GAME
試合結果
選手交代
72分
中山 陸→ 小柳 達司
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39分
平山 駿→ 長谷川 元希
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77分
森 晃太→ 宮崎 純真
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59分
竹本 大輝→ 森 俊貴
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91分
曽根田 穣→ 太田 修介
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76分
松澤 彰→ 佐藤 大樹
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110分
山本 英臣→ 湯澤 聖人
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102分
長谷川 元希→ 田中 和樹
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警告・退場
60分
佐藤 洸一 |
101分
大西 遼太郎 |
60分
山本 英臣 |
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68分
森 晃太 |
スターティングメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 12
中野 小次郎 |
DF 16
松橋 優 |
DF 23
関口 正大 |
DF 4
山本 英臣 |
DF 2
森岡 陸 |
DF 34
今津 佑太 |
DF 5
加藤 威吹樹 |
MF 28
橋爪 勇樹 |
DF 3
高木 友也 |
MF 7
中山 陸 |
MF 7
末木 裕也 |
MF 21
荒木 翔 |
MF 6
大西 遼太郎 |
MF 27
小林 岩魚 |
MF 8
紺野 和也 |
FW 11
曽根田 穣 |
MF 19
平山 駿 |
FW 18
佐藤 洸一 |
MF 17
竹本 大輝 |
FW 25
森 晃太 |
FW 9
松澤 彰 |
サブメンバー
GK 33
小泉 勇人 |
GK 1
山岸 健太 |
DF 22
小出 悠太 |
DF 24
宮部 大己 |
DF 3
小柳 達司 |
MF 10
下澤 悠太 |
MF 2
湯澤 聖人 |
MF 13
長谷川 元希 |
FW 19
宮崎 純真 |
MF 14
森 俊貴 |
FW 13
太田 修介 |
FW 20
佐藤 大樹 |
FW 17
金園 英学 |
FW 28
田中 和樹 |
監督
伊藤 彰 | 長山 一也 |
試合総評
天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 4回戦 『 甲府 2-1 法政大学 』
『 【天皇杯4回戦】延長の末に気鋭の法政大を破り天皇杯ベスト8!曽根田・宮崎が殊勲のゴール。 』
ベスト16が出揃った天皇杯第4回戦。リーグ戦からメンバーを変更して闘いに臨んだ甲府は、見事法政大学を2−1で抑え天皇杯ベスト8進出を果たした。昨年に続いて準々決勝を10/23に迎えることが決定。険しい戦いとなったが、曽根田選手(27分)、宮崎選手(延前3分)の意地のゴールで切り抜けることができた。
立ち上がりから、ほぼ互角に匹敵する厳しい展開に。東京V、ガンバ大阪を破ってきた実力は確かなもので、苦戦を強いられるシーンも目立った。VF甲府ユース出身の法政大MF末木選手も2本のシュートを放つなど、相手は攻守ともに素晴らしいプレーで駆け上がり、プレスを仕掛けてくる。キャプテンを務めたベテランの山本選手(甲府の2得点の起点となる活躍)、そして松橋選手もほぼ120分フルタイムで走り回り、プロのプライドで勝ち切った。予想を超えるハードなものとなった天皇杯第4回戦を振り返ろう。
第99回を迎えた天皇杯の4回戦。3回戦ではJ1のトップを走るFC東京相手に1-0で勝利したVF甲府。その後の抽選会で決まった対戦相手は、J2の東京V、J1のガンバ大阪を無失点で破って勝ちあがってきた法政大学。プロとアマチュアの対戦となる今節は注目度の高い一戦となった。甲府はトップに佐藤洸一選手、シャドーに曽根田選手・森選手、MFは橋爪選手・中山選手・荒木選手・小林選手、DFには松橋選手・山本選手・今津選手、GKは岡西選手といった布陣で挑んだ。
<前半>
午後から降り出した雨も試合直前の19時には止んだ中銀スタジアム。
注目の一戦は法政大ボールのキックオフで始まった。
序盤は雨の影響もあって、スリッピーなピッチ状態に苦戦した両チーム。ピッチ中央で激しくボールを奪い合う両チームだったが、奪ったあともパスが繋がらなかったり、クロスを入れても味方がいなかったりと決定機を作るにいたらないまま時間が過ぎていった。だが、そんな状況を打開し、先にリードしたのは甲府だった。
前半27分。自陣から山本選手が供給した縦パスが前線の佐藤洸一選手に通り、受けた佐藤選手はシュートを打とうするが、相手に寄せられ打てないと判断し、後ろから走り込んだ曽根田選手にマイナスのパスを出す。これを曽根田選手が落ち着いてゴールに流し込み甲府が先制。甲府1-0法政大。
その後、甲府は運動量に勝る法政大に押し込まれる時間が続く。果敢に攻める両サイドからトップに入っている長身の松澤選手に合わせたクロスが供給され甲府のゴールを脅かす。前半41分には左サイドからのクロスがゴール正面に入り、敵味方が入り乱れる中でこぼれ球となったところに松澤選手が詰め、シュートを放つものの枠の外。
