試合結果

7.3 (水) 19:00

天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 2回戦

HOME 山梨中銀スタジアム

ヴァンフォーレ甲府

試合終了

2-2

(PK 4-2)

FC岐阜

6分 太田 修介
67分 小柳 達司
1 前半 0 51分 藤谷 匠
90分+3 藤谷 匠
1 後半 2
0 延長前半 0
0 延長後半 0
ヴァンフォーレ甲府 FC岐阜

選手交代

72分
宮崎 純真→ 曽根田 穣
68分
ミシャエル→ 粟飯原 尚平
78分
湯澤 聖人→ 橋爪 勇樹
73分
中島 賢星→ 咸 泳俊
84分
荒木 翔→ 小出 悠太
79分
タビナス ジェファーソン→ 石川 大地
106分
新井 涼平→ 佐藤 和弘
106分
フレデリック→ イヨハ 理 ヘンリー

警告・退場

102分

イエローカード 太田 修介

58分

イエローカード 阿部 正紀

86分

イエローカード 咸 泳俊

93分

イエローカード 粟飯原 尚平

ヴァンフォーレ甲府 FC岐阜

スターティングメンバー

GK 1

河田 晃兵

GK 43

ヤン オレ ジーバース

DF 3

小柳 達司

DF 17

藤谷 匠

DF 8

新井 涼平

DF 4

甲斐 健太郎

DF 34

今津 佑太

DF 2

阿部 正紀

MF 2

湯澤 聖人

DF 36

タビナス ジェファーソン

MF 20

後藤 京介

MF 5

川西 翔太

MF 21

荒木 翔

MF 14

風間 宏矢

MF 27

小林 岩魚

MF 37

市丸 瑞希

FW 19

宮崎 純真

MF 30

中島 賢星

FW 13

太田 修介

FW 8

フレデリック

FW 7

中山 陸

FW 33

ミシャエル

サブメンバー

GK 31

岡西 宏祐

GK 21

原田 祐輔

DF 22

小出 悠太

DF 15

会津 雄生

MF 41

武岡 優斗

DF 27

イヨハ 理 ヘンリー

MF 28

橋爪 勇樹

MF 26

咸 泳俊

MF 26

佐藤 和弘

MF 28

永島 悠史

FW 25

森 晃太

FW 18

石川 大地

FW 11

曽根田 穣

FW 24

粟飯原 尚平

監督

伊藤 彰 北野 誠

スタッツ

ヴァンフォーレ甲府 FC岐阜
13 シュート 10
14 GK 14
7 CK 6
11 直接FK 7
2 間接FK 0
2 オフサイド 0
0 PK 0

試合総評

天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会 2回戦 『 甲府 2-2 岐阜 (PK 甲府 4-2 岐阜)』


『 【天皇杯2回戦】フレッシュな布陣で臨んだ令和初の死闘!2−2からの延長~PKを4−2で岐阜に競り勝ち。 』
霧雨の降り注ぐ中銀スタジアム。早いもので、今年も天皇杯のシーズンがやってきた。2回戦からのスタートとなる甲府は、J2で連敗が続くFC岐阜と対戦。太田選手(6分)、小柳選手(67分)と後半終了までリードしていたものの、終了1分前のAT3分でドロー弾を許し、2−2で決着がつかないままPK戦へ。佐藤(和)→橋爪→曽根田→小柳と4選手が全てPKに成功した甲府は、4−2で競り勝った。天皇杯は8/14、3回戦へと駒を進めた。

リーグ戦では前節悔しい敗北を喫した甲府だが、今回は1トップに太田選手、シャドーに宮崎&中山というフレッシュな前線でスタート。結果を望まれていた太田選手は、しっかりと結果を残しただけではなく、「勝つ」という命題を背負いながらアグレッシブな姿勢を提示することができた。ゲーム中は、特に鬼気迫るほどのオーラを纏ってプレイしていたのが太田選手だ。ゴール時は中銀スタジアムが沸きに沸く。サポーターにとっても待ち望んだ1発だった。

DFに今津選手、MFに小林選手、後藤選手、そして遂に長い怪我からの復活を遂げた湯澤選手と、ファン・サポーターにとっては何とも嬉しい顔ぶれ。怪我からのコンディションの状態が心配されていた小出選手と曽根田選手も後半のピッチで顔を見ることが出来たのも、グッドニュースだ。VFK選手として初出場ながらフルタイムで出場となった小林選手は、予想を超えるハードワークに徹していたことも強調しておきたい。

結果的には120分+PKという天皇杯に許された規定時間をフルに利用する厳しいゲームとなったが、リーグ戦になかなか出場できなかった選手たちも有り余ったパワーを発揮した上で勝つこともでき、修正点や課題をリーグ戦に向けても消化していく良い機会となったのではないだろうか。

やりたいことをやりきれなかった選手も何人か居ることだろうが、チームとして新しい形を示せたゲームだった。

◆ ◇ ◆

第99回を迎えた天皇杯。VF甲府は2回戦からの出場で、リーグ戦では2-0と快勝したFC岐阜を中銀スタジアムに迎えて行われ、この試合が今季初スタメンとなった中山陸選手、小林岩魚選手といった選手を含め、今後の熱い夏場を乗り切るためにも若手選手の活躍に期待がかかる一戦となった。

<前半>
試合は小雨が降る中、岐阜ボールでキックオフ。

両チームとも自陣でボールを回しながら攻撃の形を作り、敵陣に入ってからは相手の隙を突く攻撃を繰り出す。

だが、先に先手を取ったのは甲府だった。前半6分。左サイドからのクロスを右サイドの湯澤選手がダイレクトでゴール前に折り返し、反応した太田選手が右足で合わせた。ボールはGKの右手の先をすり抜け、ゴール左隅に収まり甲府が先制に成功する。甲府1-0岐阜。

