ヴァンフォーレ甲府:城福 浩監督
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●城福浩監督(甲府):
「約2000人のサポーターに来ていただいた中、熱い応援をしてもらいながら期待に応えることができなかったことは残念。福島のファイト溢れるプレーは一緒に戦っていて清々しいと思った。しかし、それを苦戦しても乗り越えないといけなかった。それが叶わずに残念」
Q:ヴァンフォーレ甲府となってから天皇杯初戦で敗れるのは初めてだが、福島を上回ることができなかった理由は?
「結果的に次(3回戦)に進むことができなかったという意味では、ゴールを割るチャンスに割れなかった。クオリティの問題もあるが気持ちで相手が上回ったと言われても仕方がないゲームだった。選手はこのゲームを軽んじていないが、結果としてそう言われても仕方がない。受け止めないといけない」
Q:この試合はリーグ戦残り10試合を戦う上でサブに甘んじてきた選手がチャンスをつかむ場だという話もあった、その意味ではどうだったのか?
「それは、みなさんがご覧になって感じられた通りですね」
Q:後半途中から足がつる選手が出てきたのは、トレーニングで足りないものがあったからなのか?
「トレーニングマッチはやっていても、公式戦の緊張感のなかで長くプレーすることは初めての選手にとっては精神的部分を含めて未知の状況だったと思う。彼らへのアプローチでは量的なものでもコンディションでも十分に用意してきたが、結果的に3~4人の選手の足がつったことは反省しないとダメな部分だと思う。足がつったことで我々のモビリティやアグレッシブなプレーが出せなかった面がある。看過できることではない」
Q:ポジティブに考えればリーグ戦に集中ということになるのか?
「今日のゲームの反省はするが、このメンバーで天皇杯を1試合でも多く戦いたかったし、J1とも対戦したかった。J1相手に通用するか試したかった。今日のメンバー、PK戦を蹴る順番を決めたのは私の責任。J1への挑戦ができなかったこの想いを晴らすのはJ2優勝。次の岡山戦にぶつけるしか我々の悔しさを晴らすことはできない」
以上
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福島ユナイテッドFC:時崎 悠監督
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●時崎悠監督(福島):
「正直勝てるとは思っていなかった。甲府に運良く勝たせていただくことができたことをうれしく思います。選手は100%力を出し切り、戦う気持ち、走る量などで甲府を上回っていたと思います。明日もリーグ戦がある中で、今日はいつも試合に出ていないメンバーを連れてきていたのですが、予想以上の頑張りで勝てたことはチームの底上げになるし、この勢いを大事に明日のリーグ戦につなげて行きたい」
Q:今日出た選手で、明日のリーグ戦に先発させるつもりの選手は何人いるのか
「今日連れてきた選手では3人ですね。それ以外は(リーグ戦に)出ていないですし、今日途中から出した選手はリーグ戦にも出たことがない選手が2名。苦しい状況の中で、選手は思った以上にチャンスをモノにするという姿勢を出してくれた。そういう部分で最後の運を掴み取れたと思う。主導権を奪われる可能性は高いと伝えていたし、苦しい時間帯で耐えられるかがテーマになると伝えていたが、今日は120分間通してバラバラにならずに戦えていた印象。選手のがんばりを称えたい」
Q:ボールを持たれる時間でも、最終ラインは高く保っていました
「うちのプレースタイルは前から、高い位置から連動してボールを奪うということ。地域リーグではプレッシャーをかけると相手のパスがぶれるのですが、今日はそれがうまくいかない状況があるということ伝えてゲームに入った。ただ、トップからディフェンスラインの距離感は特に気をつけていた。今日はダヴィとフェルナンジーニョが出てくることを想定して1週間前から準備してきました。スペースを与えればやられるので間延びしないようにコンパクトにやることをトレーニングで伝えてきた。今日は(3ラインを)揃える、前から(ボールを奪いに)行くことを使い分けることができていた」
以上
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