J1第17節 vs.サンフレッチェ広島

本日はJ1第17節vs.サンフレッチェ広島戦。

前節C大阪戦では、しっかりとした守備からボールを奪い速攻と遅攻を使い分けながら相手ゴールに迫っていくもスコアレスドローに終わった。強固な守備を取り戻し、攻撃でも良い形が出来てきているだけに「ゴール」という結果で示し勝利に繋げたいところ。


累積警告で出場停止となったジウシーニョ選手のポジションには、今シーズンリーグ戦初スタメンとなる水野晃樹選手が入った。


前半開始早々から、昨シーズンのチャンピオンに対してチャレンジャーとして立ち向かう甲府は、前線からのプレスをスイッチに積極的な守備で相手を追い込んでいく。その好守から先制ゴールが生まれる。相手が苦し紛れに前線に出したボールに対し佐々木選手が相手に競り勝ち、前線の石原選手にパス、上手く時間を作った石原選手からクリスティアーノ選手に絶妙なパスが渡ると右足を振りぬき先制ゴールを奪う。その後も相手の良さを出させずプラン通りのゲームを展開するも33分に右サイド水野選手からのクロスに飛び込んだ石原選手が相手GKと交錯。このプレーが一発退場のジャッジとなり試合の構図はより鮮明になる。


ハーフタイム、10人という数的不利な状況で城福監督は「諦めるところと絶対にやらせないところをはっきり」と選手たちに伝え、勝点3を目指す。フォーメーションも前半途中から攻撃で違いを見せられる水野選手に変え、対人に強い松橋選手を右サイドに投入し、運動量が武器の稲垣選手をボランチに移し3ボランチで中央を固め最後のところで守りきる形をとる。リードを守りながら相手の隙を狙いカウンターを仕掛けて行く展開。勝利を意識し始めた後半40分、ついに広島の圧力に屈する。終了間際の失点に肩を落としかけるが、「勝点1」への執念をみせ最低限の結果を得て試合を終える。


「今日は10人なったこともありシュートを打たれましたが、それでも被シュート数はJ1最少だと思います。それは、ずっと我々がやってきた全員守備ができている証拠。あとはゴールをとらないと勝点3はとれないので。今日、前半10人になるまでやったような、モビリティのある攻撃をしっかりと出すことが大切になります」(城福監督)

次節は、アウェイでの連戦となる徳島戦。
今節、大宮を破り勢いに乗るチームに対しホームで破れた悔しさをぶつけ勝点3を奪いに行く！