勢いが出た甲府はその8分後にも決定機を作る。
前半14分。ペナルティエリア正面で縦パスに反応した太田選手が相手DFラインを突破しシュートを放つ。だが、これをファインセーブで防いだGKジーバース選手。さらにこぼれ球に反応した宮崎選手のシュートも阻まれ、甲府は追加点を挙げられない。

その後は両チームとも一進一退の攻防を繰り返すが、前半23分に甲府は一本の縦パスでDFラインを抜かれる。右サイドからフレデリック選手が供給した逆サイドへのロングクロスにタビナス選手が走り込みダイレクトでゴールを狙う。甲府DFも寄せており、相手に自由に打たせずシュートは枠から外れたが、一瞬の飛び出しに肝を冷やした瞬間だった。

序盤こそゆっくりした展開だったが徐々に攻守交替の激しいゲーム展開になった。直後の24分には岐阜のプレスが一瞬止まった隙を突き、後藤選手がペナルティエリア手前からミドルシュートを放つ。枠を捉えた強烈なシュートだったがGK正面でキャッチ。

その後、ゴール前にボールは入るものの、味方がいなかったりと決定機を決め切れなまま、前半を1-0と甲府がリードして折り返した。


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試合終了後 監督記者会見

 まず、この平日のナイターで、足元の悪い中、沢山のサポーターの皆様に集まっていただいて、次の3回戦に進めるゲームが出来たということは嬉しく思っています。本当に前半の入りというところで、新しい選手達が凄く躍動してくれたなと思っています。その中で先制点の場面で、自分達の前線の選手たちの身長が高くないというところで、低いクロスが今日のテーマであったので、それで点が取れたということ、そこに入ってこれたということは、彼らがこのゲームにかける勢いというか、それを実践してくれたゲームだったかなと思います。

失点して、その後またセットプレーで我々が一つリードしましたが、後半のロスタイムで失点したということ、いろんな疑惑とかいろいろあると思いますけれども、そこはやはり我々が最後締めるところはもっとしっかり締めなければいけないというところ。後は、交代選手のところで、足がつったりとか久々に出た選手が疲れてきたというところは、これからリーグ戦に向けて調整していかなければいけないと思います。

延長戦に入って、お互いに疲労感というか、きついゲームになったということは、これは致し方ないと思っています。お互いに90分内で決着をつけたいというところで全力を出してきたので。その中で、延長戦でどういう風にゲームを進めるかというところ、それはプラン通りしっかりボールを握って、縦に早くではなく、ゆっくりしっかり自分たちの体力を温存しながら最後のゴール前のところで一瞬のパワーを使って勝とうぜということで進めました。

そういう中で、佐藤和弘を入れて、右サイドにちょっと元気な選手を固めて、右サイド中心にゲームをコントロールしたというところは、選手たちは凄く反応してくれましたし、そこからチャンスをつくってくれましたし、逆に今津は左サイドが薄かったら、オーバーラップしていってチャンスをつくってくれましたし、そういう意味では延長戦の戦い方というところでは彼らが凄く体現してくれて、チームとしての戦術というところは凄くやってくれたところだと思います。それがあったからこそPK戦で勝ち切れたのかなと思っています。

Q:今日はメンバーを交代して、今まで出番のなかった選手達を出して、次のラウンドにしっかり進めることが出来ましたが、これがリーグ戦にどのように繋がってくると考えますか。
A:やはり良い場面も悪い場面も、まだまだ若い部分があったかなと思っていますし、逆に言えばアグレッシブな部分が凄くあったので、これはリーグ戦に繋がる選手も沢山いるなと考えていますし、やはり今日勝ち切ったということ、これが凄く大事なことだなと思います。彼らに自信をつけてもらって、これからの夏場、後半戦に向けて、今日ゲームをやっていた選手たちがどんどん今出ている選手達を脅かす存在になってもらいたいと思いますし、それだけの力を今日証明したのかなと思います。久々にゲームに出た湯澤にしてもそうですし、中盤で後藤京介にしても良いパフォーマンスをしていましたので、これがリーグ戦で少しずつ出場したりとか、前線の若い二人もやはり最後の最後体力的な部分で苦しい時間もありましたけれども、躍動した部分ですとか、特徴を活かした部分が凄く出てきたので、そういう面では凄く評価しています。

Q:湯澤選手の評価について、もう少し詳しくお願いします。
A:怪我をして、トレーニングや練習試合を含めた中で、今日が公式戦の一番最初のゲームでした。最初の入りからアグレッシブにやってくれたと思いますが、やはり、一つ気になっているのは体力的な部分、コンディションの部分です。最初から飛ばしていったので、45分を超えたところで疲労感が出てきていた、これは彼にとってみればこれからもっともっとコンディションを上げていかなければならないと思います。今日は60分、70分くらいで、やはり怪我明けなので、そういう面ではこちらがちょっと時間調整をしたというところがあります。ただ右サイドとして、後から出た橋爪も少し怪我をしていたので、ここ何試合かメンバーから外れてやっていた部分もありますし、逆に二人ともお互いに自分のパフォーマンスというか特徴を活かしたところを凄く出してくれた、凄く良かったと思います。これから、二人とも右サイドで競争しながら二人が良いパフォーマンスをしていけば良いと思います。


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試合データ

試合開始日時 2019年07月03日(水) 19:00
試合会場 山梨中銀スタジアム
主審 清水 勇人
副審 鈴木 規志
副審 池田 一洋
第4の審判員 野澤 和人
入場者数 1,988人
天候 曇のち雨、弱風
ピッチ状態 全面良芝 乾燥
気温/湿度 26.2℃/74.0%