【U-18】Jユースカップ　2回戦 vs.大宮アルディージャ ユース

　本日、アカデミーU-18が参加する「Jユースカップ2016」の2回戦大宮アルディージャ戦が埼玉・志木Gで行われました。

　プレミアリーグEAST4位に位置する格上の相手に対して、甲府らしく勇猛果敢に挑み過去最高記録のベスト16入りを狙う。


　試合は、前半開始から大宮の高い技術に裏付けされたポゼッションサッカーに対し、甲府は組織だった守備でチャンスを作らせないという展開。大宮にボールは保持されるものの球際のバトルと最後の1歩の部分で戦い続け、緊張感のある展開が続く。
　試合前、大柴監督が強調していた「耐えるのでは無く、挑んでいけ」という言葉通り、攻守に相手に挑む姿勢が見える。粘り強く奪ったボールをサイドに展開し、積極的に1対1の場面で勝負を仕掛けて行くと迎えた19分、宮川選手のコーナーキックから生れたゴール前の混戦を長田選手が詰めて先制ゴールを挙げる。
　リードをした後も試合展開は変わらず、引き締まったゲームのまま前半を終了。


　試合前「最終的なところは自分たちの判断でプレーすること」と大柴監督から伝えられていた選手達、後半も集中力切らさず前半同様の戦いを続けたいところ。


　後半に入ってもボールを保持する大宮、ボール際で戦い粘り強い守備を見せる甲府という展開は変わらない。しかし、65分以降から押し込まれる場面が増えセットプレーを与える場面が増えてきた73分、コーナーキックからのこぼれ球を蹴りこまれ同点とされてしまう。勢いにのる大宮に対して、ベンチの控え組の選手たちから「全然大丈夫だ！まだ同点」「下向くな！これからだ！」という前向きな言葉がけに呼応するように、もう1度相手に喰らいついて行く選手たち。試合終盤にはお互いにビックチャンスを作るも守備のファインプレーによってゴールを割らせず試合は1-1のまま10分ハーフの延長戦に突入する。


　疲労感も出てくる中、合計20分間の延長戦は勝ちたい気持ちが真正面からぶつかる内容。お互いにチームの良さを出し合いながら迎えた延長前半6分、奪ったボールを鮮やかに展開し途中出場の西海選手が中央にクロスに上げるとボランチの相田選手がヘディングで合わせて逆転に成功！このままリードを守る展開になるかと思われたが、1分も経たぬ直後のプレーがハンドの判定を受けPKを与えてしまう。しかし、絶体絶命のピンチは、相手選手のシュートミスに救われ、残り10分間を守りきり2-1で勝利を掴み取る。


　3年生にとっては、仲間と共に戦える最後の試合。お互いの全てを出し切った110分間は素晴らしい内容でした。

　3回戦は、10月29日(土)　10:30キックオフ　vs.サンフレッチェ広島F.Cユース　会場：時之栖スポーツセンター(裾野グラウンド)
　相手は、プレミアリーグWEST1位を走る強豪クラブですが、大宮戦同様に甲府らしく勇猛果敢に戦う選手たちの後押しをお願いします！



　試合後には、こんな場面も・・・。
　現在、大宮のアカデミーや東洋大学サッカー部でGKコーチを務める荒谷弘樹コーチ、U-14でコーチを務める横谷亮コーチ、写真はありませんがTOPチームの渋谷洋樹監督もグラウンドで挨拶をしてくれました。