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アウェイレポート

2023年08月28日

藤枝戦レポート「苦手系のポゼッションで上回る藤枝を今年のスタイル、耐えてカウンターで上回った第25節」byマツオジュン


2023年07月10日に掲載された記事です。

須藤大輔監督、養父雄仁コーチ、阿部謙作GKコーチとベンチのコーチングスタッフの3人がVF甲府OBと親近感湧く藤枝。試合前、藤枝のゴール裏サポーターがヴァンフォーレコールをしてくれたのにも驚き、嬉し恥ずかしな気持ちになり、試合後、記者会見室で会見を聞いているときにVF甲府のゴール裏サポーターがーーおそらく返礼のーー「MYFC」コールをしているのが聞こえた。Jリーグはもともとお互いに敬意を払い合える関係のクラブが多いけれど、藤枝とは凄くピュアな関係になり、いい思い出になる初見参・藤枝総合運動公園サッカー場となった。

◆ ◇ ◆

もちろん、試合に勝ったから気分よく受け入れられる面もあるけれど、試合としては前期の対戦同様に藤枝の質や勢いを感じさせられた。試合の入りは甲府ペースだったと思うが、段々と藤枝ペースに。ポゼッション力の高さを見せつけられたし、前を向いてボールを持たれて仕掛けられるとズルズル下がる場面もあった。しかし、今年はここから点が取れる。甲府も主導権を取り戻した前半の終盤にFKのチャンスを得ると、品田愛斗が無回転で蹴ったボールを相手GKがキャッチミス。ゴール前のアクシデントを狙っていた須貝英大が詰めて押し込んで先制。

◆ ◇ ◆

リードしていても厳しい展開を覚悟して迎えた後半、9分に河田晃兵の好セーブで失点を防ぐと63分にCKからピーター・ウタカがニアで決めて2−0。70分に技有りのシュートを決められて1点差になるも74分にウタカが長谷川元希からパスを受けてターンして電光石火のシュート。これがゴールの右に決まって3-1。1点差から2点差になったことでVF甲府は余裕が出て、藤枝は焦りが募る。藤枝がミスで助けてくれた場面もあり、このまま逃げ切るのもよかったが、95分に途中出場の宮崎純真が河田からのゴールキックをDFとの駆け引きで裏に流し、そのまま持ち込んで冷静に決めて4−1。ダメ押しのダメ押しを冷静に決める力を見せつけた。ボールポゼッション率や決定機の数ではもっと得点が入ってもいい藤枝を、河田を中心に守りきり、ワンチャンスを決めきった甲府。不思議に思うところもあるが、試合内容がよくなくても耐えるし、ストレスにしないで得点を狙える今年のスタイルの勝利でもあった。

以 上


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