試合結果

4.30 (土) 18:33

2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第9節

AWAY デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟

試合終了

2-2

ヴァンフォーレ甲府

18分 田中 達也
75分 OWN GOAL
1 前半 1 14分 田中 佑昌
60分 クリスティアーノ
1 後半 1
アルビレックス新潟 ヴァンフォーレ甲府

選手交代

70分
田中 達也→ 野津田 岳人
79分
チュカ→ 森 晃太
80分
ラファエル シルバ→ 端山 豪
83分
津田 琢磨→ 畑尾 大翔
90分
指宿 洋史→ 伊藤 優汰

警告・退場

29分

イエローカード レオ シルバ

35分

イエローカード 山本 英臣

47分

イエローカード 指宿 洋史

86分

イエローカード 河本 明人

59分

イエローカード 舞行龍 ジェームズ

アルビレックス新潟 ヴァンフォーレ甲府

スターティングメンバー

GK 22

川浪 吾郎

GK 1

河田 晃兵

DF 23

酒井 宣福 イエローカード

DF 8

新井 涼平

DF 4

舞行龍 ジェームズ

DF 4

山本 英臣

DF 2

大野 和成

DF 17

津田 琢磨

DF 7

コルテース イエローカード

MF 16

松橋 優 イエローカード

MF 25

小泉 慶

MF 20

黒木 聖仁 イエローカード

MF 10

ラファエル シルバ イエローカード

MF 23

稲垣 祥 イエローカード イエローカード

MF 13

加藤 大

MF 14

田中 佑昌

MF 8

レオ シルバ

FW 13

河本 明人

MF 14

田中 達也

FW 11

チュカ

FW 11

指宿 洋史

FW 10

クリスティアーノ イエローカード

サブメンバー

GK 21

守田 達弥 イエローカード

GK 31

岡西 宏祐

DF 3

増田 繁人

DF 3

畑尾 大翔

MF 6

小林 裕紀

DF 5

新里 亮

MF 17

伊藤 優汰

DF 29

渡邉 将基

MF 26

端山 豪

MF 2

福田 健介

MF 37

野津田 岳人

FW 25

森 晃太

FW 16

平松 宗

FW 26

熊谷 駿

監督

吉田 達磨 佐久間 悟

スタッツ

アルビレックス新潟 ヴァンフォーレ甲府
5 シュート 5
5 GK 9
4 CK 2
18 直接FK 14
1 間接FK 3
1 オフサイド 3
0 PK 0

試合総評

明治安田生命J1 1stステージ 第9節 『 新潟 2-2 甲府 』


『 セットプレーから2得点も不運もありドロー。ライバル新潟と勝点1を分け合う。 』

 セットプレーをものにして2得点を挙げるも、不運なオウンゴールもあり同点に追いつかれる。森選手を投入するも、決定機は作れず新潟とドロー。連戦初戦で得た課題をチームに落とし込み、次こそ勝利へ向かう。

◆ ◇ ◆

 J1 1st第9節。1stステージ折り返しとなる今節は甲府と勝点差2で14位につける新潟だ。

 前節は城福浩監督率いるFC東京と対戦。前半15分にショートコーナーからパス回しで相手を翻弄し、河本選手のクロスに稲垣選手が右足で合わせて先制。しかし、後半18分に相手の左サイドの深い位置でFKを与えると、平山選手のヘッドで1点を失う。佐久間監督はチュカ選手を投入しゴールを目指すも得点は奪えず、結局1-1の引き分けに終わった。

 怪我人が後を絶たない甲府だが、今節も吉野選手とビリー セレスキー選手が相次いで怪我で離脱。スターティングメンバ―はGK河田選手、3バックは右から新井選手、山本選手、津田選手、ダブルボランチには黒木選手、稲垣選手、右WBは松橋選手、左WBは田中選手。河本選手、クリスティアーノ選手のツーシャドーに、ワントップはチュカ選手が入っている。

 新潟は4-1-4-1のスターティングポジションで、ポゼッションを志向したサッカーを展開する。今季すでに5得点を挙げているラファエル シルバ選手へボランチのレオ シルバ選手が巧みに配球し、カウンターからゴールを奪ってくる。また、怪我で戦列を離れていた指宿選手がチームに合流していて、指宿選手の長身から繰り出すヘディングシュートにも注意が必要となる。

 現在勝点9で13位につける甲府にとって新潟戦は上位を目指す上で絶対に落とすことのできない試合。今シーズン、リーグ戦は2勝3分け2敗で勝点9を得ているが、昨年は第9節終了時に勝点6だったことを鑑みてみてもまだまだ安心はできない。佐久間監督も勝点を得るためには「勝たないと厳しい」とし、残留争いを戦うチーム相手に勝利することの重要性を説いている。

