GAME
試合結果
選手交代
66分
ピーター ウタカ→ 佐藤 洸一
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46分
川崎 裕大→ 田代 真一
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66分
内田 健太→ 荒木 翔
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57分
松浦 拓弥→ 戸島 章
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79分
ドゥドゥ→ 新井 涼平
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67分
田所 諒→ 渡邊 一仁
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警告・退場
41分
北爪 健吾 |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 21
竹重 安希彦 |
DF 41
武岡 優斗 |
DF 14
北爪 健吾 |
DF 22
小出 悠太 |
DF 33
川崎 裕大 |
DF 6
エデル リマ |
DF 20
カルフィン ヨン ア ピン |
MF 50
田中 佑昌 |
DF 3
田所 諒 |
MF 40
小椋 祥平 |
MF 27
中山 克広 |
MF 14
横谷 繁 |
MF 8
佐藤 謙介 |
MF 39
内田 健太 |
MF 6
中里 崇宏 |
FW 11
曽根田 穣 |
MF 7
松浦 拓弥 |
FW 9
ピーター ウタカ |
FW 25
草野 侑己 |
FW 10
ドゥドゥ |
FW 10
イバ |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 18
南 雄太 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 5
田代 真一 |
MF 8
新井 涼平 |
DF 26
袴田 裕太郎 |
MF 16
松橋 優 |
MF 24
渡邊 一仁 |
MF 21
荒木 翔 |
MF 22
松井 大輔 |
FW 18
佐藤 洸一 |
FW 9
戸島 章 |
FW 19
宮崎 純真 |
FW 13
瀬沼 優司 |
監督
伊藤 彰 | 下平 隆宏 |
試合総評
明治安田生命J2第15節 『 甲府 2-1 横浜 』
『 ホーム戦5試合ぶりの勝利で2連勝! ベテラン勢の踏ん張りがVF甲府を連勝に導く。』
前節の福岡戦を3-0で勝利し、ホームに戻ってきたVF甲府が迎える相手は横浜FC。
対戦成績では甲府が18勝7分9敗と勝ち越してはいるものの、昨季はホーム&アウェーともに敗れており、その借りを返したい相手。また山形・水戸といった上位陣に追随するため、福岡戦の勝利を価値あるものにするためにも、連勝できるかが問われる大事な一戦となった。
山梨中銀スタジアムは快晴。ゲーム開始時の気温は32℃と異常とも思える暑さの中での試合となったが、試合はピーター・ウタカ選手が2点をたたき出し、強いて言えば「辛くも」勝利した。というのも、後半70分を超えるころからミスが見られ、危ない場面を自ら作り出す部分もあったからだ。
とは言え、今回の勝利の意味は大きい。連勝することで勝ち点は26となり暫定ではあるがリーグ3位に浮上。またピーター・ウタカ選手が自信を取り戻したかのようなゴール前でのプレーが戻ってきた。さらに出場した試合でコンスタントに結果を残す”必殺仕事人”田中選手といったベテラン勢の踏ん張りが今の甲府の大きな原動力になっている事も改めて見て取れた。
これからの活躍が待たれる若手にとって、どんな状況でも自分に与えられた役割を全力でこなすベテラン勢に習うことは多いし、これからもチームを支えてくれるパワーになってくれることだろう。
それではハードな状況下で行われた横浜戦を振り返ってみよう。
甲府ボールでのキックオフ。
甲府はトップにウタカ選手、シャドーにドゥドゥ選手と曽根田選手といった前節福岡戦と同じ布陣で横浜に挑んだ。
気温32℃と早すぎる猛暑日となったが、ピッチ上では試合開始直後から展開の早い試合が繰り広げられた。
開始直後は横浜の右WB 中山選手の仕掛けなどから連続でCKを受ける。キッカーの中里選手が入れてくるクロスにイバ選手がヘディングで合わせようとするも、甲府DF陣もそこは身体を入れて守り抜く。
前半11分には甲府がチャンスを迎える。
横浜陣内の左サイドで相手DFからボールを奪ったドゥドゥ選手。ペナルティエリア左から侵入し走り込む曽根田選手にグラウンダーの強烈なクロスを入れる。これに反応したGK竹重選手だったがボールが流れて逆サイドに。そこに走り込んでいたウタカ選手だったが、ボールの勢いが強く、ジャストミートできずにシュートは浮いてしまった。
前半30分には、センターサークル付近から田中選手が前線のウタカ選手に絶妙なスルーパスを入れる。だがうまくボールが足につかずフィニッシュまで持ち込めなかった。
序盤こそ横浜に押され気味な甲府だったが、前半20分を超えるころから試合が落ち着いてきて、いつしか試合のペースは甲府に移っていた。甲府の中盤を支える小椋選手、横谷選手がDFとFWの間をうまくつなぎ、二人が前を向いてボールをコントルールする事で、FWの3人も前を向いて攻撃できる回数が増えていった。
そして前半36分、甲府に先制点が生まれる。
ピッチ中央でボールを収めた横谷選手から相手DFライン裏に縦パスが入る。これに反応した田中選手が長い距離を走ってペナルティエリア内で追いつく。相手DF2人を惹きつけ、GKと1対1になった直後に左から入ってきたウタカ選手にラストパス。ウタカ選手はバウンドするボールに体をうまく合わせ、左足でタイミングを合わせゴールに流し込んだ。
ここ数試合、チャンスも作ってきたしシュートも打ったがゴールできなかったウタカ選手の7試合ぶりのゴールに、スタンドは沸いた。
その後も甲府は攻撃の手を緩めない。
前半43分。ドゥドゥ選手がペナルティエリア左から切り込みマイナスのクロスを供給。しかし相手に阻まれる。だがそれを収めた小椋選手がペナルティエリア内に入ってきた曽根田選手にパス。これを狙いすまして左足でシュートするもゴールポスト直撃。惜しいシーンだった。
甲府は横浜を1点リードし折り返す。
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試合終了後 監督記者会見
まず、この暑い中で8,000人強という沢山のサポーターの皆様の強い後押しがありまして、勝点3が取れたということはすごく感謝しています。我々がやろうとしていることは前半からしっかり出せたのかなと思っていますし、その中でしっかりと先制点が取れて、追加点が取れたというところはゲームの流れとしては良かったのかなと思います。ただ、やはり締めるところで、押し込まれた状態のところで自分達が盛り返せなかったということは、やはり反省しなければならないと思います。また、横浜さんの方は、イバ選手ですとか戸島選手ですとか、そこが狙いであると分かっている中で、失点した場面、そこは防がなくてはいけないシーンだったと思っています。これは次節に向けての反省材料かなというふうに思っていますので、これをしっかりと改善して、今2連勝という状況になってきているので、勝ちをしっかり続けていけるように、また今日みたいな最後ファイトできるような戦い方を次節もしたいなと思っています。
Q:2ゴールを決めたウタカ選手に対する評価はいかがですか。
A:前節、前々節と良い場面で点が取れていなかったというところもありましたし、チャンスメイクも、ゴール前の顔を出す場面というところもすごく良くなってきたかなと思っています。あとはチームとしてやるべきことが彼にとってみればはっきりしてきた、ここ2節かなと思っています。その中で、彼が2ゴールあげられたということ、これは我々チームとしても頼もしい限りだと思います。もう1個、前半では決められる場面もありましたし、彼がチャンスに顔を出せる状況が増えてきたということは、我々チームにとってみれば有益なことだと思います。ただ、やはり守備の部分ですとか、周りの選手が頑張っているので、そこを補いながら、ウタカは結果でチームを助ける、周りもそれをしっかりサポートする。プラス、チームとしてやるべきことはしっかりやるということは、これはなくしてはいけないかなと思っています。
Q:先制点に関しては、田中選手がかなり高い位置まで出てきてゴールを決めることができたというところに関してはいかがですか。
A:横浜さんの両サイドハーフが引っ張られるというところと、サイドハーフとサイドバックの裏を突いていこうということが今回あったので、繁から佑昌への裏へのパスに対して、佑昌がそこを取りに行けたということ、プラスアルファ、ウタカがゴール前に入ってきたということは、これはチームとして狙いでやってきたことなので、それが出た場面で凄く良かったと思います。
Q:2点目を取るまでは、ボランチの2人に積極的に声掛けをしていたと思いますが、どのような言葉を声掛けて、どのようなパフォーマンスをして、どのような改善が今後必要ですか。
A:前半からもありましたけど、イバ選手に対して、ロングボールですとか、くさびのボールが入ったときのセカンドボール、そこは彼ら2人が制圧しなければいけないということは、前後半通して指示していたところです。ただ、やはりゲームをコントロールする中で、横谷が一つ前に上がりながらラストパスを出したりですとか、ゲームをコントロールするところ。プラス小椋がそこのボールを奪取する能力でしたり、バランスをとるところだったりとかは密にいろいろ話しながらやっていました。後半の最後のところは、ロングボールでセカンドボールが拾えなくて押し込まれる状況、我々はゴール前に張り付いている状況の中で、やはりボランチとしてはそこから押し出す作業というところ、自分たちのラインをあげて自分たちのゴール前から押し出していくという作業は、今後課題になっていくのかなと思っています。ただ、運動量もなかなかボランチとしては凄く激しい2人ですから、最後のところで体が動かないようなところもありますけれども、最後は体を張ってとめたりですとか、そういうところは凄く評価しています。
Q:これだけ暑い中で、特にサイドの選手はかなり大変であったと思いますが、その中で田中選手がアシストを決めて、フルで走りぬいたというところは、監督として評価はしていますか。
A:先制点のアシストの場面ですとか、献身的に裏をとる動きですとか、運動量、上下運動するというのは、本当に今回の田中佑昌は素晴らしい出来だったと思います。これを続けていかなければいけないですし、ただやはり、左サイドからクロスをあげられてやられた場面ですとか、彼が直接関わっているかどうかは別問題だと思いますが、苦しい時にどれだけボールに寄せられるかとか、ちょっとしたところですけれども、そういうところも詰めていかないといけないですし、手を抜くと次のゲームに響いてくると思いますので。2連勝したからという訳ではないですが、ここから気を引き締めて次のゲームに望みたいと思います。両ウイングバックは、本当に良い仕事をしてくれたなと思います。
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