ニュースリリース

上野展裕 新監督 就任記者会見[4月30日(月振)@ヴァンフォーレ甲府クラブ事務所]

2018.04.30(月)
【藤原弘 代表取締役社長】
 連休中にも関わらず急な事でお呼び出しをいたしまして、申し訳ございません。後ほど、佐久間GMより詳しい説明がありますが、今朝リリースさせて頂いた通り、吉田達磨監督との契約を解除し、新たに上野展裕氏を監督に迎えることを決めさせて頂きました。
 吉田監督には1年と1/4の期間指揮を執って頂き、チームのサッカースタイルを変えるということで覚悟して新しく舵を切った訳ですが、残念ながら昨シーズンはわずかの差でしたがJ2に降格し、今季も出だしから中々結果が出ず、。特にファン、サポーターの皆様にとってはホームの試合で未だに勝ち星を挙げられていないという、申し訳ない状況がありました。
 クラブ内で協議をしましたが、吉田監督にはいろいろと築いて頂いた事に対し感謝しながらも、新しい風、考え方を取り入れて上野氏にやって頂くのが最善ではないかという結論に達しました。
 J2のリーグ戦は42試合あり、いま11試合、3/4が残っているという状況です。これからしっかりヴァンフォーレ甲府の力を上野新監督のもと出していければ十分、最初の目標に掲げたJ1復帰を成し遂げられるのではないかと思います。


【佐久間悟 代表取締役ゼネラルマネージャー】
 本日はゴールデンウィークのご多忙のところ、ヴァンフォーレ甲府の新監督として就任して頂きました上野展裕監督の記者会見にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。先ほど藤原代表取締役社長からありました通り、先日、千葉戦の引き分けという結果を受けまして、試合終了後に現業の役員で打ち合わせをいたしまして、昨日、吉田監督には会議をさせて頂きまして、本日付けで双方合意のもと契約を解除したいということをお伝えしまして、了承して頂きました。
 本日、午前中に選手にはその旨を伝え、吉田監督にも練習場に来ていただきまして選手にご挨拶して頂き、今日は伊藤彰ヘッドコーチが主導して練習をいたしました。
 千葉戦が終わりリーグ戦11試合を終了した時点で2勝5分け4敗。勝ち点11。順位につきましては22チーム中16位であるということで言いますと、当初、私どもが11節終了時点で掲げた勝ち点は22でありましたので、それに比べて11少ない。今シーズンの目標をJ1復帰と掲げている我々にとりましては、まだ31試合あると考えるのか。もう31試合しかないと考えるのかというところですが、ここで何か手を打たなければいけないという事もありまして、その夜、上野氏に電話をさせて頂き、急きょ山口県から昨日12時間ほど時間をかけてこちらに来ていただき、いろいろな説明をさせて頂き、監督に就任して頂くという事になりました。
 吉田監督には、先ほど藤原社長からも話がありました通り、2016年に私が監督をした後の後任としてチームのスタイルを作り上げる。5年間J1に残留していましたけれども、ギリギリの戦いでありましたので、もう一度、アカデミーも含めてクラブとして、未来に向かって新しいものを作り上げたいという中での就任であったものですから、ある意味志半ばで吉田監督にはこのチームから去って頂くということになりました。その意味では努力と情熱を掲げて頂いた事には本当に感謝しております。
 新監督につきましては、このような状況でしたし、それから連休中の慌ただしく、試合が詰まっている中で非常に悩みましが、当初、私たちがクラブの役員で考えた方向性。いわゆる守備だけではなくて、攻撃的なサッカーに切り替えていきたいと、ファンの皆様に得点シーンが増えるような戦いをしていきたいというようなチームに切り替えたいといった路線は継続していく。では誰が良いのかという中での上野監督でありました。
 しかし、昨年のJ1での戦い方と2018シーズンの戦い方を見ますと、実際には戦い方は比較的安定はしていたものの、なかなか得点が入らなかったり、それから後方でパスを回すような時間が長かったりというような事がありましたので、そのような試合に対してファンの皆様やスポンサー様、サポーターの皆様が何となく停滞感というか、前に行っていないというか、戦っていないというところが最終的には結果とリンクをして、様々なご意見を頂くようになったのかなと思っています。
 ですから、そういったことで、サッカーの方向性というかチームとしてのスタイルの方向性としたら攻撃的なところを意識しながらも、上野新監督には得点シーンが増えるような、かといって31試合、勝ち点を積み上げていかなくてはならない。非常に難しいところだと思いますけれども、現実的なところと、とは言ってもこれまでクラブが1年半近く費やし吉田監督に積み上げて来てて頂いたものは、良いものは生かし。短期間でもありますし、どちらかというとマイナーチェンジですね。そのようなところになるのかなということと、選手に対する。或いは現場に対する心理的な雰囲気を変える。そのようなことを狙いとして思い切って監督交代を踏み切るという事に致しました。


【新監督 上野展裕】
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 皆様、こんにちは。上野です。よろしくお願いします。いま佐久間GMがおっしゃたようにお電話を夜、頂いたのですが、その時に感じたのはすごく甲府を大事にしていらっしゃるなということを感じました。これだったら、今は困難な状況ですけれども、また甲府の皆様と一緒に頑張っていけるのではないか。努力していけるのではないかと。自分を費やしていけるのではないかと思いまして決断させて頂きました。苦し状況ではありますが、これを選手たちと、そして皆様と乗り越えることによってチームはもっと大きくなると思いますし、選手も成長すると思います。一丁やってやろうと。そう思ってやって来ました。よろしくお願いいたします。


【質疑応答】
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Q:岐阜戦も見られたということを聞いていますが、外からみた甲府と、これから勝つためにどういう部分を突き詰めていかないといけないと思っていますか。
A:岐阜戦はJリーグの育成関連の仕事の帰り道だったので見たのですが、その前に私は吉田達磨監督が築いてこられたベースにプラスアルファをしていきたいと思っています。より攻撃的により積極的な守備に繋げていきたいと思っています。

Q:3日後には山口戦が迫っています。目先の試合に対してどう考えていますか。
A:今のチームの現状と言いますか、全てを把握している訳ではありませんので、コーチ陣やフロントスタッフの方々と良く話をしながら進めて行きたいと思っています。先ほど佐久間GMからお話があったように現実的な試合ももちろんしていきますし、戦いながら攻撃面も構築していきたいと思っています。

Q:山口ではあのようなサッカーをし、甲府ではもちろんチームもメンバーも違いますが、もう少し具体的に最終的なイメージはどのように思っていますか。
A:甲府は良い選手が沢山いると思います。個人の能力が優れた選手も多いですし、技術がある選手も多いと思います。それをうまく融合させながら攻撃の連携もまた守備の方も連携して守ってもいけると思っています。

Q:千葉戦の夜、お誘いがあって、就任を決めた際に誰かに相談ましたか。
A:当然、家族には相談しました。

Q:割と即決という感じでしょうか。
A:そうですね。

Q:そうさせた最大の理由はありますか。
A:やはり甲府に対する皆さんの情熱を感じることが出来ましたので、それが一番の理由です。また自分も昨年、同じような状況になりましたので、どのような想いかも分かりますし、またここで頑張りたいということも思いました。

Q:このように途中で就任しまして、最初の試合が山口ということで縁があるように感じますが。
A:そのようなタイミングだなと思っただけで、特にそれ以上は思っておりません。

Q:より積極的に攻撃も守備もということですが、選手にはどういう部分を一番求めていきたいと考えていますか。
A:攻撃についてはよりゴールに向かってプレーして欲しいと思っています。吉田監督も正しく計画を持ってやられていたかと思いますので、先ほども申し上げましたが、それをベースにしながらよりゴールへ向かう。より積極的に守備をする。より積極的に攻撃をする。そのように選手たちと一緒に練習していきたいと思います。

(佐久間GMより)
 少し、良いですか。上野監督の立場ですと、なかなか前監督がやっていたことを踏襲しながら新しいことをするという事は、言いにくい部分もあると思います。私はクラブとして上野監督にオーダーしていることは、どちらかというと吉田監督の時よりはもう少し中央突破というか、ゴールに直結する速さとか、中央でのショートコンビネーションとか、サイドを突破してクロスを上げるのはもちろんですが、中央を破ってゴールに行けるようなバリエーションも増やして頂きたい。アタッキングサードに入ったときにはみんなでコンビネーションして自分たちが阿吽の呼吸でサッカーが出来るような、ボールが回るような、コントロールして考えて、回してというよりは、ワンタッチ或いは少ないタッチ数で、なんとなくの共通理解でゴールまでいけるようなアタッキングサードでの崩しを個人的にはオーダーしていますので、そこには挑戦して頂けるのかなと思っています。

Q:佐久間GMにお伺いします。上野監督をサポートするという意味で次のウインドウが開いた時に、誰かをレンタルに出す。もしくは誰かを補強する事も考えていますか。
A:これは上野監督だけではなくて、シーズンがスタートして、外国人選手も含めての稼働率。その辺はしっかり考えてやらなければいけないと思っていますので、そこについてはチームが浮上する為には重要なファクターになると思っていますので、そこにはクラブとしても注力をする必要があると思っています。

Q:上野監督にお聞きします。今年のJ2は甲府と新潟にのみルヴァンカップがあるというJリーグとしての挑戦がありますが、甲府は今、選手もファン、サポーターもルヴァンカップもグループリーグを突破して欲しいと思っていると思いますが、ルヴァンカップについてはどのようにリンクしながらやっていきたいと思っていますか。
A:目の前の試合には当然全力で戦いますし、どのような配分と言いますか、そこに力をかけていくのか、誰を出して誰を出さないというのは、佐久間GMとも相談しながらやっていきたいと思います。

Q:佐久間GMにお伺いします。山口でのサッカーもご覧になっていたかと思いますが、上野監督のどのような部分を期待していますか。
A:攻撃に関しましては、どちらかと言うとかつての大木監督に近いような、連続して接近して展開していくという、コンパクトな中でも攻撃の厚さ。選手たちが共通理解を持っている。それは恐らく距離感が生み出させるものなのかなと思っていますが、それはぜひお願いはしたいなと。ただ、昇格を目指そうとしているチームが、これは吉田監督がしっかりとやって頂いた、データでも明らかになるのは平均失点ですね。得点を取られても昇格できるチームというのは、恐らく大木監督で昇格した甲府と去年昇格した風間監督の名古屋。それほど多くはないと思います。ほとんどのチームが0.9台。1試合1点以下の失点だということでいったら堅守は不可欠なんですね。上野監督にはトゥーマッチアタックではないですが、見ている人たちは例えば4-3の試合が面白いとか3-2のような打ち合いの試合が面白いと思われると思いますが、私はそのあとに当然J1に行った時も考えますと守備のベースというのは、せっかく甲府の強みでもあるので、そこは維持してもらいたいと思っています。それが結果的に足かせになって、守備があるから、なかなか攻撃的に行けないというのが、もしかしたら吉田監督にもあったのかもしれませんが、そこは上野監督ともまた話し合いながら折り合いをつけていきたいと思いますけれども、そこのところはポジティブ、ネガティブ両方あると思います。

Q:シーズン当初の目標で勝ち点90という具体的な数字がありますが、現状を踏まえて、その数字設定をクラブの中でも現実的なものに変更するという考えもあるのでしょうか。
A:勝ち点というよりはファーストターゲットは先ほど藤原社長からも説明がありましたが、J1復帰は至上命題として掲げていますので、それには当然挑戦させて頂く。ただその中に自動昇格と参入戦によるもの。今年の参入戦はレギュレーションも変わりましたので、そこを勝ち上がるというのはJ2のチームにはディスアドバンテージの方が多いのですが、それを含めてJ1に復帰したいという事。先日サポーターの皆さんにも下方修正するのかということを言われましたが、現実問題として今、この時点でもJ1復帰の努力をしたいということに尽きると思っています。そうすると自ずと自動昇格というところで過去のデータを見ますと、だいたい85とかですね。90というのは元々かなり高い目標ではありましたので、80前後、80オーバーですよね。そこまで積み上げていかないと自動昇格というところには関わってこれないのかなと思っていますので、そうすると1試合あたり2.4くらいの勝ち点。高いハードルになることは間違いないと思っていますので、当然守備をしているだけでは勝ち点1しか取れないので、攻撃をして勝ち点3を取れる上野監督を招へいするということは目標から考えた時には妥当な選択であったのではないかと思っています。

Q:上野監督にお伺いします。なかなか厳しいハードルではあると思いますが、そのあたりのJ1復帰という目標については監督の中ではどのように捉えていますか。
A:当然、J1復帰はしたいと思います。

Q:上野監督は割と山口の時に練習が厳しかったとお伺いしていますが、選手にこういうことを要求したいと思っていますか。
A:選手と良く話をして、自分では練習が厳しかったと思ってはいないんですが、そのように言われますので、中途半端にしないというのはやっていきたいと思います。最後まで突き詰める。やり切る。例えばもっと寄せきる。最後シュートを詰めるだとか、プレーをやり切るというところをみんなと一緒に取り組んでいきたいと思います。

Q:佐久間GMに伺います。戦力の補強という面で今季GMとして反省点などはありますか。
A:今結果が出ておりませんし、結果的に戦力が不整備であったと言わざるを得ないとも思いますが、今のクラブを取り巻く環境というのもありますが、私は個人的に責任者として吉田監督と濃密な意見交換をしながらある程度は補強できたのかなとも思っています。ただ、J1昇格する為には外国人選手、去年もJ1に残留する為には外国人選手。ここのクオリティというか力は非常に大きいと思います。今ジュニオール バホス選手が私たちの中では想定内の活躍をしてくれて4得点して活躍していますが、そういう意味ではジネイ選手がもう少し圧倒するというか、空中戦におけるアドバンテージが金園選手も含めてですが、そこがあればもう少し吉田監督の勝率を或いは勝ち点を上げることに役立ったかなとも思いますが、、、。もうひとつは新井涼平選手と小椋祥平選手が比較的チームの中でエネルギーがあってタフに戦える中盤の2人が少し離脱してしまった。もうひとつはリンス選手も前半戦で離脱してしまったということを考えると、11試合のうち3~4試合出れていないですよね。吉田監督もベストプレーヤーで戦えた試合が何試合あったかなというところは少し残念であったと思います。

Q:ヴァンフォーレ甲府というクラブ、サポーターも含めての印象はどのようなものでしょうか。
A:ずっと今まで外から見ていましてすごく良いクラブだと思っていました。サポーターは熱いですし、アウェイにも沢山行かれますし、すごく熱いクラブ、熱い街だなと思っていました。

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