2018の悔しさを2019へぶつけます【藤原弘 代表取締役社長コメント】

2018.12.10(月)

ニュースリリース

 サポーターの皆様、スポンサーの皆様、ヴァンフォーレ甲府を愛して下さるすべての皆様、2018シーズンのご支援、ご声援ありがとうございました。

 6年ぶりにJ2での戦いとなった今シーズン、ヴァンフォーレは一年でのJ1復帰を大きな目標に掲げ、2月25日の開幕戦から11月17日の最終戦まで約8カ月間、42試合に及ぶリーグ戦を戦ってきました。ルヴァン杯と天皇杯も含めると年間公式戦56試合を数える、長く、厳しいシーズンでした。選手、監督をはじめとするスタッフ、フロントも一体となって懸命に戦いました。しかしながらリーグ戦は第39節終了時点でJ1昇格を争うプレーオフ(6位以内)進出の可能性が消滅し、最終成績は16勝11分け15敗、勝ち点59で9位となり、目標の一年でのJ1復帰は果たせませんでした。

 振り返ると、2017年に続いて吉田達磨前監督が指揮を執ってスタートしましたが、得点力不足で結果が出せないまま、5月に上野展裕監督に交代しました。その後、攻撃的サッカーを展開して一時連勝を重ねるなど好調な時もありましたが、夏場の過密日程もあって負傷者が相次ぎ、負けが込む時期が続きました。終盤は攻撃と守備のバランスが取れたことで勝ち点を重ねましたが、結局、J1プレーオフ圏内まで届きませんでした。シーズンを通すと、波の大きい不安定な戦いになってしまいました。

 皆様にお誓いした「一年でのJ1復帰」を果たせず、チームスローガンにした「完遂」を実現できませんでした。試合数がJクラブの中で図抜けて多いなど厳しい条件はあったものの、それを乗り越えられなかったのはチームとして、クラブとして力不足だったことを率直に認め、お詫びを申し上げます。サポーターの皆様にも悔しい思いをさせてしまったこと、申し訳ありません。

 来る2019シーズンに向け、クラブは監督交代という決断をしました。上野監督との契約を更新せず、伊藤彰ヘッドコーチを監督に昇格させて、チームを託すことにしました。伊藤新監督は、2018シーズンからヴァンフォーレ甲府のヘッドコーチに就任してチームの現状を良く理解しているアグレッシブで意欲あふれる指導者です。

 来シーズンは、年間を通して攻守にバランスの取れた安定感のある戦いをして、再びJ1昇格を目指します。

 2019シーズン、ヴァンフォーレ甲府に対する熱いご支援をお願いいたします。

2018年12月10日
ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ社長  藤原 弘

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