 甲府はリーグ戦直近の3試合でカウンター、セットプレーで5得点を挙げていて、攻撃陣が一定の成果を出している。その一方で、開幕戦の神戸戦以降試合を無失点で終えられていない。勝利のためには失点を減らすことが最優先事項。自陣での不用意なファウルを抑え、強固なブロックで新潟の攻撃をはね返したい。

◆ ◇ ◆

 序盤はポゼッションを高める新潟相手に耐える展開。前半6分、ペナルティエリア内の指宿選手が味方からの浮き球のパスを収めてシュートを狙うが、ここは甲府DFが対応しシュートは打たせない。前半8分には、小泉選手が遠目からミドルシュートを放つも、甲府DFが弾き返す。

 甲府は前半14分、ペナルティエリア右手前でFKを獲得。このチャンスにクリスティアーノ選手が低い弾道で直接ゴールを狙うもGKがボールを弾く。しかし、このセカンドボールに田中佑昌選手が反応し、左足で押し込み先制!!前節FC東京戦と同じく、前半の早い時間帯で先制に成功する。

 しかし、わずか4分後の前半18分、新潟に自陣でFKを与えてしまう。加藤選手がファーサイドにクロスを供給すると、一度は山本選手が体で弾き返すも、詰めていた田中達也選手に押し込まれ、同点。注意していたセットプレーから失点してしまう。

 甲府はトップのチュカ選手にロングボールを送り、前線に走らせるもなかなか決定機は作れない。前半37分にはチュカ選手からのヒールでのマイナスのパスを受けた黒木選手がエリア内にスルーパスを送り、これにクリスティアーノ選手が反応するも、シュートを打つことはできない。両チームとも攻めきれず、同点で前半を終える…


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試合終了後 監督記者会見

ヴァンフォーレ甲府:佐久間悟監督

 「遠く新潟まで来てくださった甲府のファン・サポーターの皆さんと、サタデーナイトマッチという素晴らしい雰囲気を作ってくれた両チームのファン・サポーターに感謝します。我々はリーグ戦においては開幕戦しか無失点試合をすることができておらず、得点力がないチームが得点を奪われると勝点を重ねられない。今日は得点を与えない、無失点、ゼロで行く、それが勝点3に繋がるゲームと考えて臨んだ。

 しかし、2度のリードして、逃げ切れなかった。私自身を含めてベンチワークに(理由の一端が)あるのかなぁとも思う。ケガ人が多くどこかで新しいエネルギーをと考えていたが、それができずに最終的にはオウンゴールだった。吉田監督は諦めずに我々のバイタルを攻め続けたことで同点になった。昨日のJ1の試合を見れば勝点3を取れなければ(順位が)沈んでいく。勝点3を取りたかった。2度リードして逃げ切れる状況を作ったのに勝点3につなげることができずに悔しい。

 稲垣選手は久しぶりにボランチをやり、ボールの落ち着きどころを作るのに苦労したが90分間やってくれた選手に感謝したい。新井選手が膝を痛めたのでこれからの2連戦をどう戦うのか考えながら甲府に帰ることになる。こういう状況でもみんなで前を向いて乗り越えるのが甲府らしい戦い方。次は勝ち点3を取れるように全力を尽くします。」

質疑応答

後半1点を勝ち越してから交代のカードですが、チュカ選手の前からの牽制が減って持たれてしまってからの失点に見えたが、この点については?

 「チュカ選手の持久性が落ちてきたとコーチと話していたが、新潟が前の選手を入れてカードを切ってきたので(チュカ選手を残して)もう1点を取って3-1にできる可能性があった。早すぎる交代は守備の意識付けが強くなるので、それよりはチュカ選手を攻撃の起点としてクリスティアーノ選手、河本明人選手がスペースに飛び出せるようにしたほうがいいと考えた。もともと70分くらい使う予定だったので3点目が取れればいいと思ってチュカ選手を引っ張った。

 (再び)同点になってクリスティアーノ選手を真ん中に置き、森晃太選手をサイドに置くか悩んだが、森選手を(真ん中に)入れて相手のボランチをケアさせたかった。しかし、クリスティアーノ選手にボールが入らなくなった印象を持ったので、森選手を左にして彼の推進力を活かし、クリスティアーノ選手が前で一振りと考えた。」


以 上

試合データ

試合開始日時 2016年04月30日(土) 18:33
試合会場 デンカビッグスワンスタジアム
主審 松尾一
副審 西尾英朗
副審 植田文平
第4の審判員 熊谷幸剛
入場者数 17,607人
天候 曇、無風
ピッチ状態 全面良芝:水含み
気温/湿度 15.4℃/63.0%