GAME
試合結果
選手交代
78分
長谷川 悠→ 翁長 聖
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46分
中山 陸→ 小柳 達司
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90分
吉岡 雅和→ 幸野 志有人
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66分
松橋 優→ 金園 英学
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90分+2
畑 潤基→ 大本 祐槻
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82分
太田 修介→ 宮崎 純真
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警告・退場
スターティングメンバー
GK 21
富澤 雅也 |
GK 31
岡西 宏祐 |
DF 23
米田 隼也 |
DF 41
武岡 優斗 |
DF 10
黒木 聖仁 |
DF 8
新井 涼平 |
DF 26
イ サンミン |
DF 34
今津 佑太 |
DF 5
鹿山 拓真 |
MF 16
松橋 優 |
MF 27
新里 涼 |
MF 7
中山 陸 |
MF 15
島田 譲 |
MF 21
荒木 翔 |
MF 8
磯村 亮太 |
MF 27
小林 岩魚 |
MF 16
吉岡 雅和 |
FW 13
太田 修介 |
FW 17
長谷川 悠 |
FW 18
佐藤 洸一 |
FW 29
畑 潤基 |
FW 25
森 晃太 |
サブメンバー
GK 25
鈴木 彩貴 |
GK 33
小泉 勇人 |
DF 4
高杉 亮太 |
DF 22
小出 悠太 |
DF 28
翁長 聖 |
DF 3
小柳 達司 |
MF 7
幸野 志有人 |
MF 2
湯澤 聖人 |
MF 14
中村 北斗 |
MF 11
曽根田 穣 |
MF 41
大本 祐槻 |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 9
イ ジョンホ |
FW 17
金園 英学 |
監督
手倉森 誠 | 伊藤 彰 |
試合総評
天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 準々決勝 『 長崎 2-1 甲府 』
『 【天皇杯 準々決勝】第99回天皇杯はベスト8で散る。激闘を演じるも長崎に一歩及ばず2−1。 』
記念すべき「即位礼正殿の儀」の翌日という不思議な巡り合わせの第99回天皇杯準々決勝。ベスト8まで駆け上がってきた甲府はアウェイ長崎に乗り込み、クラブ初のベスト4進出をかけて激戦を繰り広げた。前半9分、14分と先制点を早々に献上してしまい、雨のトラスタは序盤から厳しい戦いに。31分に右CKから放たれたボールを最後に仕留めた太田選手。華麗な弾丸は見事長崎のゴールネットを揺らしたが、もう一点が最後まで届かなかった。今年の甲府の天皇杯は2年連続のベスト8という形で幕を閉じた。
ここ数試合のリーグ戦と同じく、前半早々に痛恨の先制点を取られてしまうというケースは何ともはや、歯がゆい。トレーニングにおいて修正を行って来ていても、長崎の方が一歩先を行っていた。16年ぶりの故郷凱旋試合となった松橋選手も故郷に錦を飾りたかったことだろう。しかし、これからの甲府の未来を支えていくであろう中山選手・宮崎選手・小林選手・森選手・荒木選手・そして太田選手などの若手の躍動が最も目立った試合とも言える。天皇杯序盤とは比べものにならないほどに、逞しくなった。リーグ戦はまさに最終盤を迎えているが、この天皇杯の悔しい敗戦から何を学び、何に活かすかが、これからのヴァンフォーレ甲府の行く末を決定づけるだろう。
第99回を迎えた天皇杯準々決勝。4回戦で法政大学を破り、2年連続4回目のBEST8に勝ち進んだVF甲府の対戦相手は同じJ2のV長崎。同じJ2同士で両チームとも勝てば初のベスト4進出となるだけあって、意地と意地がぶつかり合う好ゲームが期待された。甲府は週末に控えるリーグ戦第38節も見越し、3-4-2-1のフォーメーションにトップは佐藤洸一選手、シャドーに森選手・太田選手、MFは松橋選手・中山選手・荒木選手・小林選手、DFには武岡選手・新井選手・今津選手、GKは岡西選手の布陣で挑んだ。
<前半>
会場となったトランスコスモススタジアム長崎。試合開始の19時時点では強い雨が降っていた。
試合は甲府のキックオフで始まった。
試合開始直後から押し込んできたのは長崎。雨で濡れたスリッピーなグラウンドコンディションを活かし、グラウンダーのシュートでゴールに迫る。
試合が動いたのは前半9分。先制したのは長崎だった。
自陣のセンターサークル付近で甲府は畑選手にボールを奪われてしまい、ショートカウンターの形に。畑選手から吉岡選手にボールが渡り、ペナルティエリアほぼ中央で吉岡選手が左足を振り抜いた。シュートに反応した岡西選手だったが、ブロックしようと出した手も弾かれゴールネットを揺らされてしまった。
さらに攻撃の手を緩めない長崎に追加点を与えてしまう。
前半14分。左CKを得た長崎。キッカー島田選手が入れたゴール正面へのクロスに対して、相手の攻撃陣に引っ張られてゴール正面にぽっかりとゾーンができてしまう。そこに後方からフリーで走り込んだ新里選手にダイレクトに合わせられてしまった。
まだ試合が落ち着かない状況で2点を先制され苦しい状況に立たされた甲府。だがそこから相手へのプレスと前線を伺う武岡選手の仕掛けや、ドリブルで仕掛ける森選手の動きなどもあり甲府が長崎陣内に押し込む時間が長くなってきた。
前半28分には森選手がドリブルでペナルティエリア手前に進入し放ったシュートは相手GK富澤選手のセービングに阻まれるものの、得点の匂いを感じさせるものだった。
そして前半31分に甲府は1点を返す。
甲府の右CK。キッカーは中山選手。ペナルティエリア中央に送ったクロスは佐藤洸一選手が相手と競って後ろにそらし、ペナルティエリアの左で太田選手が収めた。その時点ではゴールに背を向けていたが、鋭い反転と共に右足を振り抜き、放たれたシュートはGK富澤選手の手をはじいてネットを揺らした。
その後も長崎陣内に積極的に攻め込む甲府。
前半36分にはペナルティエリア右手前でセットプレーを得る。キッカーは荒木選手。左足を振り抜いたシュートは手前の壁を越し、ゴール右の枠を捉えていたものの、ここでもGK富澤選手のセーブに阻まれてしまう。だがクリアしたボールはラインを割らず、さらにそこから甲府はセカンドボール奪い、ペナルティエリア右からファーサイドにクロスが入る。これに走り込んだ新井選手だったがわずかにボールに合わせることができず、甲府は決定機を逃してしまった。
その後も積極的に攻める甲府だったが、アラートを強めた長崎のゴールを割ることができす、前半を2-1と長崎の1点リードで折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
我々の目標としていたベスト4を達成できずに非常に残念です。雨の中、遠くまでファン・サポーターの皆様に来ていただきましたが、次のステージに進められずに申し訳ないと思っています。中銀スタジアムのパブリックビューイングに足を運んでくださった皆さんにこの場を借りて謝りたいです。どうもすみませんでした。
前半の入りというところで、我々が見る課題に面している選手は一生懸命やっているが、硬さが見られるゲームだったと思っています。雨でグラウンドコンディションが悪い中、足を振られて2失点した。我々はそこから追いつくためにパワーを使わないといけなかった。ここでは選手が一生懸命頑張ってくれたし、前半のうちに1点差に追い付いてくれて、後半勝負ができるようになった。
ただ、最後の最後のところをこじ開けることができなかった。そして、そこに至るまでのクオリティ、ゲームコントロール、僕の采配というところもありますが、最後のところをこじ開けられなかったことを残念に思っています。
これで天皇杯は終わりますが、リーグ戦は残り5試合、昇格争いが残っている。下を向かずに次のゲームに向かってやりたい。
Q:リーグ戦も立ち上がりの失点が続いています。メンバーも相手も違う中で同じことが起こったが、改善のために必要なことは?
A:ここ3試合硬さが…もっとアグレッシブにやっていいと思っています。“失点してはいけない”とガチガチになっているイメージがある。我々は後がないので、思い切って攻撃的に行かないといけないし、もっとアグレッシブに戦わないといけない。メンタルやチームとして全員の行動もそうですし…そのへんが少し足りない。
ここ3試合、“魔の8分”じゃないですが、全部8分に失点…10分弱で点を取られている。10分を越えれば自分たちの流れは来る。全力を尽くしてアグレッシブに戦ってほしいと話をした。そこで点を取られたことで、「2失点をして逆に火がついて追い上げる」ではなくて、失点する前からやらないといけない。そこをさせられなかったのは僕の責任だと思っています。
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