ヴァンフォーレ甲府:伊藤 彰監督
まずは、この暑い中7,500人を超えるサポーターに来ていただいたにも関わらず、勝ちをプレゼント出来なかったことを本当に申し訳なく思っています。
前半、やはり相手に握られる時間もありましたし、その中で我々はしっかりと守る時間が増えてきた中で、ちょっとしたプレッシャーのかけ方というところはちょっとずれたところもあります。相手も前節3-4-3でやってきた中で今回4-2-3-1や4-1-4-1と改変しながらやってきたところで、我々としては最初の出だしのところでそのプレッシャーのかけ方というところは少し後手に回っていたなと思います。 それを途中から少しずつ改善しながらプレーしていて、前半は0点で凌いでくれたので、後半は特に前線のプレッシャーのところを修正して後半に入ったつもりです。ただ、後半の入り1分、はっきりしたプレーをしなければいけないところで、右サイドのところでボールを失った。我々が繋ごうと思ってやっていたところ、チームとして隙があったかなという感想に尽きます。そこでしっかりとボールを切るだったりとか、最初の1分ですから、はっきりプレーするということを強く言いながら後半に入ったのですが、それが出来なかったのが失点に値するということだったのかなという風に思っています。それを引きずりながらやる中でパワーをかけてやりましたけど、ゴールはこじ開けられなかった。シュートチャンスは出来ていましたけど、最後ネットをこじ開けるところまでプレー出来なかったというところは、私の責任だと思います。けど、自分達がやってきたところが選手が出せなかったというところは、もう一回、最後、負けている時にパワーをかけるところの修正点はもう一回やっていかなければいけないと思います。
Q:途中から山本選手をボランチにあげて4-4-2にしましたが、そこに関しての狙いと評価はいかがですか。
A:4-4-2や4-2-3-1にして、サイドの深いところにランニングで起点をつくるというのが我々のチームとしてのプランでした。そのプランを遂行できなかったというところは、選手に浸透されていなかったということ、この評価というのは僕にも責任がありますし、チームとしてやろうとしていることの積み上げ、これがやはりもうちょっと深くしなければいけないと思っています。選手が出来なかったというところは、基本的には私のトレーニングからの積み上げが良くなかったということだと思います。それをもっともっとしっかりとチームとして出ている選手達もそれを意識してやってもらいたいということはあります。今日は後半に入って追いつくためにプレーをしてましたけど、途中でやはり数人の選手達が自分達の感情とともにプレーをしていたので、ここは反省すべき点だと思いますし、90分しっかりと落ち着いてプレーをしなければ逆転できるものも出来ないかなと。これは選手のせいですし、我々のせいですので、その辺はもうちょっとしっかり落ち着いてプレー出来るようにしたいと思います。
Q:前半の飲水タイム前後の時間に小椋選手と話をしていましたが、前半から何かを変えていこうという意見が選手から出たのですか。
A:選手から出たというよりは、こちらから話をしました。相手のセンターバックに対してウタカの1トップでプレッシャーをかけていて、それがどうしても剥がされる場面が多かったのと、山下選手に湯澤がロックされていることが多かったので、逆に言ったら湯澤がそこから抜け出して一つ前の石田選手にプレッシャーをかけたかったんですけれども、それが難しかったので、そこから少し変えて2トップぎみというか、ドゥドゥの方から少し追い込みを入れながら2センターバックに対してプレッシャーをかけたかったということがありました。それを試合の中で選手達に伝えたところで、上手く伝わっている部分と伝わっていない部分があったので、それを飲水タイムで整理したということです。
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