GAME
試合結果
選手交代
74分
小椋 祥平→ 宮崎 純真
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78分
渡邉 新太→ 本間 至恩
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86分
アラーノ→ 金園 英学
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80分
フランシス→ 矢野 貴章
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85分
シルビーニョ→ 渡邊 凌磨
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警告・退場
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 1
大谷 幸輝 |
DF 3
小柳 達司 |
DF 32
新井 直人 |
DF 22
小出 悠太 |
DF 5
舞行龍 ジェームズ |
DF 6
エデル リマ |
DF 4
大武 峻 |
MF 50
田中 佑昌 |
DF 31
堀米 悠斗 |
MF 40
小椋 祥平 |
MF 6
戸嶋 祥郎 |
MF 26
佐藤 和弘 |
MF 33
高木 善朗 |
MF 39
内田 健太 |
MF 13
フランシス |
FW 14
横谷 繁 |
MF 8
シルビーニョ |
FW 9
ピーター ウタカ |
MF 11
渡邉 新太 |
FW 29
アラーノ |
FW 9
レオナルド |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 30
田口 潤人 |
DF 34
今津 佑太 |
DF 28
早川 史哉 |
DF 4
山本 英臣 |
MF 17
カウエ |
MF 2
湯澤 聖人 |
MF 18
渡邊 凌磨 |
MF 11
曽根田 穣 |
MF 20
本間 至恩 |
FW 19
宮崎 純真 |
MF 40
小川 佳純 |
FW 17
金園 英学 |
FW 19
矢野 貴章 |
監督
伊藤 彰 | 吉永 一明 |
試合総評
明治安田生命J2第33節 『 甲府 1-1 新潟 』
『 打ち合いの末、新潟と悔しいドロー。甲府は暫定8位をキープ。 』
天皇杯から中二日。J2リーグ33節新潟戦は、1−1の悔しいドローで終戦となった。前半に相手陣地でのディフェンスラインのもつれから先制点を許してしまったが、39分にピーターウタカ選手が同点弾。相手GKのミスを突き、落ち着いてゴール。後半には宮崎選手、金園選手の投入により試合のリズムも変わったが、乗りに乗ってきたところでタイムオーバーとなってしまった。残り9試合でどれだけの勝ち点を積めるかで、J1への道のりは平坦にも、急勾配にもなる。激闘を振り返ろう。
現在8位の甲府が同13位の新潟を中銀スタジアムに迎えて行われた第33節。この新潟戦を含め残り10試合となった今季のJ2リーグだが、自動昇格圏、プレーオフ圏ともにまだまだ狙える位置にある両チームだけに、どちらも欲しいのは勝ち点3。甲府としては同7位の岡山にまずは並び、そこから残り9試合で混戦模様の上位争いに割って入りたい。
甲府は前節の柏戦で途中離脱したドゥドゥ選手に代えてシャドーにアラーノ選手をスタメン起用。攻撃面では、アラーノ選手の起用とトップのウタカ選手、右シャドーの横谷選手といった連携で甲府が得点を取れるか、守備面では新潟で今乗っているレオナルド選手や前線に顔を出すフランシス選手、シルビーニョ選手、渡邉新太選手の攻撃を甲府全体で抑え込めるかが見どころとなった。
<前半>
試合は甲府ボールで開始。
試合開始直後は両チームともDFラインでパスを繋ぎながら徐々に敵陣に攻め入り、隙を伺って攻撃を繰り出していたが、新潟が徐々に前線へのプレスを高め、また適度な距離感でパスが繋がりはじめるとともに、流れは徐々に新潟ペースとなった。
試合が動いたのは前半11分。新潟の左CK。キッカーは高木選手。逆サイドへのクロスは甲府の守備がはじき返すが、それが再び左サイドの高木選手の元に行ってしまう。そこから高木選手にもう一本クロスをあげられてしまい、ファーにいたレオナルド選手にヘディングで合わせられてしまった。
先に失点してしまった甲府は、反撃に転じなければいけない状況に追い込まれる。だが新潟の適度な距離感を保った守備の前に前線になかなかボールが入れられず、結果として前線も相手DFの裏を取るといった動きができず、さらには攻撃が遅くなる事で相手の守備体形が固まってしまい崩す事もできないという状況で攻撃にリズムが生まれない。アラーノ選手も引き気味にならざるを得ない状況となってしまった。
逆に甲府は勢いを増した新潟に攻め込まれてしまうこととなる。
前半33分、右サイドから新井選手が放った精度の高いクロスに、ゴール前で渡邉新太選手、レオナルド選手がヘディングを試みるがミートできず。さらに3分後の前半36分には左サイドの高い位置で得たスローインからの流れで、シルビーニョ選手がペナルティエリア内の左からシュート性のクロスを供給、これに逆サイドでフランシス選手がフリーで飛び込むがわずかに合わせられず。ハラハラする展開が続く。
しかし、前半38分に甲府はワンチャンスをモノにする。
前半38分。ペナルティエリアの右手前で小椋選手が縦パスを供給し、横谷選手がゴール前に折り返す。これを相手DFがクリアしようとするもクリアしきれず、さらにGK大谷選手も目測を誤りパンチングが空振り。そこに詰めていたウタカ選手が最後は落ち着いてゴールに流し込み、甲府が同点に追いついた。
その後、同点に追いついた甲府に前に前にといった攻撃のリズムが生まれ、逆転できるかと思われたが、新潟の守備の前に流れは引き戻せず。
終わってみれば、ボールポゼッションは甲府が60%と新潟を上回ったものの、内容としては攻め切ることができなかった前半だった。次の1点が勝ち点3を掴むための大きなステップになるだけに後半に注目が集まった。
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試合終了後 監督記者会見
まずは、大勢のサポーターの皆様方が応援してくれた中、勝ち点1、本来なら勝ち点3をプレゼントしたかったのですが残念です。
前半、先に点を取られて、少しパワーを使って追いつけたのは、これは本当にチームとして良かったと思いますし、前半の点を取られた後も落ち着いてゲームをコントロールしながら攻めにいけてたというところ、バランスを取りながらゲームを進めていけたというところは、前半良かったと思います。前半追いつけたということは選手のパワーになりましたし、凄く良かった前半だったのかなと思います。
セカンドハーフに入って、入り方というか相手に押し込まれる時間が長くなってきました。そういう中でオーガナイズと選手を変えながら、最後もう一回押し返してチャンスをつくれたというのは、選手が最後の最後まで戦ってくれた結果だと思います。最後ゴールをこじ開けられれば良かったと思いますが、新潟さんの速攻でしたりとか、前線の外人のパワーでしたりとかスピードだったり技術だったりとかクオリティだったりとかには凄く恐さを感じていたので、相手のシュートミスですとか河田のビッグセーブに助けられた部分があります。我々は残り9試合、一つも落とせないという状況だと思いますので、負けなかったことをポジティブにとらえて、次のゲームに勝てるよう1週間しっかりと準備していきたいと思います。
Q:終盤チャンスを作って、もう一歩というところでした。監督から見て足りなかった部分はどこにあると考えますか。
A:足りなかった部分というか、あの純真の一対一は、そこまでの作りでしたりとか、偶発的に起きたものかといえばそうではないですし、こちらからしっかりと作り上げたものでしたので、あとはしっかりと決めきるだけでした。何が足りないかといったら、純真が決めきる能力をこのゲームで発揮できなかったということだと思います。ただ、そこまで入っていけた純真は評価したいと思いますし、このゲームを劣勢から優勢、ゲームを押し返すことが出来たのは間違いなく彼ですから、そこは凄く評価したいと思います。本当に決めきるだけという状況だったと思いますが、逆に新潟さんも同じようなことを言われていると思いますので、痛み分けというところだと僕自身は思っています。
Q:押し込まれていた後半始まりから20分前後の時間は、監督の目から見てどういう部分に要因があると考えますか。
A:一つは、オーガナイズが凄く崩れ始めてきたこと。サイドの守備のところで、体力面を含めて積極的にボールにプレッシャーをかけられなくなってきたところというのは、相手に押し込まれた部分かなと思います。なので、途中4枚に変えて、前からプレッシャーをかけられるような状況と後はフレッシュな選手で前からしっかり追えたというのはあります。中2日でゲームをやっている選手もいますし、我々はそれをずっとリフレッシュしないで天皇杯とこの新潟戦をやってきたので、選手達も多分疲労感もあったと思います。後半もしかしたら体力的にきつくなるなというのは感じていた部分もありますので、そういう面では、選手交代の部分で押し返すことが出来たのは良かったと思います。あの時間帯はプレスの守備というところに少しだけ問題がありましたので、そこを修正したということです。
Q:初先発のアラーノ選手の評価はいかがですか。
A:よくボールにも絡んでいましたし、ゲームをコントロールしながら厳しいところも動き出しが出来ていました。欲を言えば最後の最後もう一回最終ラインを突破する動きをもっとやって欲しかったなと思います。ただ、それ以上にしっかり中盤でゲームをコントロールしながらボールを引き出したり、ドリブルもしくはワンツーで脅威を与えていたかなと思います。ただ、シュートというシュートはなかったので、シュートというところを彼自身の力としてはもう少し求めたいなと思います。また、チャンメイクとゴールとアシストという結果というところを彼自身にも求めていきたいなと思います。
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