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監督コメント

2021明治安田生命J2リーグ 第3節 栃木SC戦

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

・後半の入り、環境が変化するけど、慌てずリスクをなくしてプレーすること。

・自分でもう少しスペースにボールを運んでいこう。

・シュートの回数を増やすこと。局面のバトルで負けない。
みんなで勝とう!

栃木SC:田坂 和昭監督

・後半、風向きが逆になるので気をつけていこう。

・クロス対応のプルバックに注意すること。

・中央の使い方を考えた攻撃を。

ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督

 ホーム開幕戦に5,000人を超えるファンサポーターの皆様に後押しをしていただき、勝ち点3を取れたことを嬉しく思っています。本当にありがとうございます。
 ゲームの中では栃木さんのロングボールや早い攻撃、前へのダイレクトプレーに対して、しっかりと対応しようということで、今日のゲームは「セカンドボールを奪ったチームが勝つ」ということを選手に言い聞かせながら準備してきました。その中で前半はセカンドボールを拾いながら攻撃で準備が出来たこと、サイドバックの裏を突くということ、これがすごく出来ていたと思います。相手が我々のオーガナイズに戸惑ったところがあると思うので、その辺が功を奏して前半は良いゲーム展開だったと思います。
 後半に風下となっても押し込める状況と、ロングボールに対してセカンドボールからセットプレーがしっかりと取れたこと、これは本当に素晴らしかったと思います。お互いにセットプレーから1点ずつ取りましたが、流れの中からも1点取った我々が勝利に繋がったと思います。
 準備してきたことを選手たちが素晴らしく最後まで遂行してくれたこと、最後の最後までパワープレーに反応してくれたこと、ここは1週間選手たちに言い続けてきた甲斐があったと思いますし、選手たちもすごく反応してくれて素晴らしいゲームだったと思います。次のアウェイ愛媛戦に向けてしっかりと準備をして、良い状態で戦いに向かいたいと思います。

Q:栃木戦ということで、ここ1週間はバトルの部分とセカンドボールの部分を強調していて、チームの目指す方向とは多少違う戦い方をしたと思います。こういう中でしっかりと勝ちに繋げられたところは監督としてどう受け止めていますか?
A:失点があったのでパーフェクトとは言えませんし、修正しなければならない。狙いを持って得点をしてきた栃木さんは去年から我々も苦戦していますし素晴らしいチームだと思います。我々も準備してきたバトルするところ、セカンドボールを拾うところ、相手を上回る運動量を出すところ、そういうところはある程度出せたかなと思います。最後のセットプレーや仁(泉澤)が点を取って2-0になった後のプレー、ここは反省しなければならないと思います。栃木さん相手だと2得点では危ないのでもう1点取らなければならない。最後まであきらめずに来るチームですから、その辺を我々も改善していかなければならないと思います。

Q:泉澤選手の2点目、早いタイミングで相手のサイドバックの背後を突いて、相手が跳ね返せないところに押し込んでいくという形をチームとしてやってきたと思うのですが、荒木選手がしっかりとセカンドボールを競って拾って繋いでゴールに繋がったというところは、監督はどう思われますか?
A:ある程度想定していた形だったと思います。前半から「相手のサイドのプレッシャーを掻い潜りながらサイドバックの裏を狙う」というのが前半からしっかりと出来ていたと思います。前半しっかりと点を取れていればもっと違うゲームになっていたのかなとも思います。そういう部分ではミドルシュートやゴール前での仁(泉澤)のヘディングシュート、さんぺー(三平)の抜け出しなどはすごく良く出来ていましたが、2-0になったときに受け身になってしまった。あれをやり続けていれば良かったかなと思います。準備してきたことが出来ていたので、その点に関してはすごく選手に満足しています。

