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明治安田生命J1リーグ 第22節 北海道コンサドーレ札幌
2017.08.13(日)
試合
■スターティングメンバー
■前半
■後半
■試合結果
△1-1(0-1/1-0)
得点者:阿部翔平選手
■吉田達磨監督コメント
順位が一つ違って得失点差しか違いがなくて、残留に向けて3ポイント取ってライバルを引き離すチャンスがあるという意味のある試合でした。
まず北海道の札幌ドームに僕は初めて来ましたが、この雰囲気、熱気、サッカーを盛り上げていく環境でゲームができて、我々ヴァンフォーレのサポーターは300人弱来ていただいて、その声が響く中で試合ができたことは、野球のスタジアムかもしれませんがサッカー人として幸せだと思いました。
独特の芝生(25ミリ、山梨中銀スタジアムの約2倍の長さの芝)でボールが止まる。失点の場面はスローインからだったが、その瞬間少し集中が削がれてしまった。僕の責任でもあるが、(外に出たボールを拾って)僕が渡しましたが、違うところのボールからスタートしてしまった。選手は僕が取ったボールを見ていたと思いますし、違う位置から再開されたことで一瞬裏のボールへの対応が遅れました。それは確かなことです。
前半、僕たちの攻撃は残り10分を切るまでは裏に入って行く鋭さも予測もなくて、前にボールを配給できる選手から背後を狙うアグレッシブさが最後の10分を切るまで欠けていて、それを取り戻してハーフタイムに戻ってこられたこと、それが今日のポイントだったと思います。
後半、裏に出て行く動きが多少出ていてそこからの質は…いつもこんな話しかできませんが、高めて行くしかなくて、起点を作るだけじゃなくて、クロスを放り込んで、後半途中で何本かクロスが弾き返されるシーンがあったが、もう少し工夫をして裏を取ったり、取る振りをしたり、そういう工夫は前半の最後から後半の中盤に表れてきました。
それはこの前の試合、G大阪戦、浦和戦とやってきたなかで諦めずに粘り強く戦うことで、中を破れるんじゃないかという手応えを選手が持っていたからだと思います。
次の試合に向けて勇気を出して最後ラインを破りに行く。クロスを上げると上げた選手はその責任から一瞬解放されますけれど、結局は相手の壁の中にボールを放り込んでいくだけで、その質、そこからもう一つなかったアイディアを繰り出していけるように、そのきっかけを掴んだここ一週間でしたからイメージを高めてやっていきたいと思います。
今日の試合を振り返るといっても、いくつかのアウト・オブ・プレーからインプレーになってしまうこと。様々なところに注意深くなっていかなくてはいけないと思います。それらを振り返って反省して次の広島戦に向けてスタートを切るだけです。広島は一瞬を逃してくれないチームです。残留争いを戦っていく相手、敵地で勝ち点3を取れるような戦いをしたいと思います。
今日は勝ち点3を狙いに来たが、相手に勝ち点を与えない強かさも持って次の試合に向かいたいと思います。