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監督コメント

2013Jリーグ ディビジョン1 第22節 湘南ベルマーレ戦

ヴァンフォーレ甲府:城福 浩監督

「ボールを奪ったあと、カウンターとビルドアップの使い分けをハッキリ!!」
「ビルドアップのとき、工夫をしよう!!」
「クロスに対してスペースとタイミングを見て入っていこう!!」

湘南ベルマーレ:チョウ キジェ監督

「まとまって最後まで足を止めないで戦う。それが勝負の分かれ目だ。」

ヴァンフォーレ甲府:城福 浩監督

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◎城福浩監督

今日の試合は34分の1ではありますが、我々と湘南の戦いで考えると単なる試合にならないことはお互いに分かっている。

今年はナビスコとホームのリーグ戦で0-1で湘南に負けているので、この借りは返さないといけない。

同じ昇格組でありますし、ここで彼らに順位で抜かれるわけにはいかないので、強い気持ちを持って我々はできる範囲で万全の準備をして臨みました。

選手は「セーフティにやるところ」と「冒険するところ」はチャレンジしてくれたと思います。

前半のペースの中で1-1で終わる試合運びの拙さは課題ではありますが、2-1になってからの選手の集中力とか、3点目を取れればもちろん良かったが、あのまま逃げ切れたという意味では、今日の湘南を考えると切り替えの速さ、スペースの飛び出し、コンパクトさ、運動量とか、我々は勝ち点3を取れたということは自信にしていいと思うし、ほかのどこよりもプレッシャーが強かったし、そういうチームに少なくとも50%以上試合をコントロールできた。

これを自信にして次に繋げたい。アウェーに多くのサポーターが来てくれて、喜び合えた瞬間を大事にしたい。次もホームでこの瞬間を感じたい。


Q
大竹のプレーについて?

A
相手チームの選手を評論する立場にないですが、ただ、一つ言えるのは彼が入ってきて中盤でボールを受けて前を向けたときには、相変わらず左足を持っている。

そこを抑えるべく、布陣をかえて対処したことは事実。


Q
福田の1点をこじ開けた原動力は?

A
最終ラインから中盤にボールを入れられて、大竹から2回くらいきわどいボールを出された。そこを抑えるべく3ボランチにしてそこからゲームは落ち着いたと思います。

で、オープンな展開になっているので必ず我々がワイドに張っていれば相手は広がるので、最後のところでシュートを打てるスペースが必ずできる。

あのスルーパスは決められなくて良かったと思いますが、その後3ボランチにしてからゲームはある程度コントロールできたと思う。


Q
福田に期待していたことは?

A
本来はサイドバックの選手で、去年は1年間サイドバックでプレーしていた。ゲームを落ち着かせることができるキックを持っているキッカーでした、ずっと。

この意味でのサイドチェンジやキックに期待して今週は準備してきた。


Q
前半は両チームともに集中して裏を取られなかったが、後半20分過ぎから甲府も3~4本裏を取られてスルーパスを決められた。20分過ぎは疲れていて集中力が切れることがその原因なのか?

A
今日のプレーが全部に当てはまるかどうか分かりませんが、スルーパスを出せる距離でそのボールホルダーに(プレッシャーに)行けなくなるような状況が後半20分とかになってしまう。

そこでヘッドアップされるとスキルの高い選手はあのようにスルーパスを出す。そこで受け手の精度が高ければ点になる。僕らはJ1でそれを経験している。

1回もヘッドアップさせないことは、特に夏場は難しいので90分の中で2回ヘッドアップをいい場所でされて、2回スキルの高い選手に走られたら点を取られるのがJ1。

あそこまで頑張った、あそこまでプランどおり、といってもその時間でやられて沈んできた我々がいるので、そこは我々は自信を持って消耗しないように60分70分までにもっとスキルを上げて消耗しないようにしたい。

選手交代や立ち位置を変えて対応するその両方で対処していかないといけない。

以上

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湘南ベルマーレ:チョウ キジェ監督

【提供 J's GOAL】


「お疲れさまでした。去年はホームで2回しか負けなかったが、もうすでにその2倍3倍くらい負けている記憶ですが、今日も先週に引き続きサポーターが声を嗄らして我々をサポートしてくれたにもかかわらず、我々がやってはいけないミスというか失点をしてしまうことで、自分たちの首を絞めてしまった試合だったと思います。ただ、サッカーはすべて人生の一部だと思うので、90分の試合を34試合する中で、その90分が全て最良の形で終えるのはたぶん人生と同じでありえないと思う。こういう言い方が正しいかどうかは分かりませんが、選手はもちろん100%勝つためにやってくれた。その中で、皆さんが見て、評価していただく中で、今日は結果が出なかったというシンプルな1日だったかなと。もちろん悔しいですし、何が足りなかったのか、自分のなかでずっといま歩きながら考えていましたが、人生最悪の日だと思えば最悪だが、これをきっかけに何かを変えていかなければいけない、そういうエネルギーにする、それは本当に何度も何度もそうだが、自分たちがやられた失点、得点を取れなかった自分たちの至らなさを、全員で向き合っていくしかこの状況を変えられるわけではない。我々は逃げるわけにはいかないので、最後サポーターにも話をしましたが、明確に今年、湘南ベルマーレが何をしなければいけないかは、サポーターも我々も選手もクラブもみんな共通の目的を持っていると思うので、それに向かってあと12試合やるだけだと思います。ファイティングポーズは今後さらに取り続けなければいけないし、ノックアウトされても立って10カウント数えられるまえに立ち上がって次に進むしかないと思っています。これが残り1試合2試合であればまた別のコメントだと思いますが、僕は全然諦めていないので、前向きにやっていきたいと思います。」

