エンブレム

監督コメント

2012Jリーグ ディビジョン2 第1節 栃木SC戦

ヴァンフォーレ甲府:城福 浩監督

「守備は相手の2列目の飛び出しに対して対応をハッキリしよう」
「攻撃は相手SBの裏のスペースを有効に使おう」
「無駄なファールはしないこと」

栃木SC:松田 浩監督

「落ち着いてプレーしていこう」
「アグレッシブにプレーすれば、チャンスはいくらでもある」
「プレーのディティールを大事にしよう」

ヴァンフォーレ甲府:城福 浩監督

【提供 J's GOAL】

城福浩監督(甲府):

「非常に厳しいゲームになることは分かっていた。栃木の強固な守備からのカウンターはリーグ屈指だし、強烈だと認識していた。特に前半は簡単な試合にならないと思っていた。前半のリスタートで上手く崩されて決定的なシーンを防げたのは大きかった。そこから徐々に盛り返して上手く形を作れたという意味では、選手は上手く盛り返した。ただ、前半はシュート12本で1点なのでもっともっと精度を高めないといけない。試合を通して決定機も作られたことは反省しないといけない。攻撃に関しては、パスワークから自分達で主導権を握る時間はなかったわけではないが、もっと長くしたい。そこは次に改善したい。今日の試合よりも次の試合、10節よりも11節と強くなるチームにならないといけないし、そうしないと昇格争いができない。観客も増やしていきたいので精進したい」

Q:お客さんを感動させるサッカーの道標ができた手応えは?
「最低限の勝利に対する姿勢は、10人になってからもボールを奪いに行けたし、腰が引けたサッカーはしていなかった。そういう姿勢は彼等は見せてくれた。ただ、質に関しては満足していない。2点取れても決して満足していない」

Q:ダヴィ選手に関して、ゴールシーン以外で貢献したことは?
「彼の特長であるハードワークや体の強さは至る所で見せてくれたと思う。彼にパスを出す周りの絡みが増えると、攻撃の可能性が広がると思う」

Q:決定機を決めきれなかった原因と、初の開幕戦勝利の感想を。
「決めきれなかったのはスキルの問題と言ってしまえば話が終わってしまう。そのくらいゴールネットを揺らすことは簡単ではない。私の立場で出来るのは決定機をより多く作ると。この数では満足しない。もうひとつは決定機を多く作れば、足を振る選手はリラックスして打てる。90分で1回でなければ、さらに決定率は上がると思う。それを信じてやりたい。
開幕戦のことは過去のデータや、過去のことに関してはなんと言っていいか分からない。私にとっては初めてスタジアムだし、初めての公式戦で彼等と勝点3を取れて良かった。クラブとサポーターにそういう背景があるのは知っていたけど、最後に10人になってからもサポーターは熱い思いを選手に伝えてくれたと思う」

Q:1人少ない状況で1トップを高崎ではなくダヴィにしたのは?
「たとえば最後リスタートのところで、どういう役割を担わすのか。相手にとってどういう残した方をしたほうが、相手の攻撃時間が短くなるのかをトータルで考えた答えなので、高崎とダヴィの出来の優劣ではない」

Q:甲府のサポーターの印象は?
「本当に熱いサポーターだと改めて思った。J1から降格して本当に苦しかったと思う。今年に懸ける思いは我々もサポーターも一緒だなと思った」

Q:1年半ぶりの現場の感想は?
「自分の成功体験もそうではない体験も含めて、このチームのプラスになるように日々、その日その日がベストになるようにアプローチして彼等もそれに応えてくれた。彼らとともに、とにかく結果を出したかった。自分の1年と3か月ぶりの現場だったという感慨はない。彼等とスタートしたい。その思いだけだった」

Q:井澤選手やダヴィ選手の昨年の悔しさが最後は勝利に繋がったのでは?
「このチームはポジティブな言い形をすれば競争の真っただ中にあるチーム。狭い帯の中に全選手がひしめいている。厳しい競争から選ばれた11人がピッチに立つ。今日出ても次は出られないかもしれない。ポジティブな言い方をすれば、選手の危機感や向上心に火を付けている。その状況を続けたいし、突きぬけた選手に出てきてほしい。今日に関しては彼等の危機感や、出られない選手の気持ちも宿してピッチに立ってくれたと思う」

以上

【提供 J's GOAL】

栃木SC:松田 浩監督

【提供 J's GOAL】

松田浩監督(栃木):

「大事な開幕戦だっただけに負けたことは悔しかった。結果に対しては残念だった。ただし、勝つこともあれば負けることもある。最終的に先制点が大きかった。なんとか立ち上がりに先制したかった。甲府の後から出てきた選手の質が高く、そこで勝負が決まったような気がする」

Q:アグレッシブにプレーすればチャンスは作れるとハーフタイムに指示したと思うが、少し勇気のないプレーが目立ったのは?
「全体として決定機が作れると思ったので、ハーフタイムにそういう指示を出した。連動するというか、そういう動きをもっとすれば立ち上がりにできたような決定機がもっとできたと思う。そうすれば得点がもっと奪えたのではないのかなと」

Q:先制されたシーンについては、DFラインの空いた所を上手く突かれた感じですか?
「DFラインよりも、ひとつの前の選手のミスだと思う。そこにアタックできなかったが、DFラインは当然アタックするだろうと思っていたので予測が効かなかったと思う。ある意味、自分達のミスと言えばミスだが、うちの得点も相手のミスからだったかなと思っている」

Q:廣瀬選手が得点する前に2人の交代を用意していたが、誰と誰を代えようとしたのか?
「廣瀬と臼井。後半15分が立ち、残り30分ある中でちょっと停滞していたので代えようと。廣瀬は点を取ってから、またフィーリングが戻り、相手にとって問題を起こす選手になった。ただし、点を取る前は良い所でボールをもらっても収まらずにミスパスが多かった。今日は彼の日ではない、フィーリングがないのかなと。ものすごく走ってくれてもいたので疲れが見えて、調子の良い久木野を入れようと思った」

Q:甲府が10人になってから大和田君を入れて、當間君を右サイドに出したが、どういう意図があったのか?
「相手が1トップになったので、2人で守って2-4-4にして當間に前に行かせたかったが、當間が疲れていたのは誤算だった。前に行けなかったので最終的に當間をセンターバックに戻して大和田を前に行かせた」

Q:甲府の印象は?
「2トップの個の力は大きなと。それと選手層が厚いなということ。後から出てくる選手がレギュラーと遜色がない。終盤の疲れたようなところで決定的な仕事ができるなという印象を持った」

Q:次はホーム開幕戦だが、次の大分戦をどう戦うか?
「今日の戦いはちょっとしたミスで先制されたことが大きかったが、後半はしっかり勇気を持ってボールを繋いで相手の隙を突いて同点に追い付けた。下を向く必要はない。切り替えて次はホーム開幕戦なので、地の利を生かして白星を挙げたいと思う」

以上

【提供 J's GOAL】

関連コンテンツ

試合詳細 テキストLIVE
次戦解説 試合総評
選手コメント 監督コメント
コンテンツ一覧
モバイル会員TOPに戻る
ページトップへ