Q:今シーズンの戦いは日本人で構成することも多いですが、チームとしてやるべきことを意識して出来ていることが3試合続いてきていると思うのですが、監督の目にはどう映っていますか?
A:本当に3試合とも我々のコンセプトの中でちょっと違ったエッセンスというのがあったと思います。千葉戦に比べて大宮戦の方がボールを繋げる状況が長かったですし、今回はその2試合以上に繋ぐことよりも相手のサイドバックの裏を狙うということが出来ていたと思いますし、守備のところに関しては集中力を保って全体が連動してやっていました。攻撃に関しても良いチャンスをたくさん作れていたので、そういう意味ではプラスアルファでこのクオリティともっと回数を増やすことが大事になってくると思います。

Q:ホーム初戦で勝利をサポーターの前で見せることが出来ましたが、これから先どういう戦いを見せていきたいですか?
A:この3試合で我々は変化に富んだ、いろいろなことに対して反応できる選手たちだと確信しました。様々なチームに対して様々な戦い方があると思いますけど、その中でしっかりとベースを持ちながら、ちょっとした変化を加えつつやっていきたいなと思います。

Q:今日の試合は今までとは違う戦い方、フォーメーションを変えるという戦い方をしてそこで2-1での勝利となりました。ベースがあった上で違う戦い方が出来たということは長いシーズンを見たときにこれは1つの武器・プラスアルファになると思うのですが、監督としてはどういうふうに捉えていますか?
A:仰る通りで、去年から作り上げてきたものに関してプラスアルファ出来たこと、このゲームに関しても対栃木さんということでしっかりと準備してきたことが相手にとっても嫌なことだったと思いますし、そういうところが良かったのかなと思います。分析スタッフ・選手たちの理解力が実った勝利だったと思います。

Q:ホーム開幕戦にたくさんの来場があったことについてどう思いますか?
A:嬉しい限りで我々のプレーを見て喜んでくれたり、楽しんでくれたり、そこを共有出来たりとか。勝利というものでもっともっと共有できるようにしたいですし、そこに尽きると思います。これから先、世の中の状況が変わって15,000人以上が入れるようなときに、皆様に来ていただけるよう、我々は毎日1戦1戦戦っていくしかないかなと思います。

Q:次回のホームゲーム、町田戦に向けて一言お願いします。
A:ホームでは絶対負けられない、しっかりと準備して勝ち点3を取れるように頑張っていきます。

Q:メンデス選手がゴールを決めたことに対しての評価と、ここまでセットプレーでゴールを取れていませんでしたがそのセットプレーで得点を取れたことに対しての評価はいかがでしょうか?
A:メンデスに関しては、ロングボールや空中戦に対する強さ、ここを押し出してもらいたいというのがあります。しかし千葉戦ではメンデスの背後でブワニカ選手にやられたことで彼はすごく悔しい思いをしたと思います。またセットプレーで惜しい場面も今まであったのですが取れていなかったことなど、この栃木戦に向けてすごく準備をしてくれたので今日1点取れたことによって彼もひと回り大きくなって、また次の試合でやってくれると思います。これだけロングボールがある中でメンデスがいるということはすごく心強いですし、バトルするところに関しては信用していますので、そこのところを押し出していってほしいと思います。まだまだビルドアップのところで難しいところもあるとは思いますけど、そこはトレーニングの中でやっていけばよいかなと思います。

Q:修正点もあると思いますけど、具体的に重点を置いて直したいところはどこですか?
A:まずはセカンドボールを奪った後のプレーです。しっかりとリカバリーできる事、早い攻撃に繋げられること、ここはもうちょっとやっていかないといけないと思います。あとはロングボールが多く前に強いチームということで、後ろからのビルドアップは回数は多く無かったと思いますが、相手が前線からプレッシャーに来ても剝がせるように、愛媛はそこからプレッシャーが来ますし崩しもありますので、前線からの守備とビルドアップをもう一回見つめ直して、今までやってきたことを呼び戻すということを1週間したいと思います。



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