相手の詰めの部分にも助けられ、前半を1-0で折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
まずは、平日の遅い時間にも関わらず、ファン・サポーターに来ていただいて、ベスト8に勝ち進んだというところは良いプレゼントが出来たかなと思います。
前半から、我々のやろうとしていること、しっかりと守りながらもカウンターでしたりとか、ゲームをコントロールしながらサイドを使った攻撃だったりというところは、やりづらい部分もありましたけど、何回か出来たかなと思います。我々が先制して、最終的には後半追いつかれましたけど、最後選手の力で延長戦に入って皆疲労が溜まってましたけど、最後の最後まで戦ってくれたなと思います。途中から、太田ですとか宮崎ですとか、途中から出た選手が最後の最後まで体を張ってくれましたし、点も取ってくれましたし。本当にチームが一つとなって戦った結果だと思っています。ベスト8というところで、チームとしての目標はベスト8の歴史を変えるというところにありますので、チーム全体で気持ちをもって戦っていきたいなと思います。
A:決勝点を決めた宮崎選手の評価はいかがですか。
Q:途中から入って、アグレッシブに守備もアタックもやってくれました。チームのスタッフで話した中で、最後ディフェンスラインの裏に飛び出す選手を置いた方が良いのではないかという話になりましたので、純真を出しました。彼自身が本当に勢いを与えてくれたなと思いますし、凄く良かったと思います。
Q:1点目のカウンターも2点目のフリーキックからの場面も両方とも山本選手から佐藤洸一選手へということで、一瞬の隙を突けるということに対する監督としての評価はいかがですか。
A:臣に関しては、絶大な信頼を置いています。一瞬の隙でしたり、キックの質でしたり、技術力、戦術の判断というところはずば抜けていると思います。彼がいることで、ゲームが凄くコントロールされましたし、リーグ戦もそうですけれども、しっかりとチームをまとめて結果を残してくれる、素晴らしい選手だと思います。
Q:法政大学の中でここを警戒していたというところはありますか。
A:両サイドの選手達は早いですし、特に紺野君はカットインからのクロスでしたり、シュートというところは形として法政さんは作ってきたのだと思います。我々もそこは右のセンターバックとウイングバックには紺野君からカットインからのクロスが入ってくるだろうということで、逆サイドから入ってくる選手達をしっかりと把握しようという意図をもちながらやりました。実際彼からの攻撃は多く、恐かったですが、その中で我々は最後の最後体を張れたかなと思います。途中ボランチの手簿のところは紺野君のところが斜めに入ったりですとか、逆サイドの高木君のところから斜めに入れられて危ない場面を作られたりというのがありました。陸が悪かったということではなく、ボランチの守備のところを改善したかったというところで小柳を入れたということです。最初の2トップがポストプレーの2人で来たというところ、本来であれば多分途中から出てきた長谷川君ですとか、佐藤君でしたり田中君がトップ下からくるというのを警戒していたのですけれども、多分法政さんもそこはちょっとということですぐに変えたのかなと。変えられて、中盤で相手の数的有利を作られたりとかゲームをコントロールされる場面もありましたけど、その分我々もオーガナイズというか我々のブロックの外でやることも多かったので、逆に言ったらそれはそれで支配はされていますけど、自分達の守り方は出来たのかなと思います。
Q:延長の入りで4バックに変えたと思いますが、そこの狙いはいかがですか。
A:クロスの対応というところで、中に入ってくる選手に大きい選手がいなくなってきたということが、これは一つの狙いかなということが僕の中であったので、平山君でしたり、松澤君が抜けたということで、身体能力が高い選手達はいましたけど、逆に言ったらクロス対応というところは5枚でなくても4枚で出来る、プラスアルファ前にパワーを使いたいということがあったので、4-2-3-1にしたということです。
Q:やりづらさというのは、どこにあったのでしょうか。カテゴリーが違うこと、天皇杯だからこそのやりづらさがあったのでしょうか。
A:正直言ってやりづらいところは凄くありました。選手も自分達のプライドがありますし、Jリーグで戦ってきているというプロとしてのプライドもありますし、逆に法政さんのボールの動かし方でしたり、強さでしたりとかというものを受けてたたなくてはいけない、尚且つそこを上回らなければいけない。我々がちょっと隙を与えればそういうところでやられてしまいますので、自分達の気持ちの持ち方というのは凄く難しかったです。ただ、やはり日本のベスト16に残ってきた法政大学というチームを大学生とは見ないで、カテゴリは違いますけど一つのチームとしてしっかりとリスペクトした上でゲームに入ろうと。選手達はそういう気持ちでゲームに入ってくれたかなと思います。最終的には選手達の頑張りで勝ち取れたと思います。
Q:途中、山本選手をボランチに上げましたが、どういう意図からですか。
A:最初、小柳をボランチに入れました。そこで、斜めに入ってくるボールでしたり、セカンドボールでしたりとか、そういうところの強さというのを彼に求めたことがあります。ただ、やはり守備のところで前に出ていけなかったりとか、バランスのところでしたり、ゲームをコントロールする戦術眼というのは臣のほうが長けているところがありますし、逆に小柳にはクロス対応の強さがありますので。チームの機能として少しずれていたところがありましたので、臣をボランチに入れてボランチの二人の関係をより強固にする意味でそこは入れ替えました。
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