エンブレム

監督コメント

2022明治安田生命J2リーグ 第18節 徳島ヴォルティス戦

ヴァンフォーレ甲府:吉田 達磨監督

・責任を持ってプレーすること。もっとピッチで戦え。

・やることはシンプル。プレーすることを止めるな。

・後半、お互いに厳しさを持ってプレーすること。タフなチームになろう。

徳島ヴォルティス:ダニエル ポヤトス 監督

・積極的にプレスをしよう。

・優位性を持って攻撃しよう。

・絶対勝つぞ!!

ヴァンフォーレ甲府:吉田 達磨監督

 とても悔しい試合になりました。どちらが勝ってもおかしくない栃木戦を引き分けで帰ってきて、そこから勝てるような内容で引き分けた山口・琉球戦を挟み、今日も同じように勝ちに近づいたけど、勝てなかった試合でした。もうすでに22時近くになりますがこれだけの人がこの場所にいます。にもかかわらず勝ち点を3に出来なかったこと、とても悔しいです。
 チャンスがたくさんあった試合でした。決定機、あとは決めるだけというシーンは作れたと思います。相手も去年J1にいてクオリティが高く、切り替えも早いチームです。少し押された時間帯でセットプレーが続き、コーナーキックははじきましたが、野澤のファールが不用意でした。彼がこれからセンターバックとしてやっていくには、ファールの要と不要を覚えて欲しいなと思います。しかしパフォーマンスは急激に成長を見せています。下手したら他のチームに持って行かれるのではと心配になるほどの成長を見せており、高さと強さを持った選手になりつつあるなと感じています。琉球戦もそうですけど、1つのミスがチームの流れと結果を大きく変えてしまうことを、彼自身が学んでいかなくてはいけません。そういった意味では彼の経験の為の夜であったと思いたいですし、同時にそれをチームとして跳ね返していくこともやっていかなくてはいけません。次は新しい選手がピッチに立つことになりますけど、代わった選手が良ければそのままレギュラーになっていく可能性もあります。彼にはそういうことも含めて、プロということを学んで欲しいと思います。
 ハーフタイムに選手同士で話をしていました。「押されずに出て行こう」という結束と切り替えは見事だったと思います。後半始まってからペースを渡しませんでしたし、アグレッシブにボックスに入るシーンも増えました。PKを取ったシーンは右のシャドーの鳥海が逆のボックスに入ってきてPKを取りました。果敢で積極的な相手のクオリティの速さに押された前半から、後半は自分たちがエネルギーもクオリティも速さもあるということを相手に見せることが出来たと思います。ただ、引き分けという結果は悔しいです。「次に繋げる」とか「次を頑張る」とか思うには残念過ぎる勝ち点1ですが、私だけでなく選手はもちろんファン・サポーターの皆さんがそう思われているはずなので、それを勝ち点3に変えられるように、熊本に立ち向かっていきたいと思います。

Q:前半はパライバ選手、後半はリラ選手に、あとは押し込むだけのチャンスが生まれた中で、ネットを揺らせなかったことに関していかがでしょうか?
A:彼らは本当に献身的に頑張ってくれました。パライバに関しては栃木戦と比較してもボールが納まる所にいましたし、守備のタスクも明確なものがあったので、しっかりこなしてくれていました。コンビネーションを作る所やワンタッチでボールが入ってくるところでの反応が遅れるところがありました。この辺りは改善しなければいけないなと思っていたところでの怪我だったので、残念です。軽症であれば良いなと思います。
リラに関しては琉球戦のパフォーマンスは良く、あとは得点を取るだけというパフォーマンスでした。守備の貢献も良かったですし、ターゲットになる、みんながリラに向かってプレーするというシーンも作ってくれました。ただ、ストライカーなので、点を取るという大きなタスクがあるわけですので、その点では不満足でした。後半PKで点を取りましたけど、あと2点くらい、今までよりもストライカーとしての嗅覚を利かせてポジションを取るべきでした。11分の1としての役割は格段に良くなっているので、ゴール前での違いを出すことにプライドを持ってやってもらいたいと思います。

Q:自分たちで苦しくしてしまった試合に見えたのですが、これは「若さゆえ」なのか「経験」という部分なのか、いかがでしょうか?
A:我々は若いですけど、徳島の方が平均年齢は若かったです。徳島は若いですがほとんど移籍で入ってきて、経験がある選手たちが揃っていました。しかし選手たちの能力を証明できた試合ではあったと思います。後半の勢いとエネルギー、それだけで無くクオリティが伴っていました。前半は徳島のクオリティを感じましたが、後半は我々もクオリティがあると感じさせたと思います。若いとも言っていられないですし、試合を重ねて痛い思いもしていますから、若いというのを良い意味でこれからは使えるようにしていきたいと思います。

Q:後半はどのようなメッセージを選手に送りましたか?
A:メンバーを代えたこと自体が大きなメッセージです。失点が無ければ三平も残していましたが、失点して、さらにはパライバの怪我で1回交代枠を使っていました。ハーフタイムに交代しなければ試合中の交代回数が残り2回でしたので、1枚もしくは2枚を代えなければならない状況でした。リラが入って、石川が入って、山田が前に行くというメッセージを交代で伝えました。ハーフタイムにスイッチを切り替えられた選手たちに、ポテンシャルを持っていることを感じましたし、メッセージは伝わったと思います。

Q:勝ち点1を3にするために大事になってくることは何でしょうか?
A:シンプルですが点を取ることです。ゴールチャンスが無くて逆に作られていては問題だと思いますが、チャンスは作れていて目の前まで来ています。迫っていく鋭さを増やすことが必要だと思います。綺麗な形で点を取ることもありましたけど、そうじゃなくてゴールはどんな形でも良いので、相手に当たって入っても良いですし、何でも良いのです。そこまで行く回数が今日はあったと思いますので、そこに鋭さを加えて行けば何かしらの形でゴールネットを揺らせると思いますし、そうなればまた練習通りや綺麗なゴールが出来ていくと思います。練習で突き詰めていきたいです。




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