GAME
試合結果
選手交代
46分
内田 健太→ 曽根田 穣
|
54分
小松 蓮→ 垣田 裕暉
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65分
小椋 祥平→ ジュニオール バホス
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63分
金子 昌広→ 大石 竜平
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83分
武岡 優斗→ 佐藤 洸一
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75分
クルーニー→ 毛利 駿也
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警告・退場
45分
ドゥドゥ |
57分
長谷川 巧 |
73分
長谷川 巧 |
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73分
長谷川 巧 |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 23
白井 裕人 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 24
長谷川 巧 |
DF 22
小出 悠太 |
DF 27
廣井 友信 |
DF 34
今津 佑太 |
DF 2
山本 義道 |
MF 41
武岡 優斗 |
DF 45
沼田 圭悟 |
MF 26
佐藤 和弘 |
MF 7
清原 翔平 |
MF 40
小椋 祥平 |
MF 6
大橋 尚志 |
MF 39
内田 健太 |
MF 8
藤村 慶太 |
FW 14
横谷 繁 |
MF 14
金子 昌広 |
FW 9
ピーター ウタカ |
FW 9
小松 蓮 |
FW 10
ドゥドゥ |
FW 22
クルーニー |
サブメンバー
GK 23
岡 大生 |
GK 1
後藤 雅明 |
DF 8
新井 涼平 |
DF 4
石尾 崚雅 |
MF 50
田中 佑昌 |
DF 16
毛利 駿也 |
MF 11
曽根田 穣 |
MF 33
梅鉢 貴秀 |
FW 13
太田 修介 |
MF 13
大石 竜平 |
FW 29
ジュニオール バホス |
FW 10
垣田 裕暉 |
FW 18
佐藤 洸一 |
FW 11
杉浦 恭平 |
監督
伊藤 彰 | 柳下 正明 |
試合総評
明治安田生命J2第5節 『 甲府 1-1 金沢 』
『 【金沢戦】終了間際、初出場の佐藤洸一が古巣へ恩返し弾!クラブ初の開幕5戦無敗達成。 』
開幕以来、とてもいい連携が取れていた甲府。しかし今節は、前半から金沢の徹底的な堅守にプレッシャーを受けたりミスや体の重さが目につき、決して上手く機能しているとは言えない流れであった。昨夜から山梨は大きく冷え込み、最近の陽気とは打って変わって冷たい風が吹く厳しいコンディション。0−1のビハインドのまま、初黒星となってしまうか、、、という暗雲が立ち込めていた。
しかし、書いて字のごとく曇天を切り裂いたのは、佐藤洸一選手だった。暗い雲の切れ間から光が差し込んで来た頃、83分で途中出場したかと思えば、相手キーパーに弾かれた小柳選手の弾丸シュートを見事にフィニッシュ。本人にとっては「今季初出場」「J通算350試合出場」「古巣との初対戦」という3本立てのまたとないタイミングをモノにした。
今節のドローをもって、結果的にヴァンフォーレ甲府はクラブ初の開幕以来5戦無敗をマークした。今週練習中にキャプテン小出選手は「勝つしかない。勝ちながら修正できるのが一番。負けなしの流れを切ってはいけない」と語っている。勝利とはならなかったが、厳しい中でも、着実に勝ち点1を積み上げることができた。
昨日は夏日の甲府だったが今日の気温は15℃と冷え込んだ山梨中銀スタジアム。
第5戦の対戦相手は対戦成績1勝1敗と全く互角の金沢。前節金沢は町田戦で6点を挙げ快勝。対する甲府はここまで4戦負けなしと勢いに乗る両チームの対決となった。
金沢ボールでのキックオフで始まった前半。試合は徐々に金沢ペースとなった。
前節と同じメンバーで挑んできた金沢は、個々の選手の距離感もかみ合い落ち着いて試合をコントロール。攻撃では前線のクルーニー選手にボールを集め、守備では甲府に早い段階でプレッシャーをかけ甲府の攻撃の芽を潰す展開に。
そのような展開の中で先制したのは金沢。前半12分、左サイドから攻めあがった金子選手から鋭いクロスが入り、ゴールニアで小出選手がクリアするもこぼれた所をクルーニー選手に詰められてしまった。甲府は5戦目にして初めて先制された展開となる。
直後の13分に甲府も決定機を迎える。
敵陣中央でボールを収めた武岡選手から相手DF裏に縦パスが入る。これをウタカ選手がペナルティエリア右で受けクロス。逆サイドから走り込んだドゥドゥ選手がフリーでヘディングするもゴール左に外れてしまう。
さらに前半16分の甲府の攻撃。
敵陣中央でウタカ選手から右サイドの武岡選手に横パスが通る。武岡選手はペナルティエリア右に進みグラウンダーのクロスを入れるとゴール正面に居た佐藤和宏選手が折り返し、横谷選手が左足を振り抜いた。シュートはゴール左に決まったが、オフサイドで無効に。惜しくも得点には結びつかなかったが、細かく繋いで相手のDFを置き去りにする甲府の攻撃が垣間見えた。
その後の甲府は金沢の攻守の前に後手を踏む。守備においては距離感が今一つでパスが繋がらなかったりパスミスが多くみられた。また攻撃においては金沢の堅守の前に突破口が見当たらず、「ボールを持たされている」時間が目立った。
逆に試合を優勢に進める金沢は前半42分にも決定機を迎える。左サイドの沼田選手から甲府DF陣の間を通すスルーパスが入り、抜け出したクルーニー選手がペナルティエリア内からシュートを放つ。これはGK河田選手のナイスセーブで防いだが、DFラインを抜け出すのがうまい選手を背負った時に、DF同士の距離間をどうするのかといった部分は今後の課題になるだろう。
前半、放ったシュートは甲府1に対し金沢7。金沢の前に抑え込まれ前半を0-1と金沢リードで折り返す。
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試合終了後 監督記者会見
土曜日開催の中、ファン、サポーターの皆様方7千人ちょっと入っていただいて、後押ししてくれたということは感謝しております。
ゲーム内容としては、あまり良い感じで入れていなかった、正直身体が重いなという感じはしていました。その中で失点した場面は我々が一番ケアしなきゃいけない左サイドからのクロスからの失点という所で、もうちょっとそこは準備してきた部分で、クロスの対応でしたりとかという所はもう少しやっておかなければいけなかったのかなと。そこをしっかりと抑えられなかったというのが失点に繋がったのかなと思います。それからゲームをコントロールしようとする中で、金沢さんのプレッシャーを剥がせない状況が続いたなという所で、途中からポジションだったりとか、ポジショニングの高さですとか、そういうのでチャレンジしようとしましたが、そこまで効果的な崩しは出来ませんでした。そういう所が難しくした原因の一つかなと思います。後半、相手が退場になって我々が攻勢をするという所で、ディフェンスラインを1枚減らして、前に佐藤(洸一)を入れたことによって最後厚みのある攻撃というか、なりふり構わず点を取りに行く姿勢を見せてくれたので、そこで得点が出来て勝ち点1取れたということはすごく良かったと思います。今年2019年始まるときに我々は昇格を目指すという中で、勝ち点0を勝ち点1に、勝ち点1を勝ち点3にするというもとで選手たちとずっとキャンプをやってきました。アディショナルタイムという所で点を取れたという所は、彼らは本当にそれに向かってがむしゃらにやってくれたということに感謝しております。以上です。
Q:中々出番の無かった佐藤(洸一)選手が途中交代でチームに勝ち点をもたらす結果を出したことについて、どのように評価していますか。
A:キャンプからずっと洸一に関しては、良いパフォーマンスを出していました。点を取れる選手、ストライカー、得点の嗅覚という所は本当に揺るぎない物があると思います。だからこそ、最後の所で、最後の1枚でチョイス出来たという所は彼が本当にずっとトレーニングから毎日毎日、積み重ねてきてくれた信頼であったり、プレーであったりとか、そういう所が最後の彼に乗り移ったといいますか、彼の本当の力を出してくれたと思います。本当に頼もしい選手ですので、これからもあのような場面で点を取って欲しいですし、逆に言ったらスタートから90分間でもっと点を取れるような、そういう選手であると思いますので信用して使っていきたいと思います。
Q:前半、相手のプレスを剥がせなかったのはどういう所に原因があったのでしょうか。
A:先ず1つは、3バックで2トップを切らなきゃいけない所と、金沢さんの前からのハードなプレッシャー、剥がれた所からサイドハーフであったり、ボランチが出てきた後のプレッシャーを切れた回数も少なかったです。色々なものが(要因として)あるとは思いますが、ドゥドゥがウタカから離れていたり、ウタカにボールが入った時にサポートが無かったりという所もあったので、横谷とドゥドゥのポジションという所は今後、ハイプレッシャー、マンツーマンで来るチームに対してもっともっと改善しなければいけない所があります。後は、ウイングバックが高い位置を取りすぎていたという所も、サイドハーフのプレッシャーをウイングバックが引き受けて、余裕で入ってくる時間を作っても良かったのかなというのは僕の反省です。後半に向けてそういう所を取り入れようと話はしたんですが、それ以上に今回の金沢さんのプレッシャーが良かったという所です。もっともっと自分たちが向上しなければいけない所、詰めていかない所かなと思います。
Q:小柳選手が攻撃でも活躍をしていました。どのように評価していますか。
A:元々、ボランチもやっている選手ですし、攻撃的なタスクは持っていると思います。その中でも、我々のしっかり0で抑える守備の構築という所で彼のパワーを一番活かしてもらいたいです。チャンスがあれば上がって行くという所のパフォーマンスを見せてくれたという所は、元々持っている物だと思っていました。最初から攻撃的なパフォーマンスをするのも1つですけれど、それ以上にやはりしっかり守備に貢献してくれたパフォーマンスを評価しています。彼の特徴である攻撃、例えばコーナーからの得点であったりとか、上がってミドルシュートであったりということが今後増えていくと我々の武器の1つになると思います。その辺はまた追々積み上げていければと思います。
Q:今津選手が初先発でしたけれども、後半はセンターバックのセンターに移りました。その意図を教えてください。
A:彼の特徴というのは守備でハードワークが出来ます。その中で1つ問題になったのがセンターバックからのパスの供給の所。前半我慢しながらバランスを崩すのは良くなかったので、左サイドからの攻撃というのもボランチからのビルドアップがメインの前半だったと思います。後半に入ってセンターバックがどんどん入っていけるようなシチュエーションが出てきました。そういった面では、小出だったり小柳の方が入っていってシュートが出来るので、そこからボールを供給するというような意図があったので変えました。
Q:クラブとして開幕から5戦無敗(3勝2分)は初めてとなります。監督からみてどのように評価していますか。
A:負けなしでここまで来れたということは、選手、ファン、サポーターの皆様の力だと思っています。本当に選手はすごく頑張ってくれたという所は評価しています。ただ、今日のような苦しいゲームで勝ち点1を取るというということは、そう簡単に出来ることではないので、負けなしで来た所の最大の要因かなと思っています。ファーストゲーム大宮戦は固く引き分けで終わりましたが、その後はアグレッシブに点を取りに行ったりとか、しっかり守れたりとか、キャンプでやってきた所はしっかり出来たゲームだと思っています。本当に今日のゲームというのは、1つのターニングポイントになるのかなというふうに(思います)。今日のゲーム内容全てそんなに良くないです。ただ、勝ち点だったりとか、昇格をするために必要な物は今日のゲームで色々あったのかなと思います。
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