4分
甲府のカウンター。左サイドを駆け上がった伊東選手が切れ込み、シュートを放つ!!しかし、神戸DFに弾かれる。セカンドボールを下田選手が拾い、クロスを上げる!!しかし、逆サイドの新井選手には通らない。
▼前半9分
神戸の攻撃。ペナルティエリア手前、石津選手がクロスを供給。森岡選手が頭で競るも僅かに合わない。
▼前半14分
バレー選手が倒されFKを獲得。キッカー阿部翔平選手が直接ゴールを狙うも、ボールはゴール右に外れていく。
▼前半33分
伊東選手が囲まれながらもドリブルで突破し、右足を振り抜きシュートを放つ!!しかし、ボールはゴール左へ外れる。
▼前半36分
神戸が左サイドでFKを獲得。キッカーのチョン ウヨン選手がファーサイドにクロスを供給。高橋選手が頭で合わせるも、GK河田選手がセーブ!!
▼前半38分
稲垣選手がドリブルで持ち上がり、バレー選手にパス!!反転してバレー選手が右足でシュートを放つ・・・・・。
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試合終了後 監督記者会見
「ずっとなかなか点も取ることが出来ず、内容としては悲観するべきものではなかったかなと思っていますけれども、結果が出ない試合が続いていた中で今日は自分たちがやり続けてきたことの原点にもう一度立ち返る。バレーをうまく活用しながらビルドアップをうまく工夫しながらというようなところで試合に臨みました。
神戸さんが基本的には私たちとマッチアップするような、3-4-3、あるいは5-4-1のようなシステムで来るのかなと準備していましたけれども、4-2-3-1と4バックでうちのバイタルエリアのところに3人が修正をするという感じだったので、3-4-3でも4-2-3-1でもそれほどやろうとしているところは変わらなかったのかなと思います。その中で我々はコンパクトなゾーンを形成してバレーにも守備のタスクを課してなんとか前半0-0で終えることが出来たのが大きかったのではないかなと思います。
後半の入り方も悪くなく、そしてチームの持ち味であるカウンター、これはここ数試合少し研究された感があったのですが、今日はうまく相手に脅威を与えている時間もあったのではないかと思います。0-0の時間が続いていたので、あのタイミングでバレーを代えて、阿部拓馬をどのタイミングで入れようかと考えていたのですが、前半よりはバレーの推進力が増しているのかなという状況もありましたので、結果的には残しておいて良かったかなと。
今日バレーには純也と左サイドで徹底的にクオリティ良くしなさいというところだったので、それが功を奏したのではないかなと思います。本当に最後の最後まで粘り強く頑張ってくれて、また山本選手も復帰しましたけれども、チームの成績に比例するのか少しお客さんも少なかったですが、ホームで久しぶりに勝てて、選手も勝ち点3を取ることができて、我々にとってはこの1勝が勝ち点3ということより、もう一度自信をキープし続けることができる。そういう効果があったのではないかなと思います」
Q:カウンター攻撃がうまくいった要因は?
A:今日は伊東純也が左サイドで、これまで純也はワントップの時のカウンターは強烈だったのですが、左サイドは受けて捌いて中にドリブルをしてというシーンだったので、今日は左のタッチライン際でプレーさせて強引に突破して、バレーも左サイドが得意でしょうから、バレーもそこに関わって相手の左サイドに積極的に攻撃をするということ。
それは3-4-3でも、4-2-3-1でも神戸さんは比較的ワントップ、ボランチのところは前に取りに来るのですが、バックラインはちょっと下がりたがるのかなというのがあって、そのエリアで一旦ボールが収められれば、そこからスペースにボールを転がすことが出来れば良い形になると思っていたので、その通りになって、それは効果的だったのではないかなと思います。
Q:バレーの出来については?
A:前半連続での攻撃を何回か繰り返した時に、最後にはチームが押し込まれて苦しい状態だったのですが、真ん中にいるだけでサイドになかなかいかない時間帯が少しあったんですが、ハーフタイムにもう一度修正して、みんなが人一倍守備をしてくれているのだから、取ったボールを動いて頑張ってスペースでボールを受けて仲間を助けることをしなくてはいけないのではないかという話をしました。
そういう意味では期待には応えてくれたと思いますが、昔のバレーに比べるとまだまだスプリントの回数も少ないし、前の試合も回数も8回しかない。ストライカーで8回しかないということは、それだけボールが行っていないということかもしれませんが、走るチャンスは十分あると思うんです。その回数を我々もフィジカルコーチと残り、10試合。今日が終わって9試合の中で回数を増やしていく作業をしなくてはいけないと思っていました。今日が駄目だったら正直言って一旦外して1ヶ月間徹底的に鍛えて最後の5試合でトップパフォーマンスにしていくプランも考えていたのですが、また彼とはそういう話もしていきたいと思います。
Q:山本選手が久しぶりに復帰したが、その影響はあったか?
A:私たちのやり方は5-4-1。守備のオーガニゼーションを構築する。しかし、サッカーというのはボールにプレッシャーがかかっているかかからないか、相手の選手たちもゾーンに正しいタイミングで正しいところに動いて、ボールを受けることをしようとしますから、そこを予測して、そこをつぶしていく。
これは決してシステムだけではなくて、精度設計をしたら運用の中でいろいろな事を解決していく。これは有能な官僚の方やサラリーマンの皆さんはそういうことが出来ると思うんですよね。そういう柔軟性ですね、そういうことをする経験値というか勇気というか、それは非常に今日も見受けられたのではないかなと思っていますし、そこは山本選手が入ったことの一番のメリットかなと思っています。