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アウェイレポート

アウェイレポート:明治安田生命J2第1節 町田戦 by マツオジュン

2020年02月24日に掲載された記事です。
『 守備面の収穫と攻撃面の課題が見えた開幕戦 』

by マツオジュン


J2第1節全11試合中、唯一の引き分け試合で、唯一スコアが動かなかったのが町田対甲府の開幕戦。勝ちたかったけれど”変革期“であることが大前提なので無失点の守備のポジティブ面を評価して、攻撃の進化に期待して次節に進める勝点1、第1節であったと受け止めたい。

◆ ◇ ◆

立ち上がりはなかなかマイボールの時間を作れずに押し込まれたのは苦しかった。6分頃になると落ち着いてきたが、前線にボールを運べず、前線で収まらずの展開のなかでプロ3年目、開幕戦初先発となった今津佑太が最後の場面でしっかり跳ね返していた点はポジティブな面。20分にはドゥドゥが右サイドから左サイドの泉澤仁に決定的なパスを通してGKと1対1。これを決めていれば流れを引き寄せることができたが、町田のGK秋元陽太に防がれてしまった。泉澤は「シュートはファーと狙いは決めていたけれど入らなった…。そこですね。そこの技術を上げていかないといけない」と悔しさを押し殺して話してくれた。40分に泉澤がドリブルからチャンスを作りかけたが、前半は前線の選手が前向きでボールを持てる機会が少なくVF甲府のシュートは2本、0-0で終えた。

◆ ◇ ◆

後半も前半同様に攻撃面では苦しんだが、立ち上がりに押し込まれたのも前半同様。48分のFKはシュートを打たれるもGK岡西宏祐がキャッチ、51分にはゴール前で回されてヒヤリとしたが、最後の最後のところではやられなかった。探せば課題は幾つもあるけれど、ゴール前の最後のところでスライディングなどで防ぐことができていた点は良かったし、今津と大卒ルーキーの中塩大貴のCBコンビは期待に応えた。試合前は不安もあったけれど、今津の1対1の強さ、特に空中戦の強さは素晴らしかったし、Jリーグデビュー戦の中塩は落ち着いてプレーが出来ていたし、シュートブロックで無失点に貢献。中塩が得意とする攻撃面のパスは出し切れなかったけれど、十分なプレーぶり。ここからと思えるヤングセンターバックだった。

◆ ◇ ◆

ただ、64分にクロスからマソビッチがヘディングで落としたボールが藤田優人に当った場面は一瞬凍り付いた。“PKか”と覚悟したけれど…ならずで“ホッ”…。”…“で気持ちを酌んでもらうしかない…。長いシーズン中には逆のこともあり得るので、そういうことで勝敗が左右されないくらいの強さを身につけたい。

◆ ◇ ◆

終盤はジュニオール・バホスを投入して、彼の個の力に賭けた。バホス、ドゥドゥ、泉澤、松田力の前線は強力な面子となったが、バホスを入れたコンビネーションは彼のコンディションが上がっていなかったのでキャンプではやっておらず、個々の能力の高さを組織として発揮できなかった。それでも77分と80分にはFKの場面を作り、ワンチャンスを活かそうとしたがここは精度が上がらず。キャンプのときよりもチーム全体が少し重い印象だった。アディショナルタイムには85分に投入された武田将平が強烈なミドルシュートを打つが枠に決め切れなかった。そして、4分間のアディショナルタイムにスコアは動かずにタイムアップで引き分けた。

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VF甲府のシュート4本のうち、前半の泉澤の1本とこの武田の1本が決定機としては可能性が高かったが、このあたりの精度を高めて難しい展開の試合でも点が取れるようになれば強かさが出てくるはず。試合に出た選手、出られなかった選手が個々に感じている悔しさを次節のホーム初戦の群馬戦にどう繋げるかに期待したい。

以 上

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