エンブレム

監督コメント

2022明治安田生命J2リーグ 第11節 FC町田ゼルビア戦

ヴァンフォーレ甲府:吉田 達磨監督

・後半、風を考えてプレーすること。

・もう一回、スイッチを入れてエネルギーを出していこう。

・とにかく集中してゲームに入ること。

FC町田ゼルビア:ランコ ポポヴィッチ 監督

・ボール回しを早くリズム良くやろう。

・相手DFの背後を効果的に狙おう。

・シュートを意識してポジティブにプレーしよう。

ヴァンフォーレ甲府:吉田 達磨監督

 まずは頑張った選手たちを称えたいと思います。たくさんのメモリアルや別れがあって、河田の200試合と浦上の100試合のセレモニー、そしてフロントスタッフ山地渚さんの最後の試合ということで、色々な想いが交錯した中での戦いでした。選手たちのモチベーションは当然高く、今までホーム初勝利を届けられていないプレッシャーというよりは、ホームで上位を倒すというモチベーションの中でスタジアム入りしました。そして予想以上のお出迎え、バスに乗っている時から大きな太鼓の音や拍手のリズムの中でスタジアム入り出来て、それが若い選手たちの大きな力になったと思います。ファン・サポーターの皆さんに感謝しなければならないですし、ホーム初勝利を届けられて安堵しています。
 試合は、立ち上がりから両チームとも強風に苦しんだと思います。私たちの試合にしては珍しくシュート数が少なく、これも風の影響が多少はあったかなと思います。前半を無失点で終えたこと自体が久しぶりで、たくさんのプラン、交代策、色々なことが準備できるんだなと改めて思いました。後半は相手が鄭大世選手を入れてきて、よりサイドからの攻撃、クロスの精度・迫力に圧力を掛けてきましたので、ピンチもありました。しかし河田の1試合に1回は必ずやってくれるビッグセーブがあって無失点でした。そういったことを1つ1つ若いチームが乗り越えて今日のホーム初勝利に繋がったと思います。たくさんのメモリアル、良いムードを作っていただいた中で我々と彼らのフルポテンシャルをお見せ出来た試合になったと思います。これが監督として何より嬉しいことです。3連勝しましたけど、5連戦という意味では1つの山を登ったことに過ぎないので、次の東京ヴェルディ戦、水戸戦、群馬戦と歩みを止めないように1つ1つ登っていきたいと思います。また、今シーズン初めて監督会見を対面で出来て嬉しく思います。

Q:前半、危ない場面で最後踏みとどまって無失点に抑えられたことについて、どういうところに成長を感じますか?
A:例えば、最後に足を出すとか、フリーで撃たせないとか、最後の最後までもう一歩出すとか、そういうところにこだわりを感じました。ただ、ラッキーな面もありますし、そこまで運ばれているということもあります。ロジカルで無くて申し訳無いのですが、今日の試合で言えばヒヤッとしたシーンを乗り越えて失点しない雰囲気が出始めているなと感じました。本来であれば、小林も初めてのスタメンでかなり疲弊していましたし、最後の10分、相手が自分の目の前で代わる代わる動く中で疲れていました。しかし、大丈夫だろうなというか、守備のリズム、疲れているけどインターセプトは出来るとか、そういう不思議な力があるのをみて90分使うのを決断しました。そういったものがチームの中に少しづつ芽生えていると思います。これまでの試合では「あっ」と思ったらやられてしまうところでも、今は若い守備陣が乗り越えられつつあります。しかし完全に乗り越えたとは思っていませんので、しっかりトレーニングをして、勝って、反省しての繰り返しを続けていきたいと思います。

Q:後半、長谷川選手に代えて宮崎選手を入れたところについて、長谷川選手を代えた理由と宮崎選手に期待するところはどんなことでしたか?
A:我々は全員でトレーニングをしています。宮崎もトレーニングから良いパフォーマンスをしていたのが理由の1つ。スタメンでも良いのではというパフォーマンスをしていました。長谷川のパフォーマンスが悪いから交代したのでは無く、さらにもう1つギアを上げたかったのです。長谷川のままで行っていたら、それなりのゲームだったと思います。ただ、宮崎にはここ数週間、強い自信を感じていたので、躊躇なく決断しました。あとは長谷川のシュートがバーに当たったりしていたので、今日は長谷川の日では無く、宮崎の日になるかもしれないと思ったことも理由にあります。

Q:トップスコアラーを交代できる決断を、迷わずできるほどの選手層になったと思いますか?
A:とにかく、韮崎や山梨大医学部、押原でやるトレーニング全てみんながフルパワーでやっているので、そこから調子が良くて出場する、調子は良いけど周りも調子が良いから出られないということが今起きています。これは順当だと思いますし、選手には質と強度とメンタルを落とさないようにやってもらいたいと思います。

Q:2試合連続で須貝選手がゴールを決めましたけど、チームとして彼の後ろからのプレーがチームの1つのスタイルになったのかなと思いますが、いかがでしょうか?
A:まだ2試合です。須貝がゴールしたのは嬉しいことで、トレーニングでやっていたポジションだとは言え得点というのは出来過ぎですが、オーバーラップもそうですし、スピードある相手にも対応、彼の得意なところが全て出せていることは素晴らしいことです。

Q:立ち上がりの失点を全員が意識しているのが見えたのですが、監督の指示や意思統一はどういったことを選手に伝えましたか?
A:私の指示は本当にいつも大したことが無いのですが、前回の試合前に「とにかく立ち上がり」ということを珍しく言いました。いつもは「しっかりトレーニングしているし、積み上げてきたものもある。動じずに恐れず行けば大丈夫。絶対に慌てるな。」という話をするのですが、前回は「立ち上がり」を意識させました。その結果先制されてしまったので、今回はノーマルに送り出しました。今日はとにかく選手たちがピッチ内で大きな声で掛け合っていましたし、選手同士の声がかなり出ていました。彼らの想いとプライドを強く感じました。

Q:大きな1勝だと思いますけど、監督の中では長いリーグ戦の中でのどんな意味のある勝利だと思いますか?
A:今日に関して言えば、今シーズンのホームで初めて勝てた、そして2位の町田に勝てたこと、上位に行くためには上位を倒さなければならないですから、この2つが出来たことは自信に繋がりますし、次の東京ヴェルディにも恐れずに向かっていけると思います。

Q:自信という言葉もありましたけど、この3連勝は「反撃の狼煙」とみて良いでしょうか?
A:順位表は見ていないのでわかりませんが、3連勝して反撃の狼煙と捉えたり思ったりということは全く考えてなくて、1つの試合、明日のトレーニングをしっかり行うことを意識してやっていきたいと思います。




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