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監督コメント

2021明治安田生命J2リーグ 第42節 水戸ホーリーホック戦

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

・守備は球際をハードに行くこと。

・攻撃はランニングを増やし、空いたスペースを使うこと。
  特にダイアゴナルのランニングが有効。

・残り45分、みんなで勝ちに行こう!

水戸ホーリーホック:秋葉 忠宏監督

・我慢強く続けよう。

・あと45分、最後まで走ろう!

・必ず勝って締めくくろう!

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

 今日もこれだけ多くのファン・サポーターの方々に観に来ていただいて、このシーズンを終わるにあたって素晴らしい最終戦になったと思います。ただ、最後に勝って終われなかったことを申し訳無く思っています。ファンサポーターの皆様、本当にありがとうございました。
 今日のゲームに関しては、先に得点を取られて苦しい思いをしながらも追いつきました。「取り返せる力」というのをシーズン終盤になってつけてきたなと思います。また雑なプレーよりも、しっかりと切り崩して得点を奪うこと、そしてセットプレーで得点を取れたことは、チームの力が付いてきた証拠だと思うので良かったと思います。出来れば3点取って失点を0に抑える試合が良かったですけど、我々のミスもありましし、水戸の攻撃力も強かったので、最終戦にふさわしいエキサイティングなゲームになったと思います。
 これで2021シーズンは終わりますが、これからもヴァンフォーレ甲府は続きますし、選手たちももっともっと成長しなければいけないと思います。壁をもう一つ乗り越えなければいけないと思うので、2022シーズン、選手たちに成長してもらいたいなと思います。

Q:伊藤監督から見て、監督としての3年間で積み上げてきたもの、監督自身がもたらしたいと思って取り組んできたこと、監督がいなくなった後もクラブとして大切に積み上げて行ってもらいたいものはどのようなことでしょうか?
A:監督になった当初はベテランの選手に頼ったチームでした。そこから少しづつ若返りを図ってきたので、今は若い力とその選手たちの成長度がこのチームにあると思います。若さとアグレッシブなだけでJ2リーグを勝ち切れることはありませんし、技術や戦術、そういうところで頭の長けた選手たちを育てていかないといけません。さらにはゲームの中で自分のパフォーマンスを出せる能力、チームとしてのオーガナイズやタクティクスの中で活きる選手を育てていく必要があったので、3年間はそういうところに取り組みながらやってきました。今では落ち着いてプレー出来ますし、J2リーグの中でヴァンフォーレ甲府が自信を持って昇格争いを出来るチームになったと思います。若返りを図りましたが、ベテランの力を今シーズンは特に感じたシーズンでもありました。さんペー(三平)、オミ(山本)、涼平(新井)、河ちゃん(河田)、タツ(小柳)、彼らが常に前向きにチームのことを思って戦ってくれましたし、他の選手に対して声掛けをしてくれました。これが今のチームの礎になっていると思いますし、だからこそ若手もすごく成長出来たのかなと思っています。若手とベテランの融合が垣間見えるシーズンだったので、これを無くしてはいけないと思います。これからは殻を破って今度は彼らが中心となって、ベテランたちを引っ張って行くくらいのチームになっていって欲しいと思います。

Q:今日でラストマッチでしたが、試合後に選手たちとどんなことを話しましたか?
A:まずは「今年1年間お疲れ様」という労いの言葉と、勝ち点80という目標に到達したことが素晴らしかったということを話しました。ただあと1つ壁を乗り越えなければならない。その為には「個人的なスキル」と「チーム力」を上げていくことだということを話しました。壁を乗り越えて、昇格する為に一つにまとまって戦わなくてはいけないということが、この先の彼らに課せられた課題かなと思います。そして最後に、同じサッカー界どこか一緒のチームでやることもありますので、心を一つに出来るチーム作り、または今後どこかで会った時にサッカー仲間としての絆を強く繋げていきたいということを話しました。

Q:伊藤監督はチーム作りについて「薄紙を一枚一枚重ねていくようなものだ。」と常々仰っていました。最終戦を終えて、今現在積み重ねた紙がどれくらいの厚さになっているでしょうか?また、チームが今どういう状態に成長したと感じていらっしゃいますか?
A:少しずつ積み重なったと思います。3年間かけて色々なことを改善しながら、特にこの1年間は一つ一つ積み上げていくことに成長度の速さを感じました。今まではその速さは「行ったら降りてきて、また行ったら降りてきて」となって時間がかかったので、厚さは薄かったと思います。しかし若手とベテランの力が融合して、その厚みがどんどん増していったこと、ちょっとやそっとじゃ破れない紙になってきたということを感じております。最後に、私がやってきたことがサッカー界で全てでは無いと思います。ただ私がやってきたことがチームにとって良いものをもたらして、今の選手たちの成長があると確信しているので、これからどんどん伸びていくと思います。



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