GAME
試合結果
選手交代
46分
畑尾 大翔→ 津田 琢磨
|
77分
ペドロ ジュニオール→ 石津 大介
|
54分
新里 亮→ 吉野 峻光
|
81分
小林 成豪→ 松村 亮
|
68分
ビリー セレスキー→ 福田 健介
|
85分
相馬 崇人→ 田中 雄大
|
警告・退場
35分
新里 亮 |
57分
田中 英雄 |
86分
津田 琢磨 |
90分+2
渡邉 千真 |
スターティングメンバー
GK 1
河田 晃兵 |
GK 18
キム スンギュ |
DF 41
土屋 征夫 |
DF 6
高橋 峻希 |
DF 3
畑尾 大翔 |
DF 4
北本 久仁衛 |
DF 5
新里 亮 |
DF 39
伊野波 雅彦 |
MF 28
橋爪 勇樹 |
DF 3
相馬 崇人 |
MF 27
ビリー セレスキー |
MF 17
田中 英雄 |
MF 20
黒木 聖仁 |
MF 14
藤田 直之 |
MF 16
松橋 優 |
MF 15
小林 成豪 |
FW 23
稲垣 祥 |
MF 19
渡邉 千真 |
FW 14
田中 佑昌 |
FW 7
ペドロ ジュニオール |
FW 11
チュカ |
FW 11
レアンドロ |
サブメンバー
GK 31
岡西 宏祐 |
GK 30
徳重 健太 |
DF 17
津田 琢磨 |
DF 2
田中 雄大 |
MF 2
福田 健介 |
DF 8
高橋 祥平 |
MF 7
石原 克哉 |
DF 25
東 隼也 |
FW 15
吉野 峻光 |
MF 20
増山 朝陽 |
FW 25
森 晃太 |
MF 27
松村 亮 |
FW 26
熊谷 駿 |
FW 9
石津 大介 |
監督
佐久間 悟 | ネルシーニョ |
試合総評
明治安田生命J1 2ndステージ 第1節 『 甲府 0-3 神戸 』
『 ミスが絡んで前半だけで3失点。後半戦の軸となる「堅守」の再構築道半ば。 』
ラインを高めて積極的にボールを奪いに行く守備を展開するも、逆にディフェンスラインの裏を狙われ前半だけで3失点。攻撃もシュート5本に留まり、クリスティアーノ選手の穴を埋めきれず、2ndステージ初戦は苦しい船出となった。
2ndステージ開幕戦。1stステージ初戦で勝利を収めた神戸をホームに迎える。
1stステージ最終戦・広島戦ではゲーム序盤の前半16分に失点。ビハインドの甲府は後半開始直後は前線からアグレッシブにプレスをかけ、優位に攻撃を仕掛けるシーンもあったが広島のゴールをこじ開けることはできず、逆に2点の追加点を許し万事休す。勝点15で前半戦を折り返すこととなった。
2ndステージ初戦のスターティングメンバ―は、GK河田選手、3バックは右から土屋選手、畑尾選手、新里選手、黒木選手とビリー セレスキー選手のダブルボランチに、右WBは橋爪選手、左WBは松橋選手。稲垣選手、田中選手のツーシャドーにワントップはチュカ選手が入っている。
神戸は前線にレアンドロ選手、ペドロ ジュニオール選手、渡邉千真選手ら攻撃力の高いアタッカーを揃え、前線から激しいプレスを仕掛けてボールを奪い、攻撃に繋げてくる。一方で守備面ではSBが高い位置を取るため、CBの2人とSBの距離が広がり、2CBが広大なスペースを守る傾向がある。甲府としてはサイド攻撃やロングボールでスペースに流し込み、ゴールに迫りたいところ。
甲府は1stステージ昨シーズンよりも6得点多い18得点を挙げた一方、失点数はリーグワーストの31。先制しながら同点に追いつかれる展開も多く、3勝6分け8敗の17位と降格圏に沈んでいる。けが人が多く、さらにチームの中核を担ったクリスティアーノ選手が移籍する中、守備の立て直しが急務となっている。
1stステージの守備について、畑尾選手「相手の攻撃に対して受動的になって、自分達から能動的にボールを奪いに行くというシーンが試合の中でほとんどない」と振り返る。福岡戦以降、DF陣は低い位置でブロックを形成して失点のリスクを減らそうとした。しかし、「リスクを負わないようにすることが逆にリスク」と新里選手が話すように、引いて攻撃を受ける回数が増える分、失点のリスクは高まってしまった。佐久間監督は今週のトレーニングでラインを高め、ボールにチャレンジすることを求めた。チームの「奪い所」でボールを奪いきることができれば、守備のリスクを減らすことにもつながるはずだ。
今シーズンはクリスティアーノ選手を攻撃の核とし「守備を免除」していた分、クリスティアーノ選手の背後を狙われて失点を重ねた。クリスティアーノ選手の移籍で攻撃の迫力が減るデメリットはあるが、逆に守備面ではメリットもあるはず。アグレッシブに「ボールを取る作業」をしながら、球際の激しさを持って相手にプレッシャーを与え、攻撃にもいいリズムを作りたい。
立ち上がりの前半7分、甲府の左サイド深い位置に稲垣選手がドリブルで持ち上がり中央へ折り返したグラウンダーのボール。これを神戸DFに奪われると、藤田選手が大きく前線に蹴りだす。このボールをレアンドロ選手が甲府DFの裏で受け、ドリブルで持ち上がりシュートを放つと、ボールはゴールに流れ込んだ。わずか7分でカウンターから1点を失ってしまう。
なおも前半10分、北本選手からのリターンパスを受けたGKキム スンギュ選手が前線にロングボールを供給。このボールをペドロ ジュニオール選手が甲府DFの裏で受けてドリブルで持ち上がる。新里選手と畑尾選手がチェックに行くも、振り切られてフリーのレアンドロ選手にパスが通ると、ここも落ち着いてゴールに流し込まれてしまう。攻撃の核を失った甲府に重い2点目がのしかかる。
甲府は前半18分、ビリー セレスキー選手のスルーパスに田中選手が反応し、裏に走りこんでシュートを放つも、ボールはGKにキャッチされてしまう。さらに前半23分にはFKから橋爪選手のクロスに畑尾選手が頭であわせてシュートを放つも、枠を捉えることはできない。
すると前半24分、藤田選手のグラウンダーの縦パスをレアンドロ選手が足元で捌いて渡邉選手にパスを供給。渡邉選手がDFをかわしてシュートを放つと、ボールはネットを揺らす。甲府は前半のうちに3点のビハインドを追う展開となる。
なんとか得点の欲しい甲府は前半44分、ペナルティエリア右手前でFKを獲得すると、橋爪選手のクロスに土屋選手が頭で飛び込むが、ここは神戸DFにクリアされてしまう。しかし、このセカンドボールを田中選手が拾い、GKの位置を確認してループシュートを狙うも、北本選手がゴールからかき出し、得点には至らない。
※この続きは、VFK公式モバイルサイトの各試合『試合総評』メニュー(有料)をご覧ください。
ご加入方法はこちらです。
試合終了後 監督記者会見
2ndステージが始まりました。1stステージは順位はともかく勝点は我々の予想を下回っていましたので、2ndステージは1勝1敗のペースでいかなくてはいけないという状況ではありました。そういう中で、スタジアムに足を運んでくださった皆さんに、勝つどころかお粗末な残念な試合結果、内容にしてしまったことに指揮官として大きく反省し、また、大変申し訳なく思っております。
ただ選手は対神戸の分析をしてトレーニングをしっかりとしてくれました。前半、いつもより積極的にプレッシャーをかけました。ただ、プレッシャーをかけるリスクとして(相手の)ロングボールがありますので、そのボールを予測する。または数的有利な状態をつくることで対応しようとしました。しかし、ほぼ3失点とも前にあげるリスクをものの見事に決められてしまいました。私自身のやり方も(問題が)あったかと思いました。
後半は(既に)0-3でしたから、別にミスした選手を代えた訳ではなく、少し精神的に不安定な状況であったと思い代えました。また、新里選手もカードを1枚貰っていましたので、その後ファウルして退場になって、ホームで4-0、5-0になることは許されないので代えました。バックラインに津田選手を入れてスピードに対応できるようにして、尚且つ、攻撃では田中佑昌選手にプレスさせ、前半途中から2トップにしてもう少し分かりやすくというか、少しプレッシャーかけやすくしました。後半もそのままにして、途中から吉野選手を入れて、またビリー選手が疲弊していたので福田選手を入れました。応援に来て頂いた皆さんに対して不甲斐ないままでは終われないので、何が何でも1点取ろうとしましたが、中々うまくいきませんでした。
ただ、ネガティブなことだけではなくて、土屋選手が久しぶりに戻ってきて存在感を見せて、1対1の局面で止めてくれていましたし、恐らく来週には新井選手が(練習に)戻ってきてくれる状況だと思います。ああいう選手が一人でも二人でも戻ってきてくれて、組織で守ることは凄く大切ですけれども、1対1のところでも簡単に負けない布陣をつくることが私の仕事になると思いますので、下を向くことなく次の試合に向けて頑張って行きたいと思います。