Q:失点の内容については?
「戦略的なもので狙っている形通りの守備ができなかった2シーンだと思うが、90分のなかではああいうシチュエーションが絶対ないかと言えばそうではなくて、我々にそういうチャンスがなかったかと言えばそうではない。アウェイで甲府とやった時に1-0で凌いで勝った試合があったが、あそこはみんなで体を張って絶対やってはいけない失点だったと思っています。相手のクロスの精度や力が我々より上だったと認めざるを得ないと思うし、ミスはミスだが、ミスが0になるのはサッカーでは難しいですから、自分たちのやるなかで、そういうことが起きないような準備をしていかなければいけないと思います」

Q:久々の先発となった阿部選手については?
「久しぶりの試合でしたが、堂々とプレーしてくれた。シュートストップの場面はそんなにはなかったが、あの2点を止められれば言うことはなかったがそれは酷かなと思いますので。5月25日からおまえは時間が止まっているから頑張ってその時間を取り戻せという話をしたが、よくやってくれたと思います」

Q:ステボ選手の見通しは?
「合流して1週間なので、試合展開によって、コンディションが上がる中で我々のチームに貢献してくれると思っている。今日は使えなかったが、もちろん我々の戦力として考えているので、ほかの選手もそうですが、しっかり考えていきたいと思います」

Q:後半19分から出場した大竹選手が流れを変えたと思うが、時間帯は相手の疲れを考えてのことですか?
「1-1で終わるつもりはまったくなかったので、2-1、3-1にするプランというか、勝点3だと選手にも伝えてあったので、自分のなかでそういう時間を長くするよりも仕掛けていこうというなかで洋平を切ったということです。先週同様、彼の力を発揮してくれたところはありますが、たしか失点はあいつがロストした後に繋がれて福田君に入れられたような記憶があるので、まだ見ていないが、それを責めるというわけではなくそういうところも含めてあいつもこの経験を次に活かしてもらいたいと思います。ただ、よくやってくれたと思います」

Q:もっと早い時間に投入することは?
「もちろんそういう選択肢もあるし、ずっと切り札的にベンチに置いておくわけでもなく、先発で行く場合もあるでしょうし、調子が悪ければメンバーに入らない場合もあるでしょうし、大竹洋平のチームではないので、ただひとつのピースとして我々に力を与えてくれることは間違いないと思います」

Q:後半から島村選手を投入した意図は?
「相手の長いボールが増えていたのでそこの対処とセットプレーのことも考えながら切ったということですね。ただ我々の前半がそんなにいい流れではなかったので、前を切るよりも後ろを安定させて二次攻撃三次攻撃に繋げたかったのが交代の理由です」

Q:決定的なチャンスを決められなかった事実に対してどのようにアプローチしますか?
「去年我々はJ2で一番点を取らせてもらって、J1になったら得点の数は今日で一番低くなったと思うが、得点を増やすためには偶然ではなく必然の攻撃をしようというのが我々のコンセプトです。相手より多く人数をかけて攻めて一番嫌なペナ幅にボールを運んでフィニッシュに持っていく。それはクロスもワンツーも洋平が出したスルーパスもそう。そこは選手の判断に僕は委ねている。プロセス自体、やろうとしていること自体が成立して、あと入れるかどうか、でももしかしたら僕が過程の話をし過ぎてしまい、最後入れることが大事なんだよというメッセージを彼らに心底送り続けられてないのかなと、今の質問を受けてシンプルに感じました。泥臭くと言いますが、最後ゴールにパスを送らないと得点は生まれない。今日も何もできなかったわけではなくそういうチャンスが何回もあったなかで入れられない、それをプロセスがよかったからいいと言うのか、ここで外したらダメだよと言うのか、非常に難しいですが、そういう部分をさらに高めていかなければいけないと思います。実際、高山は自分で責任を感じて泣いてみんなに謝罪していましたが、その涙が次の彼の成長に繋がってもらいたいと思いますし、あそこまで行ったことを褒めてあげたいが、もうあいつのレベルでいうと入れてナンボだよという話もしていかなければいけないかもしれない」

以上

【提供 J's GOAL】

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