GAME
試合結果
選手交代
41分
ドゥドゥ→ 宮崎 純真
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46分
井出 遥也→ 坂元 達裕
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68分
橋爪 勇樹→ 佐藤 洸一
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77分
阪野 豊史→ ジェフェルソン バイアーノ
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81分
エデル リマ→ 森 晃太
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86分
南 秀仁→ 大槻 周平
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警告・退場
30分
内田 健太 |
86分
松本 怜大 |
67分
田中 佑昌 |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 21
櫛引 政敏 |
DF 41
武岡 優斗 |
DF 23
熊本 雄太 |
DF 22
小出 悠太 |
DF 19
松本 怜大 |
DF 6
エデル リマ |
DF 35
野田 裕喜 |
MF 50
田中 佑昌 |
MF 36
柳 貴博 |
MF 40
小椋 祥平 |
MF 14
本田 拓也 |
MF 14
横谷 繁 |
MF 17
中村 駿 |
MF 39
内田 健太 |
MF 6
山田 拓巳 |
FW 28
橋爪 勇樹 |
FW 18
南 秀仁 |
FW 9
ピーター ウタカ |
FW 11
阪野 豊史 |
FW 10
ドゥドゥ |
FW 10
井出 遥也 |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 30
佐藤 昭大 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 29
ホドルフォ |
MF 8
新井 涼平 |
MF 7
岡崎 建哉 |
MF 21
荒木 翔 |
MF 27
坂元 達裕 |
MF 25
森 晃太 |
FW 9
ジェフェルソン バイアーノ |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 13
大槻 周平 |
FW 18
佐藤 洸一 |
FW 16
北川 柊斗 |
監督
伊藤 彰 | 木山 隆之 |
試合総評
明治安田生命J2第17節 『 甲府 2-2 山形 』
『 MJ初ゴールの17節は佐藤の執念のAT弾でドロー。若手躍進のキッカケになるか。』
Jリーグ出場3試合目にして、宮崎純真選手が初ゴール。第17節は甲府にとっても、宮崎選手にとっても記念すべき日となった。
屈強な首位山形に先制点を許すも、期待の若手が鮮烈な鋭角シュートで食らいついた。1点ビハインドでアディショナルタイムで入った中、甲府の頼れる男、佐藤洸一選手が同点弾をねじ込み、執念のドロー。首位山形相手に、貴重な勝ち点1を手にすることができた。夏を前にして今節で昼間のゲームは終了となり、これから後半戦はナイトゲームが続くことになる。
41分に負傷交代したドゥドゥ選手のコンディションが気になるところ。これから夏本番を迎えるにあたって、両サイドの選手の活躍は必須になる。他にもカムバックが期待される選手も居るわけだが、彼の怪我が極端なもので無いことを祈るばかりだ。今節は山形の鉄壁ディフェンスを前に中々前にボールを出せないシーンが目立ったが、フレッシュな宮崎選手の早めの投入が功を奏し、合計14本のシュートに至った。絶好のシュートチャンスで甲府は素晴らしいパフォーマンスを展開したが、相手GKのファインセーブに阻まれ、勝ち越しとはならなかった。
とは言うものの、一つでも勝ち点を重ねられた意味は大きい。宮崎選手、森選手など、今後の若手の躍進にも期待したくなった第17節。暑さとの戦いがいよいよ本格化してくるが、気温を上回る熱量で後半戦への弾みをつけたいところだ。
現在首位の山形を中銀スタジアムに迎えて行われた第17節。
甲府はケガで戦線を離れた曽根田選手に代えてシャドーで橋爪選手を、またDF小柳選手に代えてエデル・リマ選手をスタメンに起用し勝ち点3を狙う。
ここで山形に勝てば4連勝、さらにリーグトップも見える大事な一戦。と同時に、山形はここまでの16試合でクリーンシート9試合と守備が固く、どうやって切り崩すのか、また守備面ではセットプレーを得意としており、その点もどうフォローするのかが問われる一戦となった。
試合は甲府ボールでキックオフ。
3-4-2-1のミラーゲームでがっぷり四つの試合展開になると予想され、また気温29℃という高温多湿な条件も相まって、序盤は比較的スローな試合展開。
守備が揃ってしまえばなかなか切り崩すことができない状況で、前半8分、甲府が山形の守備の一瞬の隙を突く。
センターライン付近で得た間接フリーキックの場面。まだ山形の守備体型が整わない状況でクイックなリスタート。小椋選手が相手DFラインの裏に入れた縦パスにドゥドゥ選手が反応し、ペナルティエリア内で相手GK櫛引選手と1対1に。だがGKはあわてなかった。ドゥドゥ選手のシュートコースを切り、結局左足一本でセーブ。この後も甲府の決定機を幾度となく阻むGK櫛引選手は、今日一番の壁となった。
前半20分には、下がる相手DF陣にプレスを掛け甲府にチャンスが訪れる。
甲府のハイプレスの前に相手がパスミス。こぼれ球をペナルティエリア手前でウタカ選手が収める。ウタカ選手はDFを惹きつけペナルティエリア左に走り込んだドゥドゥ選手にラストパス。ドゥドゥ選手は左足でシュートを放つものの、これも相手GKにセーブされる。
ここまで、甲府は山形に自陣内で攻め込まれはするものの最終ラインで抑え込んでいたが、前半27分にピンチを迎える。
甲府としては警戒していたDFライン裏へのロングクロスが入り、これに反応した阪野選手がペナルティエリアの左内側から逆サイドに折り返す。そのボールに走り込む山形の選手はおらず、ボールは結局ゴールラインを割ったが、一本のロングフィードで相手に抜かれる点は事前に想定されていた山形の攻撃パターンだっただけに危ない場面だった。
前半25分を過ぎる頃から、相手の動きに合わせDFラインを巧みに動かしてくる守備の前に流れは少しづつ山形ペースになっていく。甲府陣内に深いボールが入ればDFラインを押し上げ、積極的に甲府陣内で攻撃チャンスを伺い、攻め込まれた時は無理せず下がり、しっかり守備体勢を作って来る。そんなフレキシブルな山形の守備の前に甲府もボールの出しどころがなく攻めあぐねる場面もあった。
しっかりと組織化された山形の陣形に対し、我慢の時間が続いた甲府。それに伴い、中盤での激しいボールの奪い合いに、身体が接触しファウルが増えた。
前半41分には、相手との接触でドゥドゥ選手に代わり宮崎選手が投入される。
この宮崎選手の投入で、山形の攻守の前に試合のペースを掴まれていた甲府の流れが変わった。
前半45分+1分には宮崎選手がペナルティエリア右の深い位置で相手からボールを奪い、田中選手にマイナスのパス。受けた田中選手が供給したクロスに橋爪選手がヘディングシュートを放つ。だがここでもGK櫛引選手のファインセーブに阻まれ、ゴールネットが揺らせない。
フィニッシュまで持ち込むものの最後の最後で相手GK櫛引選手のファインセーブに阻まれ、前半を0-0のドローで折り返した。
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試合終了後 監督記者会見
この暑い中7,000人を超えるサポーターの皆様から声援を送っていただき、その声援で最後勝ち点1をもぎ取れたのかなと感謝しています。しかし、我々が狙うところは勝ち点3でしたし、そういう中で、前半ドゥドゥのケガというところもあって、イレギュラーな部分もありましたが、なんとか選手たちがそこを踏ん張ってくれて、立ち直ってしっかり最後まで戦ってくれたなというふうに思います。失点の場面は、一番警戒していたセットプレー、そのセットプレーの中での失点でした。それだけ警戒している中でやられてしまったということはしっかり反省しなければいけないと思いますし、その対策と傾向というのはしっかりとやっていかなければいけないと思います。我々の得点のところは、最後パワープレーであったりとか、そういうところで点が取れたという部分もありますし、途中から出た宮崎純真でしたり森晃太というところが活力を与えてくれ、今後期待できる選手達がまた一つ出てきたかなと思っています。まだまだ彼らも未熟なところもありますけど、こうやって一つチャンスをものしたというところはしっかり評価していきたいと思っています。最後、追いついたというところで、雰囲気的にも良い雰囲気で終われたということはありますが、しっかりと足元を見据えてもう一回戦っていかなければいけないと思います。
Q:宮崎選手、佐藤選手と途中から出た選手が2ゴール取りました。ケガ人が出て難しい部分もあったと思いますが、途中から出た選手の評価はいかがですか。
A:洸一に関しては、途中から出てきてこうやって点を取っている選手ですので、本当にこういう場面ですごく力になってくれるというのは元々あるものですから、そこまでビックリするということはないです。純真に関しては、途中から出て、この声援の中で長い時間やる中でチームにパワーを与えてくれた得点だと思いますし、そういう面では凄く喜ばしいというか素晴らしかったなと思います。森に関しても、彼の特徴というところは出せていたと思います。それを期待して出したので、しっかりそれを遂行してくれた、最後、チャンスの部分、縦に突破してクロス、コーナーキックをとってくるところであったりとか、ちょっとしたことですけれども、本当にチームに力を与えてくれたなと思っています。彼らもまだまだこれからだと思いますので、またチャンスがあれば良い仕事をしてもらいたいなと思います。
Q:2失点について、隙を与えないことが重要かと思いますが、いかがですか。
A:セットプレーに関しては、やるかやられるかというところもありますけども、山形さんが凄く準備してきているセットプレーの技術ですので、そこを我々はしっかり抑えるというところは、本当にやっていかなければいけなかったなと思います。狙ってくるところで我々がそれを抑えきれなかったというところは、反省しなければいけないと思いますし、隙を与えないというところでは、あのPKも隙を与えたPKですので、チームとして後半に入ってからのあの2失点の時間帯は隙があったということだと思います。その辺はもっと厳しくやっていかなければいけないと思います。あとは、暑さもありますし、そういう面ではお互いに消耗したゲームになったと思いますし、最後もしかしたら山形さんも暑さで我々のパワープレーに摩耗していたというところもあるかもしれません。お互いに痛み分けという感じですが、失点の部分はしっかり修正していかなければいけないと思います。
Q:宮崎選手、佐藤洸一選手と順番に出て、佐藤選手に関しては短い時間で点を取っているというのは、使い方も含めて、なぜあの短い時時間で点が取れるのか、監督としてどう考えますか。
A:スタートで使った時もあります。スタートで使うと、90分間ゲームをコントロールしながら、自分のパワーを使いながらというところが、多分彼の中であると思います。この短い時間だと、その90分使うパワーを凝縮させて20分、30分とやっていけるところがあります。基本彼が点を取れているというところは、我々がビハインドになった時、そういう時に我々がパワーをかけてクロスだったりとか、そういうことが多くなった時、それが彼にとってみれば点を取れるパターンというか、今日もそうですけど、健太からのクロス、彼がヘディングで決めてくれたというところもそうですし、そのパターンというのをもっている選手かなと思います。ゲームの中で、90分そういうパターンを出せると良いと思いますが、相手にパワーがある状態の中で抑えられる時もあると思いますし、今は凄く流れというか、彼が点をとれる状況というのが後半の残り15分の中にあるというのが、我々にとってみれば心強いというか、彼がいることがヴァンフォーレ甲府にとってみれば勝ち点を稼げる一人のプレーヤーだと思っています。
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