ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟監督
ヴァンフォーレ甲府:佐久間悟監督
「この茨城の地までサポーターが来てくれて、その前で勝利を届けることができてよかった。ナビスコカップの初戦、リーグ戦とは異なった大会だが前節のリーグ戦で0-4で川崎Fに完敗して、その完敗を引きずりたくなかった。次の大宮戦を含めて、2ゲームで勢いを取り戻してリーグ第5節の浦和戦に行きたいという話を選手にしていた。
ナビスコカップにおいて我々は若手を起用するのではなく、選手間の競争とそのエネルギーを持たせるための試合と捉えている。目標は優勝だが、クラブとして最初の目標は予選突破。今日は前半の立ち上がりがよく、いい形で2点を取ることができた。予想通り、鹿島にはクリスティアーノの後ろを突かれたが、2-0で前半を終えることができた。
後半は、鹿島の持ち駒を見ればひっくり返す力があると思っていた。後半開始から15分以内の失点は避けたかったが、早い時間(60分)に失点してウチの左サイドにかなりエネルギーがある攻撃を加えられた。いろいろな点を考え、割り切って2-1になってからは2-1でこの試合を終えようと交代のカードを切っていった。カウンターの脅威を残すためにクリスティアーノを残し、最後はそれを放棄して守り切った。
今日の勝利は出場機会が少ない選手が期待に応えてくれた。鹿島は石井監督に代わってからジーコイズムを取り戻してV字回復した。前節のFC東京戦は壮絶な試合をされたと思う。その鹿島と球際の戦いで頑張ってくれた。チームの新しい刺激になったと思う。リーグ戦では連敗しているので、この勝ち点3を生かして次のホーム大宮戦も勝ちたい。」
■質疑応答
▼新加入の外国籍選手が活躍してきれいな形で2点取ったことはどういう意味がありますか?
「リーグ開幕戦の神戸戦もいいパフォーマンスを見せてくれたが、その後のリーグ戦では研究されてきていて、J1でアダプトするためにも経験が必要だったので、起用した。点を取ったことはよかったが、ウチは外国籍選手に対する依存度が高いチームなので、もっと相手に脅威を与えるような存在になってほしい。」
以 上
鹿島アントラーズ:石井 正忠監督
今日は前半の失点がすべてだった。特に1点目、寄せの甘さが本当に痛かった。平日で寒いなか、たくさんのファン・サポーターに見に来ていただいたが、本当に申し訳ないと思う。