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監督コメント

2021明治安田生命J2リーグ 第30節 大宮アルディージャ戦

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

・守備は相手DFから対角線に入るロングボールに気を付け、しっかりスライドすること。

・攻撃はもう少し背後にランニングしよう。そして、全体を押し上げていくこと。

・積極的にシュートを打つ姿勢を大切にしよう。

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

 足元の悪い中、ファン・サポーターの皆様にご来場いただき、ホームの良い雰囲気の中で大宮アルディージャに勝てたことを嬉しく思いますし、ありがとうございました。
 ボールを動かす上手いチームに対して、「しっかりプレッシャーをかけること」「プレッシャーを掛けながらも裏へのボールをしっかりケアする」ということを意識し、「ライン間にボールを入れていきたい」ということがあったので、そこのところをケアすることと、あとはワイドに立っている黒川選手や佐相選手にそこの幅を使われることでゴールを決められることに対して、我々はスライドすることでウイングバックが行けるようにしました。そういう対応がある程度出来ていたかなと思います。最後に危ない場面は何度かありましたけど、シュートを打たせないことやブロックに行くところなどは、前半から出来ていたのでゼロに抑えるゲームになったと思います。アタックに関しては、意図しているボールの動かし方がある程度出来ていたかなと思います。サイドハーフの背中をしっかり使いながら、そこから仕掛けていくこと、前後半ともに(長谷川)元希と(宮崎)純真がすごく良いプレーをしてくれたと思います。そこでしっかり押し込めて、高い位置でゲームをコントロール出来たことが良かったと思います。この3試合、クリーンシートを達成できたこと、守備陣が最後まで集中力を高く保った3試合でしたし、これを機に次のゲームもクリーンシートで終えられるようにしっかり戦っていきたいと思います。

Q:PKを取った場面、山田選手から縦パスが入って宮崎選手が潜るという、チームとしてやっている形が出たと思うのですが、振り返っていただけますか?
A:ボランチやウィングバックなど、後ろから差し込むボールが前節から多くなってきましたし、逆に中央のコンビネーションも試合を重ねるにつれて少しずつ良くなってきていると思います。それがあるからこそ、ワイドからの攻撃も出来てくると思います。中央の山田からのくさびのボール、リラもそれに反応し連動して(宮崎)純真が潜っていったというのは今までやってきた形でした。それでPKを奪えたこと、おそらく抜けていても(宮崎)純真のゴールになっていた感じはありましたが、そういう意味ではラインをブレイクしたことと、ライン間のプレーが良かったと思います。

Q:今日はPKですが、リラ選手が3試合連続ゴール、ここ6試合で5ゴールとFWとして良い循環の中にいるかなと思うのですが、監督から見ていかがでしょうか?
A:試合に出始めてすぐ得点を取って、その後に得点を取れなかったこともありましたけど、ずっとトレーニングから真摯にやってくれたからこそ、今の得点を取っていること、すごい選手だなと思っています。トレーニングから集中力を保って、得点が取れてなくて精神的にきつい場面もあったかと思いますけど、やはり集中力を保ちながらこの6試合で5得点に辿り着けたことはすごい良かったと思います。これからストライカーとしてゴールに絡むプレーをもっとやって欲しいと思います。

Q:前の2試合が3-0で、今回が1-0とクリーンシートでも違いがある試合だったと思うのですが、いかがでしょうか?
A:群馬戦にしても京都戦にしても、良いタイミングで点が取れたこと、これがやはり3得点に繋がったと思います。前半に1点取れていることと、後半に入ってすぐに追加点が取れたこと、これが前の2試合で良かったところです。今日のゲームは集中力をすごく保って、前半から何度か惜しいシーンがありましたので、そういうのを決めていれば追加点の取れた可能性がありました。ただ、こういう勝ち方も出来るということを証明出来たと思いますので、これを積み上げて次の新潟戦に向けてしっかりやっていきたいと思います。

Q:町田戦で負けてそこから3連勝とチームの変化や監督から感じることはありますか?
A:町田戦の準備のところで、2回目のワクチン接種の影響で熱が出る選手がたくさんいました。職域接種ということで同じタイミングでやらなければならなかったことですが、クラブと話しながらやったことなので接種出来たことは良かったと思います。町田戦でコンディションが上がらなかったことを言い訳には出来ませんけど、その後京都戦からコンディションを整えてアグレッシブに戦えたこと、要因としてコンディションもありますけど、ディフェンスラインの設定を今よりも7メートル程アップしたこと、そこから前線への守備がはまったこと、これらが要因かなと思います。

Q:連勝出来ていることが自信になっていると感じますか?
A:京都戦でラインをコントロールしながら昇格争いをしている上位相手に3-0で勝ち切れたこと、これは選手にとってみれば自信になったと思いますし、これを続けて3点取ってクリーンシート、今日は守り切ってクリーンシートで終えたこと、これは自信になると思います。

Q:かつて指揮を執った大宮アルディージャに勝てたことに対して思うことはありますか?
A:指導では育成年代から携わりクラブに育てていただきました。良いクラブだと思いますし、戦う中で負けたくないという気持ちもあります。甲府に在籍してからの大宮戦は、甲府にいる元大宮の選手たちも含めて絶対負けられないという気持ちが出ていたと思います。思い入れがあるチームなので、良いゲームにしたい気持ちもあり、今日は集中した良いゲームが出来て良かったと思います。

Q:甲府の監督に就任し、大宮と6戦行いまして無敗、そのうち5試合が無失点というところで、ものすごい相性の良さを感じるのですが、大宮に良く知る選手がいることや育てた選手がいることが要因なのですか?
A:それも要因にあると思います。特にアカデミーで育った選手は13歳から18歳まで6年間見てきましたし、彼らが成長する段階でどういうプレーをしてきたかとか気持ちの部分などを、私が携わってきたので、考えやプレーの質や顔色などから、調子の良さややりたいことなどを分かっているつもりです。なので相手チームになったときの分析はこまめに甲府の選手たちに伝えています。逆に大宮のアカデミー出身の選手たちは我々が相手だとやりづらかったかなと思います。私自身も彼らとのゲームの中で、成長を見て楽しんで喜んでいることもあります。



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