エンブレム

監督コメント

2021明治安田生命J2リーグ 第19節 レノファ山口FC戦

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

・守備は背後のボールに気を付けることと、クロスの対応で逆サイドに気をつけること。

・攻撃はクサビを入れた後、もっと飛び出していこう。

・後半、勝負しよう!みんなで助け合って勝とう!

レノファ山口FC:渡邉 晋監督

・高い位置でボールを奪うために、切り替えをもっと早くしよう。

・前線の動きをパスの出し手が見逃さないこと。

・もっと前向きのパワーを出して、必ずネットを揺らそう!

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

 足元の悪い中、ファンサポーターの皆様に来ていただいて、最後に追いつき勝ち点1、昇格を目指すチームとして残念な結果に終わって本当に申し訳無く思っています。出場停止2名と、前半途中から怪我を抱える選手たちがいる中で、最後まで良く戦ってくれました。前半慎重に入ったこともありますが、やられてはいけないところを守りながら前半を終えたと思います。後半に入って、セットプレーでやられてしまったところ、2点目もミドルシュートのこぼれで足が止まってしまったところ、そこはもう一回映像を見ながら、コンセプトを確認していかないといけないと思います。特にセットプレーの1失点目のところ、ポジショニングがニアでやられているので、そこをどうケアするかというところ。選手たちと振り返りたいと思います。我々の得点では、1点目の右から中央へ入れ、左サイドを余らせてクロスに入ってこれたこと、ここは素晴らしい得点でした。、2点目は仁(泉澤)が左足でニア上を狙って取れたこと、ここも素晴らしかった。ただ、最後お互いオープンになった後に、何回かビッグチャンスがあった中で、決め切れなかったのは悔やまれます。勝つ為にもう1点、あとひと踏ん張り、というところでパワーを使って前に出ていくことをやっていかなければと思います。残念ですけど、天皇杯合わせてここ5試合勝てていない。しかし次節もホームで出来るので、きっちり勝ち点3を取りに選手たちと準備していきたいなと思います。

Q:どうしても失点した後に攻撃でパワーが出るというか、失点する前からもう少し力を出せる部分もあると思うのですがいかがでしょうか?
A:取られた後はどこのチームもそこからパワーを掛けることが多いと思うので、先制点を取る為のパワーの掛け方はすごく重要になってくると思います。お互いにやられたくないところと、どこで仕留めるかというのを見ながら、相手の背中を見ながらやっている中で、失点したことでパワーが出てくるというのはどこのチームでもあること。先制点を取る為のパワーの掛け方、前半から取りに行く為のパワーがあっても良いかなと思います。まだ次節まで1週間あるので、次節は最初からプレッシャーを掛けて、自分たちの良い攻撃を出せるようにしたいと思います。

Q:選手の代えるタイミングはどういうプランで行っていますか?
A:前半の内に史(北谷)と臣(山本)が膝や足首を打撲するなどイレギュラーがありました。ただハーフタイムでいきなり2枚を代えるにはリスクがあります。またこのままゲームをやらせて良いものか、前半を失点0で抑えている中でゲームを崩して勝負して良いものかなど葛藤しました。その中で、怪我の部分にテープをすればもう少し出来るということであったので、そこに少し懸けた部分もあります。そこからはセンターバック2枚が抜ける状況のプランも立てました。しかし、代える前に失点しすぐ同点に追いついたことや、バランスも良くその後は出来ていたことなどもあり、そこのタイミングは致し方ないと思います。ただ2失点目の前のところであと一歩早く交代することが出来ていれば。そこが悔やまれます。あと5分早くアタックの選手を入れれば、流れを変えられたかなと。私の責任です。

Q:上位連戦の後で勝ち切ることが大事と仰っていましたが、今日は引き分けです。中断期間まで残り4試合ありますけど、そこの戦いについてお伺いできますか?
A:今日を含めた5試合で勝ち点15、最低勝ち点13ということは、選手にも話しています。5試合終わったときにどうなっているか、次からの残り4試合を勝つとすれば目標とした最低限の勝ち点は取れますので、1試合目を引き分けたからと言って下を向くこと無く、勝ち点を重ねていくことが大事だと思います。悲観せずに5試合終わったところで話しましょうというのが私の意見です。

Q:新井選手とメンデス選手がいなかった分、上手くいったところと難しかったところを教えてください。
A:ここ数試合負けてはいなかったので、メンバーを固定してやってきたことでメリットとデメリットがあると思います。メリットはコンビネーションが良くなることや、セットプレーのコミュニケーションが良くなるなどありました。デメリットは代わった選手たちとのコンビネーションやコミュニケーション。しかしそこを含めてチームコンセプトとしてやっているので、何不自由なく試合に入れたと思います。臣(山本)が入ること、史(北谷)が入ること、前線が少し代わることでプレッシャーの連動感、後ろが落ち着いてボールを動かせること、ここは良かったです。失点シーンのセットプレー、ミドルシュートのセカンドボールはしっかり反省しなければいけないです。落ち着いてゲームコントロールが出来ていたし、攻撃のところもあと一歩、もう少し前でプレーして欲しかったですけど、及第点かなと思います。

Q:山本選手から相手の両サイドの裏を狙うボールが何回も入っていたのと、長谷川選手が中に入ってその分関口選手がワイドに張るプレーが印象的でした。監督してはどういうプランがあって指示をしたのでしょうか?
A:まずは相手が5枚で守るのか、4枚で守るのか、そこで狙うところを変えました。4枚であればサイドバックがスライドしたワイドのところ、臣(山本)から仁(泉澤)へのパス、臣(山本)からワイドの正(関口)へのパスは狙いでした。ただ5-3-2や5-4-1で守るときもあったので、5-3-2の時は後ろの翔(荒木)や史(北谷)のところにチェンジサイドしていけば、そこがフリーになるというプランでした。途中で5-4-1になったことで、サイドハーフの背中に元希(長谷川)と亮太朗(中村)を立たせながら、そこに起点を作りセンターバックが食ってきた時にその裏へさんぺー(三平)を走らせることや、ウイングバックの裏を取りに行くこと、サイドのポイントからセンターバックの裏の深いエリアを取りに行くところなど、チームプランとして持っており、臣(山本)が逆サイドに展開していることはプランとしては良かったなと思います。ただ、ワイドに張った選手たちがオフサイドになったことはもう一回ケアしていかなければいけないと思います。

Q:継続していくことが次に繋がると感じたのですが、いかがでしょうか?
A:そうです。オーガナイズの中のストロングポイントとしてサイド攻撃があるので、そこにプラスして中央のコンビネーションやディフェンスラインの裏への抜け出しをもう少しクオリティ高く、回数多く出来るともっと良いゲームになると思います。



※選手コメントは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合情報詳細』メニュー(有料)からご覧ください。
 ご加入方法はこちらです。

関連コンテンツ

試合詳細 テキストLIVE
次戦解説 試合総評
選手コメント 監督コメント
コンテンツ一覧
モバイル会員TOPに戻る
ページトップへ