GAME
試合結果
選手交代
70分
ダヴィ→ ドゥドゥ
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60分
早坂 良太→ 富山 貴光
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78分
津田 琢磨→ 保坂 一成
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90分+3
吉田 豊→ 青木 剛
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84分
黒木 聖仁→ 河本 明人
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警告・退場
86分
ドゥドゥ |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 33
林 彰洋 |
DF 41
土屋 征夫 |
DF 23
吉田 豊 |
DF 4
山本 英臣 |
DF 5
キム ミンヒョク |
DF 17
津田 琢磨 |
DF 29
谷口 博之 |
MF 16
松橋 優 |
DF 2
三丸 拡 |
MF 8
新井 涼平 |
MF 10
金 民友 |
MF 20
黒木 聖仁 |
MF 14
高橋 義希 |
MF 28
橋爪 勇樹 |
MF 30
福田 晃斗 |
FW 23
稲垣 祥 |
MF 24
鎌田 大地 |
FW 14
田中 佑昌 |
FW 25
早坂 良太 |
FW 9
ダヴィ |
FW 11
豊田 陽平 |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 1
赤星 拓 |
DF 3
畑尾 大翔 |
DF 3
磯崎 敬太 |
MF 7
石原 克哉 |
DF 35
青木 剛 |
MF 30
保坂 一成 |
MF 6
アイメン タハール |
FW 10
ドゥドゥ |
MF 40
石川 啓人 |
FW 13
河本 明人 |
FW 18
富山 貴光 |
FW 19
盛田 剛平 |
FW 22
池田 圭 |
監督
佐久間 悟 | マッシモ フィッカデンティ |
試合総評
明治安田生命J1 2ndステージ 第17節 『 甲府 0-1 鳥栖 』
『 安定した守備を展開するもワンチャンスをものにされて0-1で惜敗。しかし、残留争いのライバルもともに敗れ、甲府は4年連続となるJ1残留を果たした。 』
前半はベテラン3バックを中心に安定した守備を展開して無失点で折り返すも、後半GK河田選手がクロスを処理できず、こぼれ球を豊田選手に流し込まれ失点。ドゥドゥ選手や河本選手をピッチに送り込むも、決定機は作れず0-1で鳥栖に惜敗した。しかし、残留を争った16位名古屋、15位新潟がともに敗れたため順位は変わらず、14位でシーズンを終えた。
2016年のJ1リーグも今節が最終戦。残留争いは勝ち点1差でリードを保つも、最後は勝利でJ1残留を自らの手で勝ち取りたい。
前節湘南戦ではドゥドゥ選手とダヴィ選手を先発起用し必勝を期したが、引いて守る湘南相手に攻めが空転。一方の湘南の攻撃も怖さはなかったが、後半にペナルティエリア手前中央付近で与えたFKを三竿選手に決められて先制を許す。甲府は河本選手、黒木選手を投入して勝負に出るも後一歩及ばず、17位湘南相手に痛い敗戦となった。
マルキーニョス パラナ選手が右足を痛めて今節は欠場。また、ドゥドゥ選手も今節は途中出場となった。スターティングメンバーは、GK河田選手、3バックは右から土屋選手、山本選手、津田選手、新井選手と黒木選手のダブルボランチに右WBに松橋選手、左WBは橋爪選手。稲垣選手と田中選手のツーシャドーにワントップはダヴィ選手が入った。
鳥栖は金民友選手の突破力とサイドからの高い精度のクロスが持ち味。中央にはエースストライカーの豊田選手が控え、セカンドボールを中盤の選手も含めて積極的に拾って攻撃につなげてくる。また、フィッカデンティ監督の戦術もチームに浸透し、組織的な守備で相手の攻撃をいなし、攻守において隙がないチームだ。
甲府はシーズン当初から続けてきた5-4-1でまずは守備を安定させて試合を進める。今シーズンはサイドからのクロスで失点するシーンが多いが、津田選手は「上げさせないことも大事だが、相手を見ながら連携をとって対応したい」と話す。甲府としては16位名古屋と15位新潟よりも勝ち点1がある分、優位に立っているという意識を持ちながら平常心で守備を展開したい。
攻撃面ではエース・ドゥドゥ選手を切り札にゴールに迫りたい。膝の状態は湘南戦以降改善傾向にあり、ドゥドゥ選手も「いい状態」とコンディションは上々。甲府では始めてのベンチスタートとなるが、「疲弊した選手を相手にするのは有利。ベンチから相手を観察してゴールに迫り、得点を決めて残留を果たしたい」と気合を入れる。
最終戦を前に、500人を超えるサポーターが選手バスを待ち構え、選手達に熱い声援を送った。「サポーターの皆さんは僕たちを支えて、前を向けるように声援を送ってくれた。今節はそのいつも変わらない応援に対して、僕たちがしっかり答える番だと思います」。山本選手は試合前にこう語ったが、サポーターの声援は苦しい状況で戦う選手達を後押ししている。J1残留の歓喜をホーム・山梨中銀スタジアムで分かち合いたい。
鳥栖は前半6分、右CKを獲得するとショートコーナーから金民友選手がファーサイドにクロスを供給。このボールに谷口選手が頭で合わせるも、GK河田選手がファインセーブ。逆に甲府は前半8分にペナルティエリア右手前でFKを獲得すると、山本選手が直接ゴール左を狙うもGKにセーブされてしまう。
甲府は前半9分にも左CKを獲得すると、ショートコーナーから橋爪選手が低い弾道のクロスをファーサイドに供給。このボールにダヴィ選手が待ち構えてシュートを試みるも足に当たらない。鳥栖は前半22分にキムミンヒョク選手が右サイドのゴールライン付近から低い弾道のクロスを上げる。これに豊田選手が合わせて右足を振りぬくも、ボールはバーの上に大きく外れてしまう。
前半37分には鳥栖に決定機。右サイドでボールを持った鎌田選手がドリブルで中に切れ込むとそのままシュートを放つ。このボールを豊田選手が右足で触るとボールはゴールに流れ込む。しかし、このシーンは豊田選手にオフサイドの判定。甲府は難を逃れる。後半45分には新井選手のサイドチェンジから右サイドの松橋選手がDFを振り切って中央にクロスを供給。このボールに反応した田中選手が飛び込むも、シュートには至らない。鳥栖の攻撃をベテラン3選手が中心となり気迫のディフェンスで防ぎ、勝負は後半戦へ…。
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試合終了後 監督記者会見
34試合が終わりました。新潟さんが勝点30で残留されたことになります。これでJ1の残留最低勝ち点が勝点30になったわけですけれども、試合の内容だったりその他諸々のことを総合的に勘案すると、サッカー人としては我々が残留に値するかは正直に言って考えることはあります。しかしながら、ヴァンフォーレ甲府の役員でもあり、山梨の利益者代表としては、なりふり構わずですけれどもこのJ1に残留できたことは、単純に嬉しく、最後の最後、サッカーの神様からのプレゼントだったと思います。
振り返ってみますと、最後のリーグ戦10試合は安定した戦いをしようとしましたが、前半の5試合はまあまあできましたが、最後の5試合は結果をみれば1勝4敗でした。2011年にJ1で途中から監督をさせて頂きましたが、残り5試合までで勝点30まで積みましたが、最後の5試合は1勝4敗でした。本当にこの5試合は特に前節の湘南と今日の試合は、失点の内容も含めて、チーム全体に攻撃も守備もエネルギーが無かったと思います。これは私自身の指導力不足であったり、チームとしての戦力の限界というところもちょっと見えたのかなと思います。その中でも、繰り返しになりますが、残留できたのはサポーターの皆さんをはじめ、多くの方々のご協力があったからだと思います。
(最終戦セレモニーで)先ほども申し上げましたが、おそらく来シーズンは監督を退任して後の指導者に委ねるわけですが、もう少しチーム全体でイニシアチブを取れるチームにしたいなと思っています。明日、明後日はオフで6日にファン感がありますが、私自身は夜までは少しこの喜びに浸りたいと思いますが、明日からは選手への提示、また来年の編成が待ったなしで1月の上旬まで入ってきます。この状況から来年どういうところまで持っていけるか、私の真価がもう一度問われることになりますので、明日から心と頭の思考回路を切り替えてまた前に進んでいきたいと思います。
メディアの皆さんには、1年間色々なことを是々非々でお叱りを受けたり苦しいご質問を頂いたりしました。特にヴァンフォーレ甲府担当の記者の皆さんには、私はどちらかというとネガティブな事ばっかり言うので、ポジティブな意見で私を誘導してくれるようにしてくれました。今回、ヴァンフォーレ甲府が残留できたことはもちろん試合設営をしてくれた山梨県サッカー協会の皆さん、サポーティングスタッフの皆さん、多くの方々の力によりますが、メディアの皆さんもある意味、客観視できるような、正しい意見交換をさせて頂くことができました。私としても改めて感謝申し上げます。