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監督コメント

2021明治安田生命J2リーグ 第17節 アルビレックス新潟戦

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

・守備はセカンドボールをしっかり拾うこと。そして、もっと球際の強度を高めること。

・攻撃はボールサイドの前線で起点を作ってあげること。

・後半、全員で死に物狂いで戦おう!

アルビレックス新潟:アルベルト 監督

・守備は立ち位置を修正して対応すること。

・攻撃のプレースピードをもっと上げていこう。

・自信を持ってボールを動かし続けよう。

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

 暑い中、ファン・サポーターの皆様に最後の最後まで応援していただいて、同点に出来たことを感謝しています。ただやはり勝ち点3を取らなければならない中で、勝ち点2を失ったことを非常に申し訳なく思っています。ゲーム内容としては、プレッシャーを掛け、相手のミスを誘発し、ボールを奪って、ゴールを決めたこと。これは狙っていたことなので良かったです。失点のところは少し受けて立ってしまいました。やはり前線へのプレッシャー、ラインが上がらなかったこと、クロス対応をしっかりしなければいけないことなど反省点があります。あのような状況の中でイレギュラーなことや、相手の良いプレーが出てしまうという悔やまれる時間帯だったと思いますし、新潟さんがボールを持つ時間も長かったと思います。ミスでの2失点目、選手にも共有しましたけど、厳しい状況の中で、1つもミスを許してくれない、首位にいる新潟さんは許してくれない。そこでの気持ちの持ち方、我々のアラート感、時間の使い方をもっともっとやらなければならなかったです。最後の最後に目が覚めて、プレッシャーを掛けて、良いプレーをしつつ得点を奪えたことは選手を称えたいと思いますが、試合巧者にならなければならない中で、セカンドハーフの失点のところはやはり悔やまれる時間帯だったと思いますし、そこを逃さない新潟さんは一枚上手だったと思います。次の磐田戦、上位との戦いとなりますが、しっかりと勝ち切れるように準備して、間に天皇杯もありますが、また1つとなって戦っていきたいと思います。

Q:1失点目の場面、なかなか前を向けずに相手の攻撃を受けてしまった要因はどのように分析していますか?
A:まずは前線へのプレッシャーが掛かっていなかったこと。リラが相手の下げたボールに対してプレッシャーに行けなかったことがラインが上がらなかった理由の1つ。あとは、ボランチが牽制入れながら思い切って面を作って出ていけなかった。これらはリラだけではなく、ボランチだけではなく、チーム全体としてアグレッシブさというか、そのアラート感が欠けていたことはやはり残念だったなと思います。やろうとしている守備のところはプレッシャーを掛けられればある程度ボールを奪える時間もありました。そういう意味では守備のところは常に90分間アラートに出来ないといけない。この暑さの中で勝つというメンタルを絶対持たないといけない。後半の失点シーンのような場面では、強い気持ちを持って、リーダーシップを持って、誰かがやはりチームを盛り上げる、パワーを出させるというところも必要になってくると思います。それは私の役目でもありますし、それを今回出せなかったこと、私自身悔やまれるところでもあります。

Q:1点リードされている状況で、3人を交代で入れて明確に得点を取りに行こうというメッセージを出していたと思います。その中で追いついて勝ち点1をなんとかもぎ取ったという捉え方でも良いのではと思うのですが、いかがでしょうか?
A:追いついたことは素晴らしかったと思いますし、選手にもそれは称えました。しかしそれ以上に負けている状況を作るのが、改善すべきところ。得点を取って追いついて波に乗ることはモチベーション的に良いかもしれないですけど、しっかりと修正点を見極めないといけないと思います。良かったで終わらせてはいけない、その前までの89分間で1-2で負けている状況を作ったこと、それをしっかりと受け止めて、磐田戦に向けてやっていかないといけないと思います。

Q:京都、新潟と2戦連続引き分け、次はまた上位磐田戦ですけど、ここで勝ち点1を3に変えていくにはどういうことが求められますか?
A:まずは、先制点を取ること。これは絶対大事になってくると思います。劣勢の時間帯でそれをパワーに代えられるそういう状況を作っていく。それが選手を代えるとかオーガナイズを変えたりとか、チームとして共有していかなければならないと思います。ここぞという時に体を張って守れるチームにならないと勝ち点3を取っていけないと思います。相手が京都、新潟ということもあったかもしれないですけど、ゴールネットを揺らすためのシュートを増やしていくということも、一時期に比べて減っているので、トレーニングの中でやっていかなければならないと思います。

Q:「アラート感に欠けていたところが残念だった」と仰いました。後半30分過ぎに3人入れ、中村亮太朗選手も本間至恩選手に強くプレスを掛けていたと思います。交代した選手に対して監督の評価はいかがですか?
A:負けている時点で、彼ら3人プラス臣(山本)に対して伝えた役割は、「アグレッシブにボールを取りに行くこと」「得点を取りに行くこと」。そういう意味では亮太朗(中村)、光希(有田)、芳樹(鳥海)、そして臣(山本)はアラート感を持ちながら最後の得点を取るところにパワーを出してくれました。これはすごく評価できますし、最後の最後そこにパワーを出してくれたことは良かったと思います。だからと言って下がった選手たち、仁(泉澤)、岳人(野津田)、元希(長谷川)、山田(陸)とその4人の出来が悪かったという意味では無いです。ここで反省する点は、技術の部分、モチベーションの部分など色々あると思いますけど、首位相手にしっかりと戦ったと思います。ちょっとした隙で失点はやられましたけど、我々は全員で戦って1つになるチームなので、途中から出た選手がパワーを持ってやってくれたことは素晴らしかったと思いますし、感謝しています。

Q:2戦連続の首位チームとの対戦で「手応えが大きかったのか」「差が大きかったのか」、監督の意見を教えてください。
A:勝ち点という部分では残念な結果だったと思います。勝ち点6が取れる可能性がある中で2しか奪えなかった。しかし京都戦はしっかりと守備をしてハードワークをして0に抑えたことは評価していますし、新潟戦はボールを握るチームに対しての強度であったり、奪った後のボールを動かしながら攻撃するところなど、出来ている部分と出来ていない部分がありましたが、チームが得点を取りに行く姿勢を見せたことは良かったと思います。しかし全体的に見たら実際は納得がいかない。昇格をするにはここの失った勝ち点4が響かないよう次のゲームが大切になってきます。この2戦を最低限の評価とし、今日の新潟戦は言葉が難しいですけどモヤモヤ感が残るゲームだったと思います。

Q:磐田戦で注意すべき点はどこでしょうか?
A:磐田のチーム力、個人の能力はJ2の中では抜けていると思います。京都さんも新潟さんもそうだと思いますけど、個の能力にプラスしてチーム力、そういうところでみたら磐田は得点を決め切れる選手もいますし、ゲームをコントロールできる選手もいますし、1人で守れる選手もいますし、すごくまとまってもいます。さらには個人で剥がせたり、チームで剥がせたり出来る素晴らしいチームだと思います。その相手に我々は一体感を持って強固にグループで戦わなければならない、相手の隙をついていかなければならないと